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彗星はいつも一人 (VHS) [自宅劇評]

演劇集団キャラメルボックス2003クリスマスツアー 『彗星はいつも一人』
(GREENチーム東京千秋楽版・2003.12.24 19:00)
作・演出/成井豊
2003.11.06-11.17 新神戸オリエンタル劇場
2003.11.22-12.25 サンシャイン劇場

1995年に上演された『レインディアエクスプレス』のリニューアル版。下関に住むシズエのもとに届いた、上京した友人・ヒカリの手紙。ヒカリの周囲で起きる様々な出来事、そしてそこに現れた謎の男・北条。自称小学校の同級生という彼を思い出せないヒカリからの手紙を、シズエは親しくしているヒカリの祖母・ナオに読み聞かせる。そのナオの様子が、北条の名が出たところで変わった。ナオは北条という男を知っているらしい。しかしそれは、50年近くも昔の話。けれどヒカリの手紙を最後まで読み終わったシズエにナオは、今から東京に行こう、と云い始める。北条に、再び会うために――
『レインディア・エクスプレス』を観ているのでつい比べてしまうのは止むを得ないか。北条(西川浩幸)とナオ(坂口理恵)のキャスティングが昔のままでよかった、と思う。ナオの周囲と北条ら三人の設定は一緒だが、東京組のストーリーは全く違う。どっちが好きかというと…レインディアかなあ。レインディアは生で観ているので思い入れが強い自覚はあるのですが。彗星でもやっぱり北条さんとナオさんのシーンは泣けるのですが、これは前回と変わってない部分だし。にしても、西川さんは相変わらずうまいなあ。前半の謎な男で飄々とかわしきっている北条が、決めるところはしっかり決めていて、泣かされるのでした。
一回、レインディアの記憶をなくさないと、彗星を純粋に楽しめない気がしてきました。単に再演(単にと云っても大抵ちょっとは設定変わるんですが)ではなく、微妙にストーリーが変わっているだけに、つい比べて違和感を覚えてしまいます。一番大きいのはなんだろう。やっぱり東京サイドで起きた事件が違ったことかなあ。あと、小さい部分ですが、坂口さんが演ったナオの旦那さんが結構気に入ってたので、ちゃんとキャスティングされていたのが変な感じでした。
ちなみに、タイトルは今回の方が分かりやすかったと思いますが。というか、キャラメルボックスぽいタイトルですね、『彗星はいつも一人』。『レインディア・エクスプレス』のレインディアは「となかい」なので、クリスマスらしいと思うんですが、一見して意味が分からないのはキャラメルの芝居としては珍しいかも。

役名◆キャストGREEN・RED/
北条雷太◆西川浩幸
ヒカリ◆小川江利子
ナオ◆坂口理恵
しずえ◆岡内美喜子
丹羽◆細見大輔
佐々木◆岡田達也
恭子◆温井摩耶・大木初枝
大地◆畑中智行
菫◆實川貴美子
柳生先輩◆篠田剛
陣八◆佐東広之・三浦剛
騎一郎◆筒井俊作・石原善暢


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