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移動しました [雑記(徒然なるままに)]

諸々の理由により、
ブログを移動しました。
こちらもこのまま放っておきますが、
新たな書き込みはしなくなる予定です。
しばらくはコメント等をチェックいたします。
よろしくお願いいたします。

こちらが新しいブログとなりますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
http://d.hatena.ne.jp/kimuco/


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最近のことども [雑記(徒然なるままに)]

最近の研究状況
来月の発表、これは論文に使う予定の一次史料についての20分ぐらいの短いもの、の準備のために一次史料を精読(しているつもり)中。ありがたいことに英訳あり。しかし、これらも論文の本題ではなく、基礎固めのものなので、あまり力が入らず。しかもヘタするとここにはまってしまう危険あり。はまると答えのでない司牧活動範囲、という問題に突入してしまう。避けたい、避けたい。
今のところはカノン法をちらほら読んでいるところ。これ↓の一部。

The Irish Penitentials (Scriptores Latini Hiberniae)

The Irish Penitentials (Scriptores Latini Hiberniae)

最近の困ったこと
1,家から切り干し大根を送ってもらったのに、干し椎茸を切らしていて作れないこと。さらには、干し椎茸を買いに街に出るヒマがあまりないこと&面倒くさいこと。今週は行く、とがんばって決めてみる。でもたぶん週末。街は大混雑。
2,インスタント麺(カップ麺ではない)をちょっとだけアレンジして、味噌ラーメンを作ったらはまったこと。塩分のとりすぎだ! でもおいしい。そして味噌がそろそろ切れそう。やはり街に出ないと。
3,独りで資料を読んでる時、変なテンションになってめちゃめちゃ独り言をしゃべっていること。
 <実例>「お、でた、このmonachusはmanachっぽい!」→注が付いているので読む→「お、とりあえず読んでみるかこの本、と調べるか」→図書館のカタログをサーチ→自分の大学の図書館にない→提携の大学の図書館を調べる→「ダブリン市内にないじゃん! あ、メヌースにある! ちょっと見たいだけなのにメヌースに?! 一日仕事じゃーん! あ、バス代が高いからあれを買おう(5日間文の割安カード)、あーめんどい。ちょっと見たいだけなのに」→しばらく読む。「あー、もーやめよー」
1時間ぐらい前に繰り広げた場面を公開してみました。

最近の妄想
1,3月の3週間休みに旅行に行く自分を想像。できれば国外脱出したい。というわけでなんとなくマン島にいる自分を妄想。実はよく知らないので『マスター・キートン』に出てきた「ホワイト・ゴッデス」の話の遺跡にいる自分を想像してみる。この時点では経費のことはもちろん頭にない。
さらに、ブルターニュについても考えてみる。ブルターニュ研究者のH先生が絶賛する魚介類と、そば粉クレープを食べてみたい気もするが、フランスは言葉が大変であることを年末の短期パリ滞在で身にしみたので、軽く諦める。
2,小腹が空くと「歌舞伎揚げ」を食べていた半年前までの自分を妄想し、「日本という国家は嫌いだが、国土は好きだー」と訳の分からないことを独りつぶやく。
3,今読んでる本をぶん投げて、この前買った「ラビリンス」という本を読み出す自分を妄想。大変な読書家になった気分になる。
4,さらに、SF読みたいシーズンに突入したので、アシモフの新旧『ファウンデーション』シリーズを読み返す自分を妄想してみたりもする。特に、新の方は1回読んだきりなので、今なら読みたい。

書いて自分を慰めてみた。このブログが、昨日書いたブログのように消えたら、たぶん明日は勉強しなくなるぞ。


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ウィキペディア・「ケルト系キリスト教」を考える [学問]

ウィキペディアがどれくらい信用ならないか、「ケルト」を検索してみた。すっげー概略的話すぎて、突っ込むことすらできなかった。で、そのリンク先にあった「ケルト教会」。私の専門の時代じゃないか! と意気揚々と飛んでみると・・・。

>中世ケルト教会の特徴

>正統カトリックが世俗社会の教化のために司教制度を重視するのに対し、中世ケルト教会は司教よりも修道院が教化に当ることを選好した。教義面でもイースターの日の数え方が違うなど、カトリックとは若干の差異があった。またケルト教会はケルト石造十字架をシンボルとして用いた。これは円形を刻印された十字架である。

まあ、百歩譲ってそれほど間違っているとは言えなくもないがなー、(いや、アイルランドにだって司教制度はあったし、教化は司教ががんばった、っていうのが最近の通説なのよ、というのは置いておいてだ)

1、修道院が教化にあたった(これも全くなかったわけではないし、かなり「司祭にして修道士」とか、「助祭にして修道士」とか、はたまた「司教にして修道士」とかがいたわけだから、修道院が教化、というのを強調しすぎると危険ではあるが。)
2,イースターの日の数え方が「教義的に」違う(これは教義的な問題なのかどうか、実はイースター問題についてはあまり触れたくなかったので、よく分からないのだが。○○式は何十何年で一周するとか、それに対して○○○式は数百数十年で一周するとか、頭が痛くなる話が多かったので。)
3,「ケルト石造十字架」(これはハイ・クロスのことであろうが。)

なぜ数え挙げたかというと、これらの小さな差異だけで、「カトリックとは違う、ケルト教会」と言ってしまうのは乱暴ではないかと思ったからだ。だいたい、この時代(中世初期)どれぐらい「カトリック」が一枚岩であったか、はなはだ疑問。西ゴートのスペイン、メロヴィングのフランク、その後の西ローマ帝国、北イタリアのロンバルド地域、トスカーナの諸都市、イスラム影響下のシチリア、布教が進みつつあるサクソン、それぞれそれなりの地域差があったと考える方が普通じゃないのか? その地域差をとって「西ゴート系キリスト教会」とか言ったりしないじゃないか、と。
だいたい司教が中心となって布教、と言っても、それはかつてのローマ都市とその近辺だけじゃないの? (これは古い時代のことを考えすぎか?)

それで考える。なぜ「ケルト教会」というものだけが名前をわざわざ挙げられるのか、と。やっぱり19世紀の「アイルランド独立運動」=「イングランドとは違う我らが民族『ケルト』!」という、政治の影響を受けたのかと考えられる。そろそろそういう「中世ケルトアイルランド」を脱却すべきだと思うのだが。布教すべきか、「ケルト」愛好家は学問をやっているわけではないから、温かく見守るべきか。

結論:「ケルト」関連で言えば、ウィキペディアは激しく間違っているとは言えなくもないが、研究者の卵の卵にとっては現状では満足できない。ま、元々これを論文の史料に使うつもりは端からないので(というか使えないだろう、普通)、こんなもんか。


現実逃避・第2弾 [買ってしまった本]

どこにいても、本屋に行って「いったいいつ読むつもりなのか」と自問するほど本を買ってしまう、という悪癖は治らず。たぶんハヤカワのトラウマ

A Storm of Swords (Song of Ice & Fire)

A Storm of Swords (Song of Ice & Fire)

これまで読んできた本の続き。これの前の本はまだ読み終わってないが、しばらく街に出る暇がないだろうと思って。本来、この本を買うためだけに本屋に行ったのだが。ちなみに、二つ前のブログで「責任もって続編の翻訳を出して欲しい」と願った本である。

The Summer Tree (Fionavar Tapestry S.)

The Summer Tree (Fionavar Tapestry S.)

  • 作者: Guy Gavriel Kay
  • 出版社/メーカー: Voyager
  • 発売日: 1992/06
  • メディア: ペーパーバック

やっぱり二つ前のブログで、続きがでない上に絶版になった本。しかも日本語で読んだものだが、実家に置いてきてるし、続きを読むつもりなら初めから読まないと思い出せないし、ということで買ってみた。

Labyrinth

Labyrinth

  • 作者: Kate Mosse
  • 出版社/メーカー: Orion (an Imprint of The Orion Publishing Group Ltd )
  • 発売日: 2006/01/11
  • メディア: ペーパーバック

衝動買いした。これまで「ダンテ・クラブ」、「フランチェスコの暗号」とダン・ブラウン系の本を衝動買いしていたが、それと同じ系列。ちなみに「ダンテ・クラブ」は英語が難しすぎて話がやっと動き出したところで挫折。「フランチェスコの暗号」は買ったあとで見たレビューでの評価が低く、未だ読む気にならず。
で、この本は、13世紀初頭のカルカッソンヌ(!)の17歳の少女が父からなにやら不思議な暗号で書かれた「真の聖杯」の秘密が書かれた本を受け取る。彼女はその秘密を守る運命にあった。・・・2005年7月に、アリス(たぶん主人公)がフランスのピレネー山系の謎の暗号が彫り込まれた洞窟で、人骨を発見、そして彼女の過去とともに秘密が明らかになっていく・・・、という内容、らしい。
今年のBritish Book Awardsで4位獲得、したようである。とりあえず謎の時代設定(13世紀)と、場所が思いっきりツボだったので、買ってしまった。字もハリーポッター並みにでかいし。どうやら作者はイギリス以外にカルカッソンヌにも家を持っているらしい。

いつか読めたらいいな・・・。そんなんばっかり。


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留学ほぼ半年経過 [雑記(徒然なるままに)]

8月の後半にアイルランドに来て、ほぼ半年経つわけだが、相も変わらずリスニングに難あり。スピーキングは言わずもがな。先生の英語はだいたい分かるが(これは最初から)、クラスの若者達の発言がよく分からない。アクセントが強いというか。早口というか。

それでもアイリッシュアクセント(訛りと表現してはいけない)は、響きには慣れてきた。聞き取りは困難だが。特に街中に出ると、ダブリンアクセントになるし。アイリッシュイングリッシュは(といっても地方差がかなり大きい)、女の子によく似合うアクセントだ、というのがこの半年での感想。ちょっとくぐもった母音の音、かなりきつめの子音の音、しかも最後の t が tsch のように聞こえる発声、わりとしっかり言う r の音、これらが相まって得も言われぬかわいい響きになる、と自分では感じている。

他の日本人にどう聞こえているかは知らないが。

というわけで、大学という若いお嬢さん達がいっぱいいる環境で、彼女たちが非常に早口に、いろいろお話ししているのをリスニングもかねてこっそり聞いている。しかし実はあんまりリスニングの練習にならず、「かわいい響きだ」と、響きに集中していることが多い。

母語は、残念ながら響きで捕らえることは普通たいてい困難である。日本語が響きとしてどう聞こえるのか、できたら体験したいことだとかねてより望んでいたが、絶対に無理なので、他の言語を母語とする人たちにどう聞こえるか、聞いてみたいもんである。

これが留学半年の感想か。アホだな、自分。


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恨 早川書房 [complaint]

出版業界が大変なのは知っております。でもでもでも。

たとえば映画化もされた「デューン」シリーズ、
第1部の『砂の惑星』(全4巻)、第2部(というか第1部とその次のつなぎ)『砂漠の救世主』(全1巻)、第3部『砂丘の子供達』(全3巻)までしかなくなっている。第4部『砂漠の神皇帝』、第5部『砂漠の異端者』、第6部『砂丘の大聖堂』が無くなっている。ここまで出版されていたことは記憶にある。そしてうかつなことに自分は第4部までしか読んでいないし、「いつか買おう」と思って買わずにいたら、廃刊になっていた。

さらにアイルランドの書店では「デューン」シリーズの続刊が山積みにされている。フランク・ハーバート著、ではないが、SFの名作(大作?)が、違う作者(あるいは共著という形)によって書き続けられることは時々ある。それがいいか悪いかはともかく。一度出版したのなら、できるだけ長く、作り続けて欲しい、それが言いたいのだ。しかもシリーズの途中まではいまだに売っている、という姿勢が分からない。ここまで読んで続きが読みたい人間には、原書で読めと?

もう一つ。
これはファンタジー。「フィオナバール・タペストリー」シリーズ。
第1部『夏の樹』(全2巻)。これ自体、すでに早川では扱っていない模様。まあ、これはおそらくこの第1部自身があまり売れなかったのだろうな、とは想像付くので、「デューン」よりは罪が軽いのかもしれないが、これは第1部といっても完結しておらず、主人公達の仲間の一人の女性を、助けに行くぞ、と出発した、というところで終わってしまっている。つまり、話の端緒が開いたばかり。ここでこれ以上辞められてしまうと。
これも続編が続々と。第2部『Wandering Fire』 、第3部『The Darkest Road』と。珍しい、ウェールズネタのファンタジーなのに。これも、第1部で気に入ったものは原書で読めと?

ちなみに、これもファンタジーだが、「氷と炎の歌」シリーズ。なぜかこれは文庫ではなく単行本、という冒険をしているのだが、ちゃんとシリーズを責任もって翻訳してくれるのだろうか?
第1部の原書が出版されたのが1996年、翻訳は2002年。第2部は1998年出版で、翻訳が2004年。第3部の第1冊目は2000年。だと今年中に翻訳がでてもおかしくないな。第2冊目は2001年。そして今年の秋に第4部が出版されたが、そこまで持つのか、出版社。心配だ。しかもこれも第何部、とは言っているが、話はとぎれてなくて、いいところで「つづく」、となるシリーズもの。

文庫で普通では手に入らなくなった佐藤史生の短編集を出版してくれる、すばらしい出版社でもあるのだが、シリーズものを途中で切ったり、一度全部出したのにあっという間に売るのを辞めたり、中途半端なことをしないでくれるとうれしい。普通の小説(SFとファンタジーだけど)すら、学術書のように「一期一会」で、今買わないともう会えない、という状況になったら、どれだけお金があったも足りない。

一部で(特に出版社と著者)問題となっている新古書店が、栄えてしまう原因もこう言うところにあるのかも。出版不況は分かるが、「不況だから」を印籠のように出されても、購買者には通じないよ。出版業界全体の問題として、何とかしてくれ。いわゆる「再販制度」とかさ。消費者にとっては不利なだけで、なんのありがたみもないものを維持し続けて、「不況ですから」と言われても。


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政治に影響される歴史 [学問]

気になった本。

黒いアテナ―古典文明のアフロ・アジア的ルーツ (2〔上〕)

黒いアテナ―古典文明のアフロ・アジア的ルーツ (2〔上〕)

黒いアテナ―古典文明のアフロ・アジア的ルーツ〈2〉考古学と文書にみる証拠〈下巻〉

黒いアテナ―古典文明のアフロ・アジア的ルーツ〈2〉考古学と文書にみる証拠〈下巻〉

  • 作者: マーティン バナール
  • 出版社/メーカー: 藤原書店
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本


ヨーロッパ人の持つ、自分たちのルーツ、つまり「ギリシャローマ以来の」という「歴史的アイデンティティ」を覆す内容、とある書評。

書評は以下より。
http://book.asahi.com/review/TKY200601310318.html

この書評に依れば、あのすばらしいギリシャ古典文化を担ったのは白人(アーリア人)でなければならない、そうに決まっている、という18世紀末以来の政治的イデオロギーの下での研究の結果に他ならない、それを批判的に再検討した全4巻本のうちの2巻目。

「中世初期アイルランドの特殊性」を強調した研究も、政治的イデオロギーの影響に依った過去の研究形態であった。このように歴史はいつでも政治的イデオロギーの影響を受け、少しずつ進んでいく。

この本の、言い方は悪いが「かなり思いきったカミングアウト」の姿勢を見ると、「歴史的事実」という実際は幻想に過ぎないものの有無、そしてそれの見方(自虐的か愛国的か)の善し悪しを云々しているに過ぎない教科書問題は、子供の戯言に見える。

だからといって、軽く無視していい問題では全くないのだが。

といっても、書評だけから得た印象なので、中味が実際どんなものだかは、読んでみないと分からないけどね。


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アイルランド古法に役立つ本 [学問]

アイルランド初期中世史をやっていると逃げられない、
古法(Early Irish Law)。
この訳し方は、
初期中世史研究者で(ホントはまだ卵)、
まさに古法を中心に研究を進められている某友人からパクリました。

A Guide to Early Irish Law (Early Irish Law S.)

A Guide to Early Irish Law (Early Irish Law S.)

一般書、ではないけれど、
身分についてや、
その身分でも、王、領主(また問題のある訳語だ)から女性、奴隷など、
また土地、動産などの財産関係、
犯罪から契約、保証物、証拠に関して、罰など、
およそ古法で扱われている事柄全般にわたって、
それぞれ細かく章立てされて説明されている。
全部通して読む、というよりも、
必要なところだけいつでもひいて、
頭の整理しながら研究できる、頼れる友達的な本。

昨年出たばかりの本を、と思ったら、アマゾンで出てこない。

Breatnach, Liam. A Companion to the Corpus Iuris Hibernici, Dublin Institute for Advanced Studies, 2005.
ISBN 1 85500 184 5

こちらの方が「友達的」な名前だが。
Corpus Iuris Hiberniciというのは、1978年にBinchyという研究者が出した大作で、
おおよそほぼすべてのアイルランド古法が原典そのままの形(diplomatic edition)で刊行された6巻本。
それらの法律に関して、
これまでの研究や特徴、何が書かれているかなど、
説明を付したのがこの本(と言っていいのか)。
これも通して読むようなほんではないので、ちゃんと読んでいないんだけど。
でもこの先、非常にお世話になるだろうと思われる本なので、
躊躇無く購入した。

問題は、CIH自身が、刊行されているので写本を見なくてもいいけれど、
刊行されているだけに過ぎない、というところか。
つまり、古アイルランド語(と中世アイルランド語)で書かれていて、
英語どころかノートもないところ。
そしてCompanionも、古アイルランド語がずらずらと示してあるが、
訳は付けておらず、古アイルランド語の知識がないとかなり厳しい、
というところ。

やっぱり現状は厳しい、という確認作業で終了してしまった・・・。


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修道士か教会領地民か [学問]

おそらく「教会領地民」という訳ではいろいろと問題が生じるであろうが、(さらに先達の訳語を無視している、という意味でも)なんとか日本語にせよ、と言われたら、今現在の自分の能力ではこれが限界。

中世史のテクニカルタームで、特にアイルランドに関する限り、ほとんどすべてのタームに定訳がない。これに関して、日本語訳とは、日本語訳を付けるべきか、あるいはカタカナのまま残して注を付けるか、そのあたりを考えざるを得ない状況になり、とりあえず日本語に訳してみる、ということをしてみた。

このブログで書かなければ、現在の状況(アイルランドに留学中)では日本語に訳す必要性はほとんどない。でも時々は少し考えておかないと、留学終了して帰国した時大変なことになると思う。

で、表題についてだが、古アイルランドでmanach(複数形 manaig)という単語がある。元はラテン語のmonachusから派生しているので、普通に考えれば修道士、英語で言うところのmonkになるわけだが、法律文書内に現れたmanachは、通常「church/monastery tenant/client」になる。

この時期(中世初期、6世紀ぐらいから12世紀ぐらいまで)のアイルランドの、組織としてのキリスト教会は、「教会」としても「修道院」としても表せない、もどかしさがまず英語の定訳にも表れている。さらに、tenantかclientというのも、実は日本語にし難い上に、どちらの語も使われている。現在では後者が主に使われているが。

tenant/clientというのは、「封」を「領主」から借りて、1年ごとにその上がりからいくらかを貢納する人たちのことをいうのだが、まず「封」が土地ではない。なので「領主」という言い方も適切ではない。借りるものは一部の例外を除いて家畜である。貢納するものは、それ故に「牛乳」とか、「チーズ」とか、「2歳の雄牛」とかそういうもの(さらに穀物やモルト(笑)も納めたりする)。

で、manachというのはそういう関係(正しくは「契約」、しかしそうじゃないという説を採っている人もいる・・・)を教会と結んだ人のことで、結婚してるし、子供もいるし、修道士ではないのだが、じゃあ法律文書ではなく、教会法や贖罪規定書に書かれていた場合(ラテン語なので間違いなくmonachusと書かれているだろうが)、どっちなのか、というのが問題になる。

以上のような問題をはらんでいるので、表題のような問題にぶち当たることもあるし、さらに「教会領地民」という訳語がいろいろ問題を孕んでいることもお分かりいただけよう。

一次史料の訳し方、使い方は、非常に難しいね。

http://d.hatena.ne.jp/chorolyn/20060202/1138814399

ここを見て、いろんな意味で考えさせられたし、違う意味でへこまされました。ありがとう、chorolyn氏。


現実逃避 [映画。漫画。]

突然今日になって現実を突きつけられ、
衝撃のあまりネットサーフィンで現実逃避したが、
それによってさらに自分が情けない気分が増大。
本日でしばらく現実逃避を封印する意味で、
最後に先月・今月出てしまった読みたい漫画達の続きをここに晒す。

緑の王VERDANT LORD 4 (4)

緑の王VERDANT LORD 4 (4)

プレビューを読んだところでは、かなり期待できなくなってしまったらしい。
「スノーボール・アース/全球凍結」など、かなりツボな展開だったのに。

最遊記外伝 2巻 (2)

最遊記外伝 2巻 (2)

  • 作者: 峰倉 かずや
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2005/12/28
  • メディア: コミック

腐女子ウケする漫画だと思っていたが、コミック売り上げベストテン、などに余裕でランキングされているとは知らなかった。

やじきた学園道中記 28 (28)

やじきた学園道中記 28 (28)

  • 作者: 市東 亮子
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2006/01/16
  • メディア: コミック

留学始めてすでに2巻目。早いね。それ以上いうことなしだな、とりあえず連載再開以降は。

もっけ(勿怪) 5 (5)

もっけ(勿怪) 5 (5)

  • 作者: 熊倉 隆敏
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/01/23
  • メディア: コミック

ほのぼの妖怪もの。わりとありそうな舞台設定でよい。

最遊記RELOAD 6 (6)

最遊記RELOAD 6 (6)

  • 作者: 峰倉 かずや
  • 出版社/メーカー: 一賽舎
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: コミック

上記の外伝の、本編。なんとなく「カミングアウト」しちゃった自分を晒している気分。

明日から、一次史料の読み込みに入りたいと思います。


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