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こころとカラダって‥ [日々の日記 2]

カラダのきもち

カラダのきもち

田口ランディとの対談本、『からだのひみつ』という本の中で寺門さんを知り、
そのコメントがおもしろかったので、
彼の著作の中で一番タイトルがしっくりくるものをチョイスした。
私の予想していた視点とちょっとずれていたところもあったけれど、
自分の実体験と重ねて、興味深い章があったので引用。
 
これは日本の少女の環境においてとてもよくある現象です。母親がとても女性性が強くて「一つ屋根の下の女を同居させない」という、子宮感覚からくる生理的な女の覇権争いを娘に仕掛けているのです。この戦いに勝てない少女(母親に対して本気で争えない)は、女になる事を無意識に放棄してしまうことによって、カラダの生理がフリーズしてしまうのです。
 
えー、ほんと~?と思いながらも、どこかで納得。
私も、中学3年生で1度初潮がきたきり何年も生理がこない、
というおなじ経験をしている。
高校時代は病院で処方された強い薬をわけもわからず飲まされ、
その副作用か、頭が痛い日とか、ダルイ日とかが非常に多かった。
(単なるダルイ高校生ではなかったのだと、そう思いたい‥)
 
薬をかえたせいもあるかもしれないけれど、
一人暮らしをするようになって、まるで何もなかったかのように、
健康的な生理が来るようになったのだ。
 
それときっと関連して、私は半年前に実家に帰ってから、
実家の台所ではほとんど料理をしていない。
自立してから何年間かのあいだ、
ヘタクソでも自分のくいぶちを自分で調理してきた人間にとって、
料理を全くしなくなる、というのは生命力を奪われるような危機感がある。
母親は、なんでもかんでも手取り足取り、「してあげたい」だけなのだけれど、
ありがたいその愛情によって逆に奪われるものも、おおきいと感じる。
しかしここでは素直従うのが、住まわしてもらっている私の義務だと思って、
今はされるがままにしている。
だって、私や妹や父の世話をしている母は、
とっても楽しそうで、とっても元気なのだ。
 
だから、そういうこともあって私は、
ここはもう、自分の居場所でないことを理解した。
「ここで生まれたワタシ」について、納得できる自分像を取り戻し、
愛と感謝の情が小さな芽を出したので、
今やるべき、やりたいことがはっきりとわかったのだ。
 
何かわかんないけどムシャクシャするとか、
何かわかんないけど居心地悪いとか、
何かわかんないけど感じる日々の色々のことは、
そういうわけで、非常に興味深い。

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それからこの本のこの言葉! [日々の日記 2]

みっともない人体

みっともない人体

  • 作者: バーナード・ルドフスキー
  • 出版社/メーカー: 鹿島出版会
  • 発売日: 1979/11
  • メディア: 単行本
衣服について論ずることは、
きわめて退屈なことだが、
実行することは充分におもしろい。

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この本がすごく良かった。 [日々の日記 2]

ちぐはぐな身体(からだ)―ファッションって何?

ちぐはぐな身体(からだ)―ファッションって何?

この本がすごく良かった。
先日の「サザエさん」に関する記事は実はこの本を読んで気づいたこと。
 
私がピンと来た文章を抜粋。
 
要するに衣服とは、「本当に隠すべきものは何もない」ということ、
秩序に最終的な根拠はないということ、そういう真に隠されるべきことを
隠蔽する装置だということだ。
 
衣服という覆いを剥がした無垢の身体、衣服を着る前の無修正の
オリジナルな身体などというものは、
ほんとうは一度も存在したためしはない。
 
衣服も刺青も、かつて《魂の衣》としてあった。
衣服と刺青は、視覚的なものとして外側からプリントされるのではなく、
むしろ僕らの存在も内側から外側へ向かってプリントされたものだった。
 
 
特に最後の文章は、私が日々、服に対して思っているギモンというか、
いらだちというかの、率直な答えである気がする。
 

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どんな服がつくりたいのか? [日々の日記 2]

どんな服がつくりたいのか。

どんな働き方がしたいのか。

どんな生き方がしたいのか。

先日、専門学校を何軒か見学してみたら、

自分の頭の中がまとまってないのに気づいた。

どんな働き方がしたいのかによって学校の選び方も変ってくるし、

もしかして、学校いかない方法もあるかもしれない。

なのでまずは、どんな服が作りたいのか、まとめてみようと思う。

自分の頭の中に漠然としたイメージはあるので、

それを書き出してみようと思い、今日は図書館で本をピックアップしてみた。

本はだいたいタイトルで選ぶ。

だから自分が選んだ本のタイトルを並べて見てみるだけでも、

自分が何を求めているのか、わかる気がする。

選んだ本は以下。

 

『カラダのきもち』 寺門琢己

建築に夢を見た』 安藤忠雄

『色の名前で読み解く日本史』 中江克己

『天使は清しき家に舞い降りる』 カレン・ローガン

『琉球布紀行』 澤地久枝

『からだのひみつ』田口ランディ、寺門琢己

『きもの草子』 田中優子

『たまゆらの道』 志村ふくみ

イサムノグチ 空間の研究』 アナ・マリア・トレース

『芹沢銈介作品集』


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2006-06-07 [日々の日記 2]

たべものだけでこんなもようができるなんて、想像力が広がるなぁ‥
と、ひと息つきながらおもう。


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「はずかしい」って? [日々の日記 2]

私は、女 という姿をしている。

けれど、女そのものではないし、

かといって、男でもない、ということに気づき、スッキリした。

私は、女という姿、はけっこう気に入っているが、

女そのもの、として扱われることに対して、

強い反抗心を憶えてきたのだ。

 

常識に過剰反応し、敵対心を持ち、プライドが高くワカガマで、

そういう自分を時々上手く操れなくなっては感情を爆発させ、

それが終わると冷静に反省する。

そういう「ワタシ」についてだ。

 

私は「サザエさん」に過剰反応し、敵対心を持っていた。

正確には、今もまだもっている。

見ているだけでむずかゆくなってきて、

みんなが笑うところではたいてい、羞恥心に悩まされてしまう。

学校の成績は悪いが素直で元気で人気者、

大人に「ワルガキ」のレッテルを貼られて完成するカツオと、

適度におてんば、適度にませて、その割にはパンツがみえようが

気にならない無邪気さを合わせ持つ、素直で明るい少女、ワカメ、などなど、

「サザエさん」に出てくる登場人物は、理解可能な適度な個性と、

どうでもいい欠点を持ち、画面の中でそれぞれ健全である。

子供の頃から、「サザエさん」に対する、ワケのわからぬ衝動的な感情

に悩まされていた。

「サザエさん」の微笑むべきシーンで微笑むことが出来ず、

むしろ怒りの情さえ煮えつかせている自分という子供は、

そこに描かれている常識から考えると、

あまりよろしくないタイプのこどもだった。

 

その、長年悩まされた、「ワケのわからぬ感情」の原因が、

今はっきりとわかったので、人生の大きな喜びを噛みしめ、

発表せずにはいられない、というわけで今記事にしている。

 

「ワカラナイ」ことに対する恐怖心と、嫌悪感を、人間は誰もがもっている。

例えば、風呂に入り、髪を洗うと、排水口に抜け毛がたまる。

それはまだ、私から抜け落ちた髪の毛だ、と「ワカル」ので、

それをきもちわるいとはあまり思わない。

しかし、ある日ふと、排水口のさらに奥にもじゃもじゃした

人毛のかたまりを発見するとする。

これについては、まず、「ワカラナイ」!恐怖と嫌悪のオンパレードである。

それが借家ならば、前の住人のものかもしれない。

(もしかしたら、やばい趣味をもったクサイ男かもしれないし、

この部屋で孤独死した老婆のものかもしれない!)

 

怖いでしょう!

きもちわるいでしょう!

背中に寒気がはしるでしょう!

 

「ワカラナイ」ということは人が一番恐れることなのだ。

常識を、ルールを、規則を仕立てて、その枠の中で生きるのは、

その事実を忘れるのにもってこいの方法だ。

この工夫をあみ出した先祖のみなさんには、

ほんとうに、深く感謝しなければならない。

 

けれど一方で、常識や規則には、「ワカラナイ」ことから必死で逃げようとする、

人間のいやらしさがものすごく表れているような気もするのだ。

常識をつくって、そこはらはみ出るものを除け者にしようとする社会は、

弱い自分たちを守ろうとする裏の顔を持っている。

私はそれをはずかしい、と感じ、嫌悪している。

 

 

 

 


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モノと意識について [日々の日記 2]

街角に落ちている、人間の意識からはじきだされた抜け殻であり、

人々の自分勝手な怠惰や、欲望のうずの通りすぎたもの、

それをゴミという。

空っぽのペットボトルは一般的にはゴミだが、

こうして人の意識のもと、まっすぐに立てると、必ずしもそうとはいえない。

人の意識の結果、そういう状況になていて、その意識が続いている限りは、

ペットボトルは、そのもの自体が持っている物質的な価値を越えて、

あるすばらしさをもっているとおもう。

人が意識することをやめて、無意識の闇に放り出された瞬間、

ペットボトルは醜悪だ。

昨日コンビニのバイトで、コンビニの前のゴミバコから、

これと同じだが、腐った水の入ったペットボトルが、

無造作に捨てられてあったのを覚えていたので、そんなことに気づいた。

 

だから人間にもゴミのような人は、たくさんいる。

 


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今日は松江城より [日々の日記 2]

あまりに風が心地いいので、以前から気になっていた松江市内のパン屋さん

「キッチンオカダ」でパンを買い込み、松江城で堀川遊覧船でも眺めながら

ランチタイムにしようと思った。

大きな木の下に陣取ると、自分の足にはめている硬いウエスタンブーツが、

木の根ややわらかな草に申し訳ないので脱ぐ。

 

ヨーグルトクリームのパン(めずらしくない?)揚げないカレーパン、ザラメ糖のラスク、クロワッサン(今日はクリームの入ったものをチョイス!)。

それに懐かしい瓶入りの木次牛乳。

ちゃんと蓋まで紙製の本当に昔ながらのやつは

今流行の(!)リターナブル瓶である。

購入した島根物産観光館に、返却用のカゴが用意されている。

なんと100円しません(70円か80円くらい)。

 

キッチンオカダのクロワッサンは‥

おいしかった。

評判は聞いていたけれど、こんな田舎だからどうせ‥

と諦めていたのが、ちゃんと、

外はパリッと中はバターたっっぷりでしっとりしている。

材料にもこだわってるらしく、店内には無添加である旨と、

保存料とな何ぞや、の説明書きがあった。

 

私が好きなパン屋は、

いい匂いを漂わせるその店の、半径1キロほどのふつうの人たちの生活に、

どれだけふつうの幸せを運ぶことができるかによる。

キッチンオカダのレジ横に、野菜ピューレ入りの小さなまるパンが

山盛りになっていた。

 

野菜嫌いのお子様に!

 

野菜嫌いのお子様に、なんて素敵なキャッチフレーズだろう。

そのパンを自分のカゴに入れた瞬間、そのお母さんは、

間違いなく自分の愛しい子供たちのことを考えているだろう。

なんとかして野菜をたべさせたい、お母さんの気持ち。

そしてそのパンを考案したパン屋さんは、

そんな光景をアタマに思い浮かべながら、素行錯誤したのだろう。

 

パンは、何かをこねくりまわしてひとつぶに仕立てた、食べ物である。

それは時に、歯の悪いおばあちゃんの楽しい食べものであったり、

寝ぼけた子供が口に入れやすい小ささだったりする。

コンビニフードくらい手軽でありながら、健全な愛が感じられ、

忙しい現代人の食生活を支え、その目も楽しませたりする。

その場所場所に必要なパンのカタチがあり、

それに気づいているパン屋さんはどこも生き生きしている。

その味の秘訣はもちろん、こねくりまわした、何か、である。

 


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免許更新の泣かせるビデオ [日々の日記 2]

今日は急な休みとなったので、免許更新にいってきた。

私は1時間の講習を受けたが、そこで見せられた

「交通事故で亡くなった人の遺族を取材したビデオ

が春の朝の浮き足立った軽い私を一瞬にしてうち落とす。

最愛の人を一瞬でなくすとは、どういうことなのか。

理解不能な、理解したくもない、

その状況の先に何か大きな真実が見え隠れしている、そんなことを考えた。

目の前の涙の渦を越えた遺族には、

その何かが、少しは見えてきただろうか。

そのビデオの中で一番印象的だったのは、

事故で妻と長女を亡くし、残った幼い息子と二人、

必死で生きているおとうさん

たしかアウトドアショップの経営者だった。

幸福そうな過去の写真がいくつも紹介されると、

ビデオを通して遠くから見ているだけの私にも、痛いつらさが伝わってくる。

お父さんが押入れから出してきたのは、おおきなプラスチックケースだった。

小さな女の子が着る洋服がぎっしりと詰まっいるそのケースを

見下ろし、すこし触れながら、

「これだけはどうしてもつらくて、

2年が過ぎた今もまともに見ることができない。

けれど、いつか処分しなければ‥そう思っている。」

とお父さんは言った。

とても立派なお父さんだ。

しかし写真に写る娘の笑顔や、遊んでいたおもちゃ

娘の面影はいたるところにあるのに、

どうして洋服なのだろう。

ファッション勉強を始めようという私にとって、大きな課題でもある。

 


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