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鶏肋 ( けいろく ) [プライベート]

久しぶりのブログ更新である。前回の日記で「春めいてきた」などと書いてから早くも1ヶ月以上が経ってしまった。
 この所、私の地元も日に日に暑くなってきて、今日なども殆ど夏日のような気候である。何だかんだと言いながら季節は日々移り変わってゆくもので、いよいよ、8月の社会福祉現場実習に向けての本格的な準備段階の時期に来たと感じている。
今月から来月にかけては実習のためのガイダンススクーリングが各地で始まっており、かく言う私も月末にはそれに参加する見込みである。既にスクーリングを受講された方々の声もいくつかfuxiで載せられるようになり、そろそろ"たーぼエンジン"を整えて取り掛かろうという気分にはなるが、そんなに簡単に上り調子になれるわけでもない。今日などは、ここ数日の色々なことから少し解放された面があって、日頃の疲れが一気に来ているからだ。

 先日は、失業給付の受給に関わる失業認定の日だった。一応、正式に認定はされたが、予てからの雇用保険受給資格者証の記載内容に関わる問題は未だにはっきりとした決着を見ていない。これはもう少し待つしかない。そんなことを思いながら、ついでに採用面接への応募可能なものがあればと求人情報をチェックし、結局1件だけ応募した。退職後初の求人応募であるが、今回は社会保険事務局の事務(嘱託職員)の仕事である。業務内容は、健康保険証の加入手続き事務というもの。私にとってはまた一風変わった仕事であるが、この仕事をすることになると今取り組んでいる福祉援助技術演習のなかの年金・保険の勉強にも役立つ上、職安で見つけた仕事の中で現状ででき得る現在唯一の仕事と思ったため応募を決断した。しかし、結果的には書類選考段階で、この話は無いものになってしまった。応募者も多いし、昨今の情勢からすると仕方がないと受け止めている。

 さて、たどり着くということでは、職安のことでも実習関連のことでもそれなりの到達点に来ているわけだが、昨日の職安での相談でも就職活動戦略の話でいわゆる私の到達点のことがあれこれ話題になった。それでふと思い出した言葉が、今日の見出しの「鶏肋(けいろく)」という言葉である。
 この言葉は、文字通り「鶏の肋骨」というものだが、意味は「取っておいても大した役には立たないけれども捨てるには惜しいもの」ということである。この言葉を最初に知ったのは、かの有名な『三国志演技』においてである。その中で、魏の宰相である曹操という男が、敵国との対陣の最中に、戦いを続行するか退陣をするかを巡って悩み抜いていた折に漏らした言葉というのがこれであった。「このまま、戦いを続けていても大した成果が上げられないけれども、だからと言って退いてしまっては何のために頑張ってきたのか分からないばかりか他人の嘲笑を受けることになる、そんなことでいいのかよ、俺は?」というのが曹操という男の苦悩であったという。結果的に、体面を保とうとして彼は無理に戦いを続けた末に大敗を喫することになるのだが、この故事は私たちの日常においても言えることである。

 少なくとも、私にとって今自分自身が置かれている状況はまさに「鶏肋」とも言える状況に感じている。そう、今回応募した仕事と実習の2つのことである。仕事の方は、応募して採用をされたとしても実質は短期の嘱託という職分であり、得られるものは全然大したものにはならない。が、実際に携わればそれなりにやりがいもあるだろう。
また、実習のほうはもっとこういう思いになる。実習に取り組むことで本来できるはずの就職活動についてはかなりの犠牲はでてきているのは事実であるが、予定している実習は受験資格のためには避けては通れないことであるしやりがいもあるものだ。それに、社会福祉士の資格を取ろうということで受験資格を取るために大学に再び戻ってきてから1年2ヶ月、ここまでやってきたことをここで捨てるというのはいかにも勿体無いことであるかというだけでなく、おバカなことなのである。そんなことをこの私ができるもんかという意地もあるから、やはり戦いは避けてはいけないという思いになるのだ。勿論、この戦いは勝ちだとか負けだとかそういう性質のものではないけれども、強いて何が負けに当たるかといえば、それは自分自身の精神的なものがぶれてしまうことだと思っている。目先のことを考えるよりは、将来を見据えた行動の取り方こそ肝要だと思うから、ここでぶれていては何にもならないのだろう。

「現状で進んでいくことが果たして良い方向に行くかどうか不透明であることは元より覚悟の上、下手な戦い方をしなければ良いだけのこと、さらに戦略的にやっていかなければ」と、この「鶏肋」という言葉を噛み締めつつ思った。
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