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「光の国」はどこにある?君の心の中なのか? [TV番組]

 この頃のテレビは個人的に大抵がつまらないと思っているのだが、先日は懐かしいものを見たのでその話をしてみたい。タイトルを見ていただいた方で詳しい人ならすぐに分かるネタで恐縮なのだが、テーマは『ウルトラマンタロウ』である。「おー、そんな古いヒーローのことを・・・」と感じた人はそれなりの年齢になっている方々だと推察する。ウルトラマンシリーズはあれこれ続いて今年はウルトラマン誕生40周年に当たるとかで、現在土曜日の17:30~18:00で『ウルトラマンメビウス』が放映されている。4月から始まったこの番組、ウルトラ・シリーズの今がどんなものなのかと興味を覚えて時々見たりしている。今の子どもたちの目にはどんな風に感じられているのか分からないけれど、恐らくは大変な人気があるものと思う。最近は、同作品のスペシャル映画ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』という作品も上映されていて、これもウルトラ人気を呼び起こす一因になっているかもしれない。

 さて、そこで「ウルトラマンタロウ」である。タロウが初めて世に現れたのは、1973(昭和48)年のこと。テレビ放映シリーズ第6弾(ヒーロー登場で考えると実質的には第5弾)として、お茶の間の子どもたちの人気を博した。ちなみに1973年は、まだまだわが国の高度成長も継続中の時代であり、世界でも様々な形で時代の転換が感じられる年であった。世界ではベトナム戦争でのアメリカの敗北・マルコス独裁政権の隆盛・第4次中東戦争・ランドサット1号打ち上げ・金大中事件などがあり、国内では日本赤軍ハイジャック事件・足尾銅山閉山・中東戦争による石油ショック・巨人V9達成などが著名な出来事だった。大国アメリカが敗北したことは世界に多大な衝撃を与えたことは想像に難くないのだが、一連の出来事には『ウルトラマンタロウ』にも影響を与えているものが多い。

 そもそも名称は、元々は「ジャック」が想定されていたものだが、赤軍のハイジャック事件などを連想させるものとして忌避されたことで、「タロウ」とされたというのはファンの中ではかなり有名な話である。さらに石油ショックの関連では、本作の第1話でその名もズバリな「オイルドリンカー」という怪獣が登場した。なぜ「タロウ」という名前が生まれたかと云うと、それまでのシリーズとは一線を画して子どもウケがしやすい設定というあたりで娯楽性・ファンタジーを盛り込もうとしたことが理由という。

 また本作品はそれまでのウルトラマンには見られなかった「家族」がテーマとなったことも大きい。ただ、怪獣を倒すというだけではなく、両親・兄弟との絆を色濃く描いたところに独自性が感じられるのである。恐らくは、昭和のウルトラマンシリーズでは最も家族色が強いと思われる。さらには、ウルトラマンタロウはそのほかのウルトラマンたちに比べて、最も怪獣をいたわった心優しいウルトラマンであったことも記憶している。それも私が古くから愛着を持ち続けている一因といっても過言ではない。ただし、私を遥かに凌ぐような超ド級のマニアからすると、やれ脚本が悪いだの演出がぶっ飛んでるだのと酷評しきりらしい。これは実に残念なことだと思っている。なお、余談であるが、ウルトラマン研究では空想科学作家の柳田理科雄氏や山本弘氏、俳優の京本政樹氏などが著名である。

 私が『タロウ』を現在も愛するのは、その主題歌や出演陣のことも関係している。主題歌の作詞はあの阿久悠氏、出演者は、篠田三郎、ペギー葉山、今は亡き東野英心(中学生日記でも人気だった。当時は孝彦)、名古屋 章(この方も故人)、津村鷹志(当時は秀祐)、三ツ木清隆(僅かな期間で降板したが・・・)、朝加真由美など、錚々たるメンバー。

 当時は主役の篠田三郎と東野英心、ペギー葉山くらいしか印象に残っていなかったが、大人になって見直すとさすがの出演陣である。ちなみに、私は津村鷹志氏も好きな俳優である(この方は後年、時代劇の悪役などが印象深い)。篠田三郎氏も今では立派な紳士になっているが、当時は駆け出しの新鮮な青年で正義のヒーローに実に相応しい印象を植えつけていた。

 作詞も阿久悠氏が手がけているだけあって、子どもの心を惹き付ける良作になっている。ちなみに川口真氏作曲のメロディー自体はスペイン民謡をヒントに作曲されたという説がある。昭和のウルトラシリーズの中では『帰ってきたウルトラマン』と並んでメロディーラインの構成がしっかりした作品だと思っている(ちなみに『帰ってきたウルトラマン』の歌詞はややお遊び的ながら個人的には『タロウ』に次いで評価している)。

 『ウルトラマンメビウス』におけるタロウは、メビウスの指導係という設定になっていて、主人公の危機の時には救援に駆けつける形の登場になっていた。(かつては歴代のウルトラマンの中で最強と云われながらもお坊ちゃん育ちな性格の濃かったタロウも随分偉くなったものだなあ)としみじみ思った。まあ、30年余も経てばしっかりもするわね。タロウは今回は、『メビウス』の第29~30話で実に33年ぶりに登場したわけだが、久々に見ると、幼い頃にリアルタイムで楽しんでいた頃の記憶が一気に甦って切なくなってきた。この頃は、世間も何かとリバイバルブームが続いていて、30代以上の年齢層の人々にとってはベタベタに懐古趣味へ掻き立てられる趣向が多い。そうした流れの中で、『メビウス』にタロウやウルトラの父・母、そして、往年の怪獣達を再登場させているのが、実にツボを押さえていて小面憎いほどだ!

 およそ究極のマニアの人たちには及ぶべくもないが、私は私なりに『ウルトラマンタロウ』を愛し続けてきた。そして平成時代のウルトラマンを通して改めて昭和の味を噛み締めていきたいと思ったりしている。ウルトラマンシリーズ、特にウルトラマンタロウのことを語りだしたら止められなくなりそうなので、今回はこの辺でとどめておきたい。おわりに、関連サイトと主題歌試聴コーナーを紹介しておく。

【参考サイト】

ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%A6

ウルトラチャンネルhttp://ultra-ch.com/service/free/biglobe/theater_taro.html

目篭の特撮専科 http://mekago.cocolog-nifty.com/blog/2005/10/post_e240.html

試聴  TUTAYA Online<特撮ヒーロー>http://lx02.www.tsutaya.co.jp/catalog/cd/plist.pl?item=100&gr1=12&gr2=32&page=3


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歴代ウルトラマンの強敵(ULTRA HAPPY BLOG 2006-12-02 11:31)

歴代ウルトラマンの強敵 というと色々思い浮かびますね。 ウルトラマンを完全に倒した<A href="http://pub.ne.jp/tb.php/414275">初代ゼットン</A> はたまた永遠のライバル、<A href="http://pub.ne.jp/tb.php/414…[続く]

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