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■東部幹線のカートレイン [雑感]

http://udn.com/NEWS/NATIONAL/NAT5/3970289.shtml
 そろそろ旅も終わり……。再訪しない限りネタ的にも尽きかかってきたところで面白いニュースです。

 詳細は記事(中文)を参照して頂きたいのですが、要約しますと。
●9月1日より半年間の試みとして、金土日曜日の西部幹線の筥光號、68次69次(樹林⇔花蓮)に自動車運搬客車を増結する。
●自動車の運賃は片道2359元(約8500円)より
 ということ。

 車両的には、通勤タイプの客車のドアを埋めた専用車が興味深い。色は小細工もラッピングもなしの筥光號カラーですから、如何にも怪しげな専用車とか事業用車っぽい雰囲気(笑)。
 積み下ろしは、台湾の車站ではよく見られる軍用車用?のスロープを使うのでしょうか? あるものは利用してしまえということですね。

 さて、連結する68次は樹林(台北)発7時22分。69次は折り返しで花蓮17時40分発。どちらも「団体列車」であり、花蓮への観光需要を当て込んだ列車です。
 興味深いのはこの種の列車としては他に例のない「昼行」で「中距離」ということでしょうか。欧州や日本の事例で考えればカートレインは「夜行」で「それなりの長距離」が相場です(シンプロントンネルのような山越え、ユーロトンネルのような海峡越えは別として)。
 いったいどんな目論見で考えたのか? 担当者は自棄でもおこしたのか? とさえ思いましたが、よくよく考えてみればまだまだ台北と花蓮の間の道路事情はよくないんですよね。高速道路どころか、未だにちょっと気軽に車を転がせる道ではないはずで……。
 難所を越える手段として考えてみれば、山や海峡を越えるタイプの短距離形カートレインの仲間と考えた方がよいのかもしれません。

 あと全然関係ないですが、前から実現する!実現する?と噂ばかりだった、日本と台湾の自動車運転免許の相互承認が9月19日よりついに実現するとか。

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20070815i213-yol.html

 小汽車借りて優雅に?鐵したり、機車借りて機動的に鐵したりが現実的になるわけですね。
 台東線や南廻線沿線の撮影地開拓には役立ちそうですし、鐵抜きでも、あの辺の道は純粋にドライブとかツーリングが楽しそうな気がします……ゴールデンペーパーの私が云うのも何ですが。


■今なお現役! 「和製RDC」DR2700 [車輛詳細]


★玉里にて、留置中

 DR2700は1966年に台北⇔高雄の特急「光華号」用としてデビウしたディーゼルカー。片運転台の動力車2700と、付随車2750からなり、前者は25両・後者は6両が製造されました。製造は東急車輛、エンジンはカミンズ。
 屋根上に大きなラジエータを載せたスタイルはアメリカの標準型気動車、RDCの流れを汲んでいるのでしょうか。東急のステンレス車技術のルーツは米バッドですから、日本生まれでありつつどこかアメリカンな印象が漂い、如何にも輸出向け日本車という風情。
 大きなヘッドマークをつけ、DDTDDの5連で活躍した……と云われています。

 1978年西部幹線電化により、開業しつつあった北廻線方面・改軌された花東(台東)線に転用されました。それでも改軌まもない花東線を11連という長編成で活躍する写真も残されており、華々しい活躍は続いたのでしょう。

 しかし、この車はいつ頃からか(冷房つき客車が新造されつづけた1980年代半ば?)、冷房がないために普通列車用に格下げされたようです。格下げと云っても1つドア回転クロスの姿のまま。出典は覚えていないのですが、満員の通勤列車で前後の貫通ドアまで使って客扱いしている写真を見たことがあります。
 前面に警戒色の黄色が塗られてしまったのも、その頃の模様です。

 その後も各地を転々とし、一時は南廻線にも投入されて藍色柴車DR2510を置き換えたりもしたのですが、2002年ごろより、遂に台東線のみの運用となってしまいました。
 台東線の普快のうち、199次、200次は客車列車ですから(早朝の北廻線直通の552次も?)、残る早朝~朝と夕方~夜の区間運転に充当されています。

 勿論、付随車は全車廃車され、1両のみが台東に保管されているといわれています。動力車も20両在籍と云われてはいますが、運用についているのは半数強(ダイヤから割り出すと、最低で2連が5組+予備車)ではないでしょうか? 昼の玉里駅では3組6両が一休みしている姿を眺められます。


★玉里にて。この手の写真とるのには好都合な場所に留置されている。

 もちろん、現在運用についている車は、生き残りのため様々な改造を受けています。目立つのはATP対応のための運転台の改装。運転台には不似合いな?液晶ディスプレイが装備されています。追加機器は車内にはみ出してしまいましたが。


★運転台廻り。後方への張り出しは機器増設によるもの。

 便所は半数を閉鎖し、残りは真空式(洋式・床上タンク)に改造。台北駅地下化の絡みでしょうが、この車が地下化された台北には出入りしたのは僅かな期間のはず。
 また、一部の車では座席をDRC1000のお下がりと思しきリクライニングシートに換装しています。
(新旧座席の混結編成では、数少ない乗客が殆ど新座席の車に集中していました(笑))

 なお、この時代の気動車は日本ならエンジンをカミンズの強力形に換装してパワーアップを図るところですが、この車は最初からカミンズでもったいないほどの大馬力ですから(笑)、機関は原型のまま。乗ってみると普快にはもったいない走りっぷりです。


★車端部はコルゲートが縦。ここは同じ東急車輛製のキハ35 900との共通点です。和製RDCでもあり、キハ35 900の量産仕様であるとも云えましょう。ドアは手動の折戸。


★台車。ここは日本の気動車と同じ。コイルサスなのが印象的……この車の製造された頃、日本では私鉄向けにエアサスつき気動車が流行っていたのとは好対照。


★側面の行き先指示器のあった部分(板を当てて塞いでしまっている)。数年前は右方の「往」の下にチョークで行き先が手書きされていたとか。今はサボ板使用です。


★原型を保つ車内。DR3000、DRC1000まで引き継がれ、台湾の気動車を印象つける洞門デザインはこの形式から。


★台湾製といわれる回転クロスシート。すわり心地は悪くないです。フレーム部分の優雅な集中線が特徴。足置きは残置車と撤去車があり。


★新型リクライニングシートに換装された車内。但し、すわり心地はイマイチ。何より内装と雰囲気が合っていないのが残念。


★シートのアップ。リクライニングはするんですが、ぺらぺら感が否めない。

 このDR2700、故障などの話も他の台鉄の車両ほどには聞きませんし(さすがは頑丈な標準型RDCベース!)、ましてや現状では一日の走行距離も控えめ。なにより、2連が最低で5組+予備車という輸送単位を置き換える車両が今の台鉄に存在しない以上、もう暫くは安泰なのではないでしょうか? なにせDR2100~2400あたりは更新を重ねて60年近く使い倒した台鉄ですから……。
(ちなみにDR2800は数年前に車内更新済ませているので、幾らなんでもすぐに格下げはなさそうですし)


★玉里にて、16年後輩の同メーカー製のDR2800との並び。基本的なフォーマットが似通っているのは印象的。


■撮影地 台東線:池上付近 [撮影地]

 台東線名物、DR2700の普快というのは早朝と夕方~夜間のみ設定ですから、お世辞にも撮りやすく乗りやすいとはいえません。現地泊(花蓮など。台東は市街が離れすぎているのでお勧め度下がります。それなら沿線の温泉にでも泊るのも手)か、夜行での現地入り(63次)or退出(11次)が必須でしょうか。

 なにより、朝便も夕便も撮影可能時刻には微妙です。まぁ巧く撮れば光線効果生かした味のある絵も狙えるかもしれませんが。

 今回は朝便は諦め(交通不便な温泉宿にかなり非常識な時間に出迎えのタクシー呼ばせる必要があったので。頼めばなんとかなったでしょうけど……)、夕方便を狙いました。

 選んだ場所は池上付近。これもあんまり深い考えはなく、田んぼの中を行く姿を撮れればいいなぁ。池上は米どころだし……程度のことから。パラダイス台東線にはもっともっと魅力的な撮影地はあるでしょう。ただ、列車内からのロケハンで魅力的と思えた場所ってえてして恐ろしく駅間距離が空いてそうなところで、駅前にタクシーも期待できない雰囲気だったりするわけですけど。

 とりあえず、池上で降りて、台東方面に歩き出します。


★途中で。たまたまやってきた柴連自強。

 暫く人家とか続いて開けた場所になかなかでないのですが、数百メートルの歩きで水田にでることができました。直線であり、インパクトには少々欠けるのですがもう贅沢は云えません。開けてて光線状態もなんとか……。


★目的地? にて。予想外の観光列車!


★目的地? にて。またまたやってきた柴連自強


★そろそろ光線加減が微妙な感じ。ステンレスのギラリは良いんですが……。


★遂にやってきた! DR2700普快

 さて、目的のDR2700普快を撮り、同じアングルでもう1枚もなんだなぁ……とおもいつつ駅に戻る道を見ますと……凄く風情のある、線路際の小路をみつけました!


★どこかローカル私鉄的な雰囲気。まったり……。

 目的を終えたら、池上に戻り、今度はDR2700の普快に「池上→東竹」と「東竹→台東」と乗るのです! その前に駅前で有名な弁当も確保と。


★池上の弁当屋さん。弁当とビールを購入。ちなみに池上車站前は何故かコンビニがなくちょっと不便。


■筥光42次(ただの移動手段?) [雑感]


★豐田にて。

 豐田~池上の移動手段として乗った筥光42次は西部幹線からの直通で、台中を7:20発で台北経由し、台東着16:50という台湾を3/4周してしまう列車。ほんの一部のみをかじった感じですが、台東線内はまったりのんびりの普快モード(笑)。最後尾の客車に居座り、時折の「展望台」に出て景色を楽しみます。特別じゃない列車もいいものです。


★豐田の時刻表。台東線の自強が止まらない站はこんなもの……。


★豐田站。お馴染みの台東線改軌時に建てられたと思しき駅舎。


★台東線は改軌後も改良が続いています。萬榮付近の、線路付け替え区間。右手に旧線跡。


★河底を貫く、光復隧道。


★富源~瑞穂間の連続高架区間を行く。


★瑞穂~三民間にある舞鶴信号場。台東線唯一の信号場は2005年に廃站跡に復活したもの。筥光號同士の交換。


★玉里にて夕刻の出番を待つDR2700。これから池上付近で迎え撃つのが楽しみ……。


★玉里からの新線付け替え区間の切り替え点。右手に見えるのが旧線跡。


★池上に着。お馴染みの開放的な最後部。


■撮影地 台東線:壽豐~豐田間 [撮影地]


★翠の中に、溶けいるように……。

 先の200次から「開けていてよさげかな」と思ったのは豐田付近。気が付いたのは豐田を出てからですから、降りたのは次の壽豐。壽豐から、とりあえず歩きました。


★こんな道を。


★振り返るとこんな感じ。

 なんとかよさげなスポットみつけて、昨日は「中の人」だった(笑)、観光列車79次を迎え撃ちます。


★今日の79次は昨日と違って、全車ラッピングが揃った姿。


★同じ場所で柴聯自強。

 移動しつつ撮ってる間に、結局の豐田までの一站分を歩いてしまいました。2.7km炎天下……10kgの荷物有り。これでいろいろな意味で自信ついてしまいました(笑)。
(冷静に考えれば台東線にしては駅間詰まっている方ですが。しかし2.7kmの距離で止まるのは「急行」たる筥光號。別の意味で凄いような……)


★こんな荷物を持って……。


★また、自強。格好いいので飽きません。


★同じく。但し引きの利く場所で編成狙いは飽きてきそう……。


★今度は旧型の筥光號。


★R100はこのアングルだとアメロコならではの迫力があります。

 とりあえず、お手軽に撮影できる場所ではあります。順光なのは午前中。行くなら豊田からの方が便利で、撮影も豊田付近の方がよさげなポイントが多いです。

 それにしても、歩いたあとの豐田駅裏でのビールとルーロー飯と牛肉麺が旨かったこと!


■台東線に忍び寄る黒い影? [雑感]

 DRC1000はロングシートの「区間車」。云わば気動車版通勤電車であり、短距離の支線で活躍する車です。旅を楽しみたいならちょっと遠慮しておきたい車……。

 このDRC1000が2007年5月3日に、台東線に入線しているのを見かけました。時刻表に載っている営業列車ではなく、明らかに試運転です。


★萬榮にて、すれ違う200次より撮影。サボ表記は平渓線運用の「区間車 菁桐」のまま。車号はDRC1006。


★豊田付近にて。先の写真の折り返し。どうやら試運転は花蓮⇔玉里間?

 この試運転の正体がわかりません。
 線路系の巡視にDRC1000を借りてきただけなのか? 花蓮配置の車を検査後に慣らし運転しているだけなのか? 
 一番いやな予想としては、現行の普快(DR2700および客車列車)をDRC1000の区間車に置き換える計画での試運転……も考えられます。但し、現在花東線の普快はDR2700の2連が最低5組か6組+予備車、それに加えて客車列車が運行されていますから、新規に増備でもしない限り、既存のDRC1000で置き換えるのは両数的に無理だとも思う由。
 ……やはり、気まぐれな試運転なのでしょうか?


■普快200次 [普快ガイド]


★瑞穂站に進入してくる200次。残念……客車は全部インド製。

 一夜だけ鐵を忘れ(笑)、リゾート気分に浸ったあとはまた鐵に戻ります。というわけで、乗るなら普快です。


★瑞穂站。1970年代末の風情が漂う、典型的な台東線の駅。ところでパトカーとタクシーの色が「アメリカン」なのが印象的。

 台東線の普快のうち昼間にあるのは1本だけ、台東→花蓮を直通する200次で客車列車。5連ですがガラガラ。最後尾の1両は業務用(配給車代用)に使われてる始末。これならDR2700が昼間も一往復してくれりゃ……と思うのですが、どこかで混雑する区間でもあるのでしょうか? 牽引は普快にしては珍しくR100でした……R20のこともあるみたいです。


★地元の?若者たち。こんな遊びが流行ってるんでしょうか? 非冷気の普快ならでは!


★荷物輸送健在なのは台東線も同じ。

 乗ってみると5月の爽やかさ心地よさ。
 窓開けてまったり。座席で風を遠慮なく浴びられる快感は非冷房ゆえ。同じ景色でも筥光號のリクライニングシートからとは全く違って見えるのが面白い!
 で、撮影地探しのロケハン的に景色眺めるも、台東線はさまになりそうなところが実に多いです。
 でも、本当によさげなところに限って駅から遠そうで不便そうなんですけど(駅はあっても廃止されてたり、それこそ普快しか止まらなかったり)……帰り道考えるとタクシーって訳にもいきません。
 撮影地考えるとまったりしっぱなしというわけにもいかないわけで。


★こんな景色が続いたり、続かなかったり。


★豐田のホームも石張りの台東線仕様。自強號との交換。

 とりあえず、豐田~壽豐間で開けた場所があったので、壽豐で降りました(切符は花蓮まで買ってありました)。壽豐はナロー時代?の駅舎を使った変わった駅。


★ホームとは離れたところにある壽豐駅舎。ナロー時代の名残???


★壽豐にて、また自強號と交換。台東線の對號列車密度は高い!


★壽豐にて。自強と普快の並び。

 ここは行李房がないので荷物もって歩き出すことにします……。


■紅葉温泉(花蓮) [雑感]


★温泉宿の主? かーいく、そしてどーどーとしたもの。

 実は温泉……秘湯系も好きだったりします。本格的な秘湯めぐりはしたことないですが、黒部峡谷鉄道沿線の黒薙温泉なんかは何度も通ったり。

 そんなわけで5月2日の夜は紅葉温泉(花蓮)に泊まり。瑞穂の站からタクシー片道200元。メーター通りだと205元だったので、少しオマケありです。

 宿は本館(有名な昔の学校風の建屋)の和室500元、増築部の洋室1200元といわれ、少し迷った末後者にしました。相部屋は嫌でしたし……。それに、そもそも前の夜は台北の獅城大旅社の600元部屋に耐えて! きたところだったから少しは贅沢したかったのです。

 で、最初は少し後悔しました。やはり風情のありそうな和室の方が良かったかな? と。

 でも、一風呂浴びて、部屋から景色眺めてると日本の温泉宿というより、バリ辺りのリゾートっぽい雰囲気にも感じられるから不思議(あっちはいったこと無いですけどね)。そう考えると1200元は格安に感じられる不思議(笑)。やっぱりこっちでよかった!


★いかにも、南国な風情!

 そのうえで、最近増設されたらしいちょっと不似合いにお洒落な?カフェでトロピカルなドリンク頂きつつ、オープンテラスでくつろいでると、更にそれらしい気分になるというものです。ちなみにカフェは23時まで営業。自分以外に客が居なく不安になりましたけど……。

 と、いうわけでここは部屋の選択次第で日本の秘湯系温泉宿にも東南アジア系リゾート気分にも切り替えができるメリットがあるような気がしますね。コンセプトが迷走していると言えば言えなくもないですが(笑)。

 なお、お客は地元の人?が車で来ることが多いようです。鉄道+タクシーはやはり少数派の模様。日本人客は他にはいませんでした。


★露天風呂。広いです。

 肝心の温泉そのものは良し。露天風呂の広さは日本の秘湯系温泉宿でもいい勝負できると思いますよ。水着で入浴というのもそんなに気になりません。これがこっちの流儀なんですし。
 あと、食事は頼めば簡単なものを出してくれますが、言葉が通じない中で頼むのは結構面倒だったので何か持ち込んだ方が早いかも知れません。酒類も買い込んでいった方がいいかも。
(ここらも日本と流儀が違うので要注意です)
 あと、テレビはきっちりCATVが入ります。台湾はやはりいろんな意味で凄い国です。


★泊まった部屋。荷物広げてなけりゃもっと小奇麗な印象です。


★山の中に不似合いな?カフェ。営業は夜間中心。


★全景。いろいろ増築重ねてる模様。経営は客家系の一家だそうです。日本語は殆ど通じず。


★最後に、もう一度。他にもう一匹と、あと犬も居ます。


■撮影地 花東線:玉里付近

★玉里~東里間の、切り替えられたばかりの新線を行く。2連のアーチが鮮烈。

 本業多忙で、更新が随分あいてしまいました。ネタ切れとか更新疲れと言うわけではなく、まだまだ書き溜めた文も、そして写真もたくさんあります。
(文は書くよりアップする方が面倒です。写真もリサイズが意外と面倒……)
 タイトルに反して薄めの内容が続いてしまっておりますが、もう暫くお付き合いくださいませ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 台東線では何処で撮ろうかなぁ……と、ガイドブック(「新個人旅行」。この手の旅行には使えないです。素直に「歩き方」にしとけばよかった!)の荒い地図を眺めていると、玉里站付近のカーブが目に入りました。
 どんなところか判りませんが(笑)、行くだけ行ってみようと判断。台東線沿線に多分ハズレはないだろうと。また、泊りは瑞穂の(花蓮)紅葉温泉にしよう……とか決めてましたので近さというのも条件の一つ。

 玉里は行李預かりがあるので、身軽になれました。駅員さんは年季の入った日本語できる方居て助かりました。


★玉里站の行李扱い関係のもろもろ。鉄道荷物が健在だと、こういうところが楽しい。

 で、站より件のカーブのほうへ歩いていくと、なにやらつい最近に線路の付け替えを行ったような雰囲気! 玉里-東里間の線路付け替えを行ったのを知ったのは後の話……他の例に漏れず、この種の付け替えを行われると得てして雰囲気が良いのは旧線の方なんですよねぇ。地図に見えるカーブから撮影地を判断した自分の勘はまんざらでもないんでしょうが、時期を誤るのではマヌケです。


★旧線跡……。明らかに風情があるのはこちら。

 諦めて、直線的な新線の方へ足を進めます。偉く目立つ2連のアーチ橋がありますので目指すのは容易……。


★こんな路傍の商店があったり。


★こんな素朴な見かけの軽トラックが健在だったり(但し見かけにそぐわず4WD!)。

 
★新線の、まんざらでもないと思ったカット。お馴染み旧型の筥光號。


★2連のアーチ橋にかかる。


★渡り終えたところ。

 何を期待しているのかで判断は割れると思うのですが、新線は新線で悪くないのかなぁ……とは思いました。開けているのでどんな長編成でも収まりますし。やはりあのアーチは写真栄えもします。


★冒頭のカットでは足回りが隠れますが、ここまで退けば大丈夫? DR2900/3000の自強號。


★荷物を回収。筥光號同士の交換と夕刻の出発を待つDR2700。これより紅葉温泉へ向かうため瑞穂へ向かう。


■餐車もあるなら商務車も! (観光列車のことなど) [車輛詳細]


★現有の商務車の車内。東部幹線2079次にて。

 正直、タイトル迷いました。優等車もあるというニュアンスを伝えたいのですが……。迷った候補は以下。

「餐車もあるなら1等車も」……台鐵ではかなり昔からモノクラス主義なので優等車という意味での1等車はしっくりきません。それ以前に筥光號の客車は殆どが「形式上は」1等車なので、有り難味もないです。
「餐車もあるなら商務車も」……ビジネスクラス。一応台鐵の正式な?名称ですが。どうも歴史の若い今時のサービスと言う感じで言葉に重みが無い。
「餐車もあるならグリーン車も」……強引に日本語化するとこうなります(ニュアンスは一番近い?)。ただ餐車という中国語とのバランスが悪い(笑)。
「餐車もあるなら軟座車も」……問答無用で却下(苦笑)

 結局「商務車」としておきました。
 その商務車……台鐵のビジネスクラスは1990年代の前半に僅かな期間EMU100の自強號に設けられたものの、先の自強號餐車に負けないペースで消えてしまったクラス。1-2の3列座席に自強號の1.3倍増の利用しやすい料金……。好評だったと聞くものの、消えた理由はなんだったんでしょうか? 

 その一度は消えた商務車は、やはり観光列車と言う形で2001年より復活し、今なおも健在です。今度も1-2の3列座席ですが、今度は筥光號の速度で自強號の運賃料金適用。お乗り特な運賃料金ではあります。
(韓国の特室やら、近鉄や小田急でもそうですが、優等車が「手軽な贅沢」であるのは望ましい社会であるといえましょう!)

 車両は復興號用客車の中で、屋根上に冷房つけてたタイプからの改造車。窓と座席のピッチが合わないのは致し方なし?
 ちなみに形式名は35BCK10600とか35BCK10700とか。BCはビジネスクラスの意味ですが、これが普通の筥光號客車35FPK10500と併結されてると……こちらのFPはファーストクラスの略でし。ファーストクラスより上位なビジネスクラス? ちょっと不思議な状態になりますが、台鐵でこの辺は気にしたら負けな気がします(笑)。

 詳細は何時ものサイトから。
http://emu300ct.myweb.hinet.net/index/trapcs/business_cars.htm
 


★一人がけ座席の詳細。何故か足置きはありません。通路の絨毯敷きも商務車には健在。


★窓はスモークガラス。景色がちょっと違う色に見えます。


★観光列車に台北~花蓮間のみ連結される「普通車」。丸窓の妻扉など、細部の仕様はあわせてあります。


★観光列車に優先的に使われる新型の電源行李車。電源車も妻窓は丸窓。


★東部幹線観光列車の派手派手なラッピング。2006年からのもので、云うまでも無く原住民(先住民)やその文様を描いたもの。この種のラッピングにしてはセンスが良く、個人的には好感。よく見るとヤミ族ありアミ族ありブヌン族ありのごちゃ混ぜですけれど、特定の民族にこだわらず平等に?扱うのがコンセプトなのでしょう。


★ラッピングのある商務車


★ラッピング無しの商務車。少数派?


★民族衣装アレンジな制服の服務員さん。所属(台鐵なのか食堂事業者なのか?)は分かりませんでした。この姿で検札とか発車合図とかの車長(車掌)業務までこなしてくれたら最萌ですが、さすがにそれは無理。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 完璧に余談ですが、この東部幹線の観光列車に限らず、今の台湾では原住民(先住民)やその文化への再評価が盛んな印象を受けます。今の台湾の人々……本省人たちにとって、彼ら彼女らは野蛮な、消してしまいたい過去ではなく、誇り高き我々のルーツの一つという認識がされているからなのでしょうか(本省人=純粋な漢族ではないというのも最近言われだしたことのような気がします)。
 難しいこと・政治的なことは避けますけれど、文化の多様性が肯定されるのは望ましいことですし、民族問題がヘンにタブーになってしまうよりはずっと望ましいことであると思うのです。

 鉄道趣味的観点で見れば「タロコ」のような列車名が、前時代の政治的スローガンばりばりな列車名に置き換わっていくことを期待してみたり。


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