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ミリオンダラー・ベイビー [映画/DVD]

私の最も好きな監督・俳優のひとりであるクリントイーストウッドが、圧倒的な演出力でまたまた素晴らしい映画を作ってくれました。
今までのところ、彼が監督として撮った映画の中で一番好きな映画は「許されざる者」。この映画は、西部劇としては前作となる「ペイル・ライダー」(←この映画はある意味、おきて破りです。だって主人公は・・・。凄すぎです。自身の「荒野のストレンジャー」との類似も指摘されてるようですが、主人公を牧師としていることや「聖書」の引用を多く用いているというストーリーの周到さ、何より映像が非常に美しく重厚なことなどから、私は「ペイル・ライダー」のほうに軍配をあげます)とともに、彼がそれまで数多く作ってきた「西部劇」に、彼自身が引導を渡して封印してしまったレクイエムのような痛切な映画でした。何度でも観たい大大傑作です。
そして昨年はさらに「ミスティック・リバー」で痛切の極みを描いて見せてくれ、またもや脱帽、そして脱力・・・。

思わず前置きが長くなってしまいました。(^_^;)
さて肝心の「ミリオンダラー・ベイビー」。
泣けましたよ、久しぶりに・・・。
とりあえずボクサー希望の女性と年老いたコーチのお話ということだったので、漠然と「ガールファイト」みたいな映画なのかなぁと思っていましたが(この映画も大変好きですが)、まったく違いました。

***微妙にネタバレなので未見の方はご注意を***

ボクサーを夢見る31歳のマギーが、やっとの思いで口説き落とした老コーチのフランキー(クリント・イーストウッド)とともに必死にキャリアを重ねていく前半では、何が何でもコーチを信頼して必死にくらい付いていくマギーの一途で真摯な姿に胸が熱くなりました。
後悔ばかりの人生であったであろうフランキー(その彼は毎日のようにミサに通い、何らかの理由で疎遠になった娘には毎週のように手紙を出している。しかもその手紙は読まれないまま返送されてくる)にとっても、彼女はかけがえのないのない存在となっていきます。
しかし一筋縄ではいかないこの映画では、後半は思わぬ展開となるのですが、そこで見せるマギーの精神の深さと高貴さはいったいなんなのでしょう?
前述の映画にも見られたイーストウッドの真骨頂とも云える、生と死や人間の尊厳などが描かれています。
そしてラストには熱心なクリスチャンでもあるフランキーにとって、厳しすぎる決断を迫られるのですが・・・。
そんな二人を見守るモーガン・フリーマン。彼の静かな語り口がまた素晴らしい。

はぁ、今思い出してもため息が出る。すごい映画だった・・・。


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ピカチュウ

ホント、色んな意味で奥深く、感慨深い映画でした。
昨年の「ミスティック・リバー」を見た時、「これ以上の作品はもう無理かなぁ」と思ったのですが、それ以上の傑作を作りましたね。
脱帽です!
by ピカチュウ (2005-05-30 21:50) 

amerin

コメントありがとうございます。
>昨年の「ミスティック・リバー」を見た時、「これ以上の作品はもう無理かなぁ」と思ったのですが、それ以上の傑作を作りましたね。
 確かにそうですねぇ。イーストウッドって「スペースカウボーイ」みたいな、ある意味お気楽な映画を撮ったかと思えば、こんなもの凄い映画も撮るんですから、人をくってるというか、懐が深いというか、やっぱ凡人じゃないですね・・・。
by amerin (2005-05-30 22:08) 

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クリント・イーストウッドのイメージ、それはやはりタフなアクションスターとしてのものが一般的ではないでしょうか。私も彼が主演した『ダーティ・ハリー』シリーズや『ガントレット』、『荒野の用心棒』などのアクション作品が大好きです。しかし彼の監督作は以外と風変わりなものが多かったりします。そこが…[続く]

ミリオンダラー・ベイビー(impression 2005-05-31 23:07)

<ストーリー>ボクサーとしての成功を夢み、ウェイトレスをしながら自己流のトレーニングに励むマギーは、ベテラン・トレーナーであるフランクの門を叩く。昔気質のフランクは女性を拒むが、熱意に負け、二人三脚で頂点を目指すことにする。意外な素質を見せ、連勝街道を突き進むマギ�

「ミリオンダラー・ベイビー」「オペレッタ狸御殿」(エンタメ情報 メッタ斬りぎり 2005-05-30 21:49)

「ミリオンダラー・ベイビー」 監督・音楽:クリント・イーストウッド 出演:クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン 心の奥底にドスンとパンチを喰らった。 苦い、苦すぎる。 イーストウッドの作品って、「ミスティック・リバー」や「許されざる者」で…[続く]

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