久々の動的視野検査 [緑の部屋]
2年ぶりの動的視野検査です。
多少進行してましたが,たいした変化もなく,安心。
左目は視野変化も欠損もなし。右目は右斜め下方向にノッチ(階段状の視野異常)とその上の中心視野よりの欠損がやや範囲拡大してました。
でも,それ程大きい欠損ではありませんし,先生も大丈夫と言ってくれました。
ドクター・ダンディいわく
「2年前に比べて,大きい視野変化はありませんね。少し,右目のノッチと欠損が大きくなってますけど,大丈夫でしょう。視神経の変化が大きいので,目薬をしっかりさしてくださいね。」
検査を終えて,隣のビルにあるオフィスに戻ると。
ひょん「今日は,視野検査やったんですよ。」
所長「自分で変化がわかるもんか?」
ひょん「判りますよ。視野検査をしているときに,どうも右斜め下が見難いなぁと思ってたら,やっぱりノッチがあって,欠損がありましたからね。」
Kさん「えっ,普通に生活してて視野異常わかります?」
ひょん「普通にしてるときはわからんがな。でも,視野検査中はなんとなくわかるよ。他と見え方が違うから。でも,まだまだ大丈夫。左目は全く問題ないし。」
今日の眼圧は,左 16mmHg,右 14mmHg で良好。
今まで見た文献では眼圧の安全域は,18mmHg,16mmHg,12mmHg の3つがある。
18mmHgはアメリカの大規模スタディの結果,それ以外は日本のドクターの言う安全域だ。
12mmHgは確か正常眼圧緑内障向けの安全域だったと記憶している。
開放偶角緑内障で日本人の私は,16mmHg以下を個人的に目標にしておこかなと思っています。
中心視野ok [緑の部屋]
久しぶりの通院でした。
眼圧測定,視力検査,右目の視野検査(中心30度)をした。
眼圧は両眼とも16mmHg。
視野もかけておらず一先ず安心。
初秋に視野検査の予約を取る。こちらは中心だけでなく,全体の視野検査である。
これが,眼がチカチカするわ,だんだん眠くなってくるわで,とっても疲れる検査なのだ。
うちの母は,この検査の途中で居眠りするらしい。
気持ち分るわ。
中待合で待っている時に気付いたのだが,患者の9割は女性。
先生が女性に人気があるのか? 眼科にかかる患者に女性が多いのか?
あの時間帯に来る患者に女性が多いのか? 何故?
まぁ,先生は優しいし,ダンディやからなぁ。バカボンのパパにちょっとだけ似てるけど・・・。
食べてはいけない [緑の部屋]

これは公園にあったカロライナジャスミンの花である。
5月の中ごろのことだが,この花をジャスミンティにして飲んで食中毒になったというニュースがあった。ジャスミンなんて名前をつければ,勘違いしてしまうよ。
でも,この花はジャスミンに似た香りがするけど,ジャスミンじゃない。
そして毒がある。だから,お茶にして飲んじゃダメ。
その翌週は,ニラと間違えてスイセンの葉っぱを食べて食中毒になったというニュースが出ていた。
”そんなもの何で間違える?”と思ったが,沢山のニラの中に何本かスイセンが混じっていたら,私も間違えるなぁ。
何年か前にフランスで,ピクニックにいってBBQするときに近くにあった木の枝を串にしたら,全員心臓マヒで死んだというニュースがあった。近くにあった木はキョウチクトウで,この木には猛毒がある。
気をつけないとね。適当に食べちゃダメだ。
大学の薬用植物学の教室で山へ植物採集へ行ったとき,助教授がきのこを取って帰ってきた。
それを研究室の皆に食べろって言うのだが,結局最後まで助教授以外は食べなかったな。
専門家すら信用していない私たちであった。
また調子が悪い [緑の部屋]
3月は調子が悪くて,ブログどころではなかった。
まず,この不調は瞼の腫れから始まる。そして,針で眼を刺すようなチクリとする痛みが時々走り,眼の奥が鈍くどんよりと重く痛む。手先が冷え,血行が悪くなっていることが判る。
緑内障と関係あるかどうか,正直判らない。
この症状が初めて出たときは,眼圧があがっているものと思い,かかりつけの眼科へ行ったが,特に異常無かった。
内科的な問題の可能性もあると主治医に指摘されたが,脳ドックに行っても,軽い蓄膿を指摘されただけで,何の異常も無かった。
肩こりやら血行不良やらが改善するようにいろいろ試してみるが,なかなか直らない。
顔のマッサージをすると,腫れがひき,翌日までは調子いいが,直ぐまた瞼が腫れる。こうして痛みを堪えて1月ほど経つと,自然に症状が徐々に緩むのだ。
最近,また,瞼が腫れだした。今のうちに血行改善すれば,酷くなる前に瞼の腫れもひくかもしれない。瞼の腫れといっても,本人にわかる程度の違和感があるだけで,見た目には変化がほとんどない。
緑内障の点眼液がそろそろなくなるので,眼科へ行かなければならない。今回は,視野検査も受ける予定だ。これが,時間も掛かるし,眼はチカチカするし(30分程点滅する光を見てるので),つらいのである。行きたくないな。でも,行かねばなるまい。その時,まだ調子が悪かったら先生に相談するかな。
更年期の高コレステロール [緑の部屋]
緑内障のことをあんまり書かない緑の部屋になってしまってますが,医学薬学的なお話はこちらにまとめようと思っています。
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出社すると,メールをチェックする。
沢山のお知らせメールが医薬関係HPから届いているので,仕事に関係ありそうなものや,興味を引くものを調べるが日課である。その中に,更年期の高コレステロールに関する記事があった。
そういえば,連休中久しぶりにあった姉は,更年期に入り,急激に体質が変化したといっていたなぁ。
「総コレステロールも急に上がって,250(mg/dL)超えてんねん。」
「へぇ,高いなぁ。でも,中性脂肪はそんなに高くないのでしょ?」
「それが,200(mg/dL)は行ってへんけど,低くもないねん。」
「でも,HDL(善玉コレステロール)は前から高かったやろ?」
「うん,今,100(mg/dL)ある。」
「ええ,そんなに高いんかいな? めちゃくちゃ長生きしそうやな(笑い)*1。それやったら,治療は必要ないでしょう。」
「高脂血症の治療はしてないの。でも,子宮ガンとかのリスクを考えて,更年期の薬は飲んどいたほうがええってお医者さんに言われてお薬のんでたんやけど,最近は面倒くさいから飲んでへんねん。」
「ふーん,そうかぁ。私もHDLは高めやし,遺伝的体質かな? でも,血中中性脂肪はいつも下限(基準値)ぎりぎりで低いねん。」
「ええなぁ。」
「皮下脂肪はいっぱいあるねんけどな(笑い)。血中の中性脂肪が低いし,高脂血症には絶対ならんと思て喜んでたら,『トランスポーターが少ないのとちゃうか?』ってちゅみんに言われてん。トランスポーターが少ないと,肝臓から血中へ中性脂肪が出て行きにくいから脂肪肝になりやすいし,問題あるやろ。」
「もしかしたら,物凄いスピードで中世脂肪を吸収してるんとちゃう(笑い)?」
「そやな,ほんで皮下脂肪がいっぱいなわけや・・・って,何でやねん!」
ところで,日本動脈硬化学会の動脈硬化性疾患診療ガイドライン2002」によると,総コレステロール値の管理基準は220mg/dL 未満であり,一見すると姉もコレステロール低下療法の対象となりそうに思える。しかし,インターネットでチェックした記事を見てみると,最近のオーストリアの疫学研究(Journal of Women's Health, 2004; 13:41-53)では,閉経後のコレステロール血症は余り問題ないと言う結果がでているそうだ。また,英国の疫学研究では,冠動脈疾患のリスクとなる女性の総コレステロールは277mg/dL超と報告されているとのこと。さらに,姉の場合,他にリスク因子(喫煙,飲酒など)もないし,総コレステロール値の割りにLDL値は高くない(HDLが高いため)ので,2001年米国コレステロール教育プログラムの治療開始時期と照らし合わせても治療対象にはならないのである。
それにしても,更年期になるとそんなに総コレステロール値があがるんだなぁ。
*1:HDLが異常高値な方は長生きすると言われている。長生きの人を調べたら,HDLの高い人が多かったのかな?
便秘症のあなたにお勧め-サイリウム [緑の部屋]
サイリウムとはオオバコの食物繊維ことです。オオバコは古くから緩下作用(軽い下剤効果)のある薬用植物として知られています。
サイリウムを食べると,本当に便がソフトになります。
通常の便秘薬では,腸の蠕動運動を促す作用で便を押し出すような感じで,便は硬いままであるか,極端な場合は水のような便となります。堅いままの便を押し出す場合,腸を傷つけることがあります。切れ痔を想像されましたか? それも含まれますが,腸内も同様に傷つきます。また,水のような便を繰り返すと,必要な栄養分が十分に吸収できないかもしれません。このことから,適度に繊維質を含んだやわらかい便が,腸に優しく,体に優しいということが分ります。
①サイリウムの不溶性食物繊維は,腸内で水分を吸収して粘着性の塊を作ります。
②サイリウムの水溶性食物繊維は,余分なコレステロールや糖を吸着,便と一緒に排泄します。
①の作用がソフトで優しいお通じに,②の作用がコレステロールや糖が気になる方やダイエットにも役立つのです。
全粒ブラン(ふすま)などの食物繊維より,サイリウムは腸内の炎症を低下させるという報告もあり,痔の方にもお勧めです。
コールドシリアルを朝食にしているアメリカのティーンは,シリアルを食べないティーンより太りにくいとの報告もあり,サイリウムフレークはダイエットに適していると思います。
毎食食べる必要はありません。サイリウムフレークなら,朝,牛乳と一緒に食べれば十分です。
まずは試してみてください。翌朝,きっと効果が実感できると思います。
私がなぜサイリウムをお勧めするのか? それは,私がサイリウムフレークのファンだからです。毎週,最寄のスーパーで購入しています。しかし,昨年2週間連続で,スーパーのいつもの棚からサイリウムの姿が消えてしまったことがありました。困りました。店長への伝言メモで,サイリウムを復活してくれるよう頼んだところ,次の週から元の棚にサイリウムフレークが戻ってきました。この経験から,沢山の方がこの商品をご購入くださらないと,消えてしまうかもしれないという危機感をもったのです。より多くの方が,この商品のファンになってくださることを願って。
朝食はサイリウムコーンフレークにかぎる [緑の部屋]
私がサイリウムと出会ったのは,2~3年前のことである。お昼をコンビニのカップ麺で済まそうと思い,手に取ったのがサイリウムヌードル(日清食品)であった。カロリーが低い所が気に入って購入したが,食べてみると結構おいしかった。何より,翌朝のお通じがとっても快適であった。
しかし,商品サイクルの激しいコンビにでは,いつの間にかサイリウムヌードルが消えていた。
昨年,ジャスコでサイリウムコーンフレーク(日清食品)を発見した。特定保健用食品で割高であったが,あの快適な朝を迎えられるならと思い,購入した。行ける。味も普通のコーンフレークと変わらない。ただし,ちょっぴり歯にくっつきやすい感じがする。そこで,少しだけオールブランフレークをトッピングしてみた。これで,歯にくっつくこともある程度防げた。(あくまで個人的主観だが,オールブランを入れすぎると,サイリウムの快適な朝が弱まる気がするので,注意が必要だ。)
サイリウムの食物繊維は水分を吸収し,粘着性の塊を作るので,緩下作用(軽い下剤)がある。便を軟らかくするので,腸壁を傷つけにくい。便秘はもちろん,痔などの疾患を持っている方にもお勧めの食べ物なのだ。
ちゅみんにも勧めた。最初は懐疑的であった彼も,快適な朝を体験して以来,週に3回はサイリウムコーンフレークを朝食にしている。
ついでに,コールドシリアルはダイエットにもよい。アメリカの試験結果によると,コールドシリアルの朝食を取っているティーンネージャーは太りにくいという結果が出ているそうだ。サイリウムコーンフレークもコールドシリアルの一種だから,ダイエットにも良いかもしれない。
私に関して言えば,痩せもしないけど,太りもしないといった所だ。取り合えず,朝は快適である。町内がすっかりきれいに掃除されるようなイメージがある。これって,食物繊維が粘着性の塊を作っているからなんだろうか? ただし,下剤ではない。通常の食生活の範囲内で,快適な朝を迎えることのできる健康補助食品である。
ん? 緑内障とは関係なかったな…。
ドライアイ [緑の部屋]
私は緑内障の上に,ドライアイ傾向がある(完全なドライアイではなく,正常ぎりぎりのところらしい)。冬場はオフィスも乾燥しているし,PCの使いすぎで目を酷使すると,時折目が痛い,真っ赤になるなどの不快な症状が出る。ドライアイ用の点眼薬を探して使用するが,なかなかいいものに出会えない。
朝日新聞の日曜版BEで,ロート製薬の養潤水を紹介する記事が出ていた。睡眠中角膜修復をサポートする寝る前につける目薬と書いてある(資料1)。「これはいいかも」と思った私は早速ロート製薬のHPへアクセスして調べてみた。
この点眼薬はもともと高齢者向けに販売されたが,コンタクトレンズ装用者やPC使用による眼の負担を気にかけるOL層を主体とする若い女性ユーザーが増加してきた。そこで,こうしたユーザーニーズに応えるべく,従来品の「睡眠前でも安心して使える成分処方」を守りつつ,「眠っている間に角膜を修復する」という商品コンセプトで,養潤水は処方改良された。実験では,光を遮断した条件下の方が1.5倍も角膜上皮細胞の増殖率が高まったそうだ。この結果は,夜,眠っている間に角膜修復が行われていることを示めしている。処方成分の内,コンドロイチン硫酸Naで角膜修復力をサポートするのだそうだ。さらに,ヒアルロン酸Naで潤いを保つらしい。そういえば,比率や組成は覚えていないけど,移植用角膜の保存液はコンドロイチン硫酸Naとヒアルロン酸Naを含んでいたな。角膜には良さそうな成分だ。(資料2)
これは良さそうだなぁ。しかし,その他のドライアイ用の点眼薬でも,コンドロイチン硫酸Naやヒアルロン酸Naを成分に含んでいるぞ。細胞呼吸をよくするL-アスパラギン酸Naも新陳代謝を促進するタウリンも一般的なドライアイ用点眼薬に処方されている。それ程,差がないのかもしれないなぁ。ただ,微妙に分量が違う。さらに,清涼感や香りなどの差し心地も違っている。試してみるしかないな。今のがなくなったら,使ってみよっと。
参考資料
資料1:朝日新聞 2006年2月19日 BE
資料2:ロート製薬HP
眼科待合室 [緑の部屋]
緑内障という眼の病気は40歳以降で急激に増えるそうだ。しっかり私も緑内障に一昨年あたりからなってしまった。オフィスの近くの眼科クリニックに二ヶ月に1回通院している。
私の主治医はバカボンのパパの眼をキラキラにしたような感じの方で,大変お優しく,育ちの良い先生だ。Dr.ダンディと読んでいる。京都大学を30数年前にご卒業され,先生のお父上も京大卒の眼科医で,京都では老舗の眼科なのだ。で,そんなDr.ダンディのところには沢山の患者さんがやってくる。眼科には,小さな子供からお年寄りまで,様々な背景の患者さんがいる。それが,大変面白い。待っている間に飽きることはない。今日は2例ご紹介しよう。
症例1 超能力による透視を試みる幼児
幼稚園児の患者さんは,よくしゃべるかわいい男の子だった。彼の診療は,オプトメトリストによる視力検査から始まった。
「ちょっと待って。もうちょっとしたら見えてくると思うから。」
「もう,見えるようになったかな?」
オプトメトリストのお姉さんはやさしく尋ねた。
「まだやなぁ。もうちょっとやなぁ。」
粘る園児。彼はニコニコしているが,真剣にもうしばらくすると見えてくると思っているようだ。
「もういいかな?」
もう一度訊ねるお姉さん。
「まだやなぁ。」
おしい!と言いたげに,目を閉じ首を振る園児であった。
私は笑いを堪えながら思った。ぼく,普通に見てください。透視は無理やろ…。
症例2 命がけ
中待合で待っていると,入り口付近から,何やら唯ことではない雰囲気が伝わってきた。
「大丈夫ですか?」
何度も看護師にそう尋ねられ,体を支えられながら,50過ぎのご婦人が中待合へ入ってきた。
「この患者さん大変なんで,先に診察してもらいますね。」
中待合で待っていた患者に,付き添いの看護師が声を掛けてから,一緒に診察室へ入る。
診察室から先生の声が聞こえてきた。
「心臓の手術するのに○○病院に,明日から入院しはんねんね。」
「はい。」(受け答えも苦しそう。)
「今,ワーファリン(血液を固まりにくくする薬)使うてはるんやったね。」
「はい。」
「このお薬は血が固まりにくくなるから,使うてると白目のところに出血することはたまにあるんよ。目薬出しとくしね。入院しはる○○病院にも眼科あるから,お薬がなくなって,まだ必要やったら病院でたのんだらいいからね。大丈夫やからね。」
「はい。ありがとうございました。」
「大丈夫ですか? 一人で帰れますか?」と何度も声を掛けてもらい,抱きかかえられながら,ご婦人は帰っていった。
Dr.ダンディは常に優しい。そして,こんな命がけの患者もダンディを頼ってやってくる。
でも,先生,私の点眼薬処方すんの忘れんといてぇや。私,眼圧下降薬ないと困んねんけど。
2月の眼圧は両眼とも16mmHgで,良好。眼圧が常に18mmHg以下なら視野進行しないというアメリカの大規模スタディの結果を信じて,ホットする。次回は視野検査が待っている。私の目標は死ぬまで失明しないことだから,先生,忘れんとお薬だしてよ,頼むで。






