ONE MOMENT IN TIME [祝祭の日々]
大会が終わってしまっても、まだもう少しだけ余韻に浸りたい時、
その方法は人それぞれだと思う。もう一度試合のDVDを見直す、
あるいは大会を総括した記事を読むなど...様々だろう。
私の場合、それはいつも「音楽を聞く」と言う方法を用いる。
つまり...視覚ではなく、聴覚を用いて大会を振り返ることになる。
買ったものの、ずっと封を開けずにいた2006ドイツW杯公式アルバムの『VOICES』を、
iPodに落として、公式AnthemのCelebrate The Dayを会社への行き帰りに聞いている。
この曲と、ShakiraのHips don't lie-BAMBOOは、スタジアムで何度も聞いた。
いや、スタジアムだけじゃないな。ホテルの部屋でTVをつけると、
一日に何回もビデオクリップを見る羽目になっていた。
だから...Herbert Gronemeyerの声を、Shakiraの声を聞くと、ドイツでの日々を青い空を思い出す。
Celebrate The DayはKolnのRheinenergie Stadionで聞いたと言うか見た(過去の
W杯の映像を重ね合わせたクリップは何度見ても飽きなかった)のが一番印象に残ってる。
大きなビジョンで見たこと、凄くお天気が良くて、吸い込まれるように青い空と、
鮮やかな緑の芝と、スタジアムの半分以上を埋めるようなチェコサポの赤いユニが、
目に染みるほど美しいと感じたこと、それらが相まって、とても印象深く耳にそして心に残ってるから。
その他、VOICESに収録されたもの以外では、Gipsy KingsのVolareが、
この先私に2006年のW杯を思い起こさせる曲となるのだろう。
1998年5月、AmsterdamでReal Madridが7つ目のBig Earを獲得した
CLの決勝戦を思い起こすのと合わせて。
(何で、この曲がReal MadridのLa Septimaかと言えば、Raulが試合後のFiestaで歌っていたから:爆)
Volareは、Frankfurtのオランダ - アルゼンチン戦で、スタジアム内にかかって...
♪ Volare oh oh...Cantare oh oh oh oh !! Nel blu dipinto di blu. Felice di stare lassu !! ♪
私の隣の席に居た、Buenos Aires出身で、今はMadridで働いてると言うお兄ちゃんと一緒に
飛び跳ねながら、それこそVolareしながら歌っていたから...(笑)
Gipsy Kingsと言えば、8年前のフランス大会時にも、スタジアムで良く聞いた。
あの時聞いた...BamboleoとEarth, Wind & FireのBRAZILIAN RHYMEが
私にとってのフランス大会を思い起こさせる1番の曲となってる気がする(笑)
2002年はAnthemを聞くと、宮城の試合を思い出す。
Love for Love UnitedはKarpinとMostovoiを思い出させる。
もの凄く暑い神戸ウィングスタジアムで聞いたのが、一番印象に残ってるから。
Ivan HelgueraさんとTottiさんのクリップ映像付きで、思い出される(爆)
ちなみに...私は、民放でのW杯中継、ハイライト番組は見ないので、
日本人アーティストが歌った曲に対しては、全くと言って良いほどに思い入れがない(苦笑)
<オマケ>
ドイツ大会の公式アルバム、VOICESには合計19曲収められているのだが、
「何で、この曲なん!?」と、まぁ、その選曲の基準は分からないのだが、
スタンダードナンバーばかりで、誰にとっても聞きやすいと思う。
その点では、良く出来たアルバムなんではないだろうか??(笑)
私が「この曲が入ってて良かった」と思ったのはWhitney Houstonの
One Moment In Time...すっごく懐かしかった。もう、20年近く昔の曲か??(笑)
彼女は、やっぱりこう言う朗々と歌い上げる曲が本当に似合うなぁ...。
サスガに、この曲を聞いてソウル五輪を思い出すことはないが...(笑)
(1988年に発表されたこの曲はソウル五輪の公式アルバムに収録されており、
尚且つ、アメリカ国内ではNBC TVが五輪中継のテーマ曲として使用していた)
4年に1回の祭典、その一瞬に全てをかけるアスリートに対する賛歌だが、
Whitneyが歌うのは、ファンの気持ちだと、そう取れなくも無い。
私もファンとしての最高の瞬間が欲しいから。
Give me one moment in time
When I’m racing with destiny
Then in that one moment in time
I will feel
I will feel eternty
Raul TamudoがCopaを掲げた時、
掠れた声で、Zabaletaが勝利の歌を唄った時、
Corominasがロスタイムにゴールを決めた時、
止まらぬ涙を懸命に拭うMauricioを見た時、
私は確かに運命と共に駆け抜け、
そして...永遠を感じたからネ(笑)
<オマケ その2>
Maxi、キミもこの瞬間...運命とともに駆け抜けた瞬間、
永遠を感じたのだろうか...??

<オマケ その3>
お気に入りの2ショット(笑)

Fabio Cannavaro [祝祭の日々]
夕刊の一面...イタリアの優勝を伝える記事と大きな写真。
そこで、黄金のトロフィーを掲げる彼を見た瞬間、彼女の笑顔を思い出した。
貴女がいなくなって、もうすぐ丸6年ですね。
あれから、ゆっくりと、でも確実に時間は流れて...
Fabioは今ではJuventusの選手になりましたよ。
そして、代表での試合数が3桁になり、
左腕にBrazarete de capitanを巻くようになったんですよ!?
そんなこと、私が言わなくっても、貴女のことだもの。
ちゃんと見てらしたんでしょうね。
黄金のトロフィーをその腕で掲げ、
満面の笑みを見せるFabioを見て、
きっと貴女も同じように笑ってるんだと思います。
あの頃と変らず、穏やかにそして優しく微笑む姿が見えるようです。
8年前...フランスでのW杯をキッカケにFabioのファンになった貴女。
初めてお会いしたのは、そのW杯の熱気が少し冷めた早秋の頃。
「えーーー!!イタリア行ってるのに、一度もCalcioを見たことないんですか??もったいない!!」
確か、私はそんな風なことを言ったように覚えてる。
でも...あのフランスでの夏以降、彼女のイタリア旅行の目的地はParmaになった。
「はい、Fuser好きなんでしょ!?隣に私が居て、ゴメンね。」と、
優しく微笑みながらそう言ってDiego Fuserの写真を下さった。
彼女は本当にParmaと言う町が、あのクラブが、そしてFabio Cannavaroが好きだった。
そんな私たちの付き合いは僅か2年。何故なら...
RedondoがMilanへと移籍してから1月も経っていなかった、
真夏の暑い暑い日に、彼女は私たちの前から去って行ってしまったから。
自分の命がそれほど長く無いことを知りながら...
それでも、決して私たちに気取らせることなく、
いつだって笑顔で...穏やかに微笑んでいた彼女。
サヨナラを言う時になって、私は彼女の本当の強さを知った。
病と闘う彼女にとって、Fabio Cannavaroは大きな支えだった。
再びParmaへ行きたい。また彼のプレーをこの目で見たいって、
そう願いながらも...それは叶わなかった。
でも...きっと、彼女は今でも見てるんだと思う。
私たちと一緒にCannaのプレーを見てるんだと思う。
だから、今、彼女にはこの言葉を贈ろう。
「イタリアの優勝おめでとう!! 」そして...
「La Coppa del Mundoを掲げるFabioは...とってもカッコ良かった!!」

伝説の決勝戦 [祝祭の日々]
朝起きたら...Zidaneが頭突きをかましてた。
あぁ、本当に伝説の決勝戦。そしてZidaneは神になった...(苦笑)
Zidaneが頭突きをかますことに関しては、
今までもその瞬間沸騰湯沸かし器振りを見ていたから、
驚くことはないのだけれど、
でも、今この時にそれが出たと言うことには驚いた。
「頭突きで終わるW杯になるとは思いもしなかったけど、
立ち直ってくれることを願うばかり...」
こう言ったのはZidaneファンのお友達。
シュトゥットガルトでの試合。
それほど暑くならないだろうと思っていたら、舐めてはいけないデイ・マッチ。
コップのミネラルウォーターが試合中にどんどんぬるくなって行く、
日のあたるバックスタンドで、Zidaneのサイン入り代表ユニを着て応援してた彼女。
案の定、Camisetaは汗でベタベタに。
「これ、どうやって洗おう!?」と途方に暮れていたっけ...(笑)
最後までピッチに立ってる姿を見たかっただろうし、
彼の心中を思いやって心配になるのも当然だと思う。
悔いが無いって言ったらうそになるかもしれないけれど、
でも、Zidaneのファンとしての自分自身には、きっと悔いはないんじゃないかな。
少なくとも...同じ1972年生まれの選手、
同じ2006年にスパイクを脱いだ選手のファンからすれば、
彼女がとても羨ましいと思える。
彼は最後の試合...ベンチ入りも出来なかったんだもん。
彼がプレーした最後の試合は...5失点のボロ負けだもん(笑)
もちろん、そんなMauricio Pochettinoを好きになって
彼のファンとして過ごした私のFutbol人生に悔いはないですけれどネ!!(笑)
今は、Zidaneと、彼を応援してきたお友達に
「長い間お疲れ様でした!!」と、そう言葉を掛けてあげたい。






