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日本経済がギリシャ並みになるのはあと何年か [経済]

 日本の借金が全部で1000兆円になった。この調子で行くと、日本の経済がなんとか持つのはあと数年のようである。私は経済学者ではないからわからないが(経済学者にだってわからない)日本人の全金融資産が1400兆円だそうだから計算上まだ何年かはもつはずだが、世界が日本の経済がやばい、と思いだしたとたんに金利は跳ね上がり、国債は下落するからそれがいつかはわからないが、そう遠くない時期に来るはずである。

 しかし政府も国民もバブルの後遺症がいまだにあってさっぱり危機感がないようだ。私は数年前に、日本の経済はあと3年くらいしか持たないのではないか、と書いたが、いまのところ何とか持っているから私の予想は良い方に外れている。しかし状況は良くなったわけではない。第2次大戦後のめちゃくちゃな経済状況とインフレを子供ながらに経験しているから、さすがに最悪でもああはならないだろうとは思う。それではどうなるのか、いろいろ想像してみるもののやはり予測がつかないし、普通一般の人はそんなことにあまり関心がないようなのだ。

 いまのところ民間人は金を持っている人は意外に持っている。先日、高速道路でフェラーリなど高級車10台くらいの事故があったが、やはり金はあるところにはあるものだ、と感心したけれど、金に何する限り、国貧民冨といえる。税金は取られたくはないがやはり消費税は引き上げざるを得ない。しかし人間は勝手だから、わかっていても自分の金は取られたくはないのが本音である。

 私の医療費の何割かは国から出ているし、年金ももらっているし(これもそのうち何割かはすでにこれまで自分で払ったものだが)その他国から交付されているものは直接、間接に、かなりの額にのぼるはずである。税金は少ないに越したことはないが、やはり国から受けている恩恵を考えればある程度の増税はやむを得ない、と考えている。国がつぶれたら元も子もないのである。ヤバいのはアメリカもヨーロッパも同じだがどこが先にコケても日本は無関係ではいられない。

 多分、民主主義国家で選挙で代表を選ぶ、というシステムがすでに疲労しているのであろう。といって金さんの国みたいに金さん一人だけが大金持ちで、あとは餓死しているか、しかかっている、という国ももっと困るのだが。

GM株はどうなったか [経済]

 だいぶん前のブログでつぶれる寸前のGM株を買ったことをご報告した。その後はご存じの通りGMは倒産し、国営に移管された。つまり、つぶれる寸前の株であるから私の買った株価は大した金額ではないとはいえ、結局つぶれたので、私の株券はほぼ紙くずとなった。要するにカケに負けたのである。アメリカ政府がもっと肩入れでもして株が上がればもうかる、という私のもくろみはあえなく外れた。

 まあこうなるのも想定の範囲であったし、そもそもそういうキワモノに手を出した方が悪いのだからしょうがない。カケは負けた、であきらめはついた。ところが今日、国営から再び民営会社として株式を上場した、というニュースを新幹線のテロップで読んで、何か釈然としない思いをした。昔の株主を全部コケにしておきながら、新しく上場して何百億ドルだかの資金をまた株主を募って調達しようというのである。新しいGM株を買う人が世の中にいるのかどうか、はともかく、私よりももっと多額の金額を投資してポシャった人はやはり私よりずっと腹立たしい思いでいるのではないか。

 しかしそれもこれも資本主義の世の中とあれば仕方がない、のかも知れない。弱肉強食の世界であるから要するに弱肉である我々が食われたわけである。じゃあ資本主義社会でなく、社会主義社会ではこういう理不尽なことはおこらないか、といえばこれまたノー、である。北朝鮮のデノミの失敗などその典型例であろうが、この場合は北朝鮮の人民が自分の責任で(auf eigene Gefahr)カケをやった結果ではない。好むと好まざるとにかかわらず、政府の失敗を押しつけられたわけで人民の無念さは察するにあまりある。いったいあの国はどうなるのでしょうねえ。GM株で損失をこうむった国に生まれたことを幸運だった、と思っているのはあながち負け惜しみばかりでもない。

ギリシャ問題(素人の経済論) [経済]

 ギリシャのように日本と殆ど関係なさそうな国の経済問題が全世界を震撼させている。EUからはさしあたり当面安全と思われる国の国債に金が逃げ出していて、ユーロは暴落。これまで、私は日本の経済はあと数年しか持たない、というふうに思ってきたが、それでも日本の国債も結構買われているところを見ると当面大丈夫、と外国からは思われているのかも知れない。でも今の日本政府に将来を見通した経済政策はないに等しい。増税はまず無理だろうし、高速道路料金問題程度のことすらすんなりと行かない。ヤバいことに変わりはない。

 一方、日本人の持っている金は、といえば超低金利に嫌気がさして、たいてい外国、主にドルに逃げ出しているが、今や世界中どこの通貨なら安定していて大丈夫、というものは存在しない。唯一安定している割にあまり語られないのがスイス・フランだが、これもダーティー・マネーのロンダリング通貨、とレッテルを貼られていて透明化するようせまられている。が、スイスはしぶとい。動く気配はない。スイスがEUに加盟しなかったのはこういう事態の起こることを見越していたのであろう。このところスイスはずっとだんまりを決め込んでいる。

 じゃあ、ギリシャの一般国民はどうなる、といえば、あいかわらず、オリーブ油の料理にワインに昼寝、という感じでゆったり生活していて基本的にそう変化があるとも思えない。何しろ西洋文明発祥の地、2000年以上存続してきた国。ユーロ騒動ごときで国がつぶれるはずはない。一番困るのは多分ドイツかフランスであろう。

 大して多くもらったわけでもない自分の退職金の管理、どうする? まあ現実に影響が及ぶまでには私の寿命とカネは尽きるであろうから大局的に見ればどうでもいい、といえばどうでもいい話なのだが。

北朝鮮のデノミネーション(2) [経済]

 むちゃくちゃなデノミネーションをした北朝鮮はその後どうなったか。やはりこの大失敗はさすがにこたえたらしく政府高官も認めているらしい。まあはじめからわかっていたことである。しかしこんなになっても北朝鮮という国がつぶれないところがすごい。もっともこれ以上つぶれようがないのだろうけれど。

 その後ギリシャの経済状態が危ない、に端を発して、ユーロ全体がどうなるかわからなくなった。さらにイギリスも、である。本来なら日本の方が国債の乱発という点ではさらにヤバいが、それでも、日本国民はのほほんとしている。ある学者は3年後に日本経済はつぶれ、超インフレになる、というし、IMF(国際通貨基金)は10年後(これは見通しとしてはかなり甘い)とみている。どんなに甘く見ても日本の経済ははやかれおそかれ立ち行かなくなるのだが、そうなった暁は日本という国、というより、国民一人一人はどんな生活を送っていることになるのだろうか。戦争、ということにだけは多分ならないだろう、というのが私の予測である。日本国憲法はそれまでに改正されているわけはない。今の政府の状態を見ればわかる。増税さえできないのが戦争などできるわけない。10年後の日本の国民生活のシュミレーションは誰もできない。経験したことがないので私を含め誰も想像がつかないのだ。

 こうしてみると、こんなむちゃくちゃの状態でもつぶれず、大暴動も起こらない北朝鮮の方がはるかにしぶとい。日本もギリシャも北朝鮮に負けそう、にみえる。でもギリシャはつぶれても、国中に埋まっている遺産を売れば莫大な金額になり、論理的には借金くらいは返せる。北朝鮮は金日成の銅像と核施設ぐらいしか残らないのではないか。一方日本は戦後ひどい状態を生き延びたのだから、まあ何とかなるんじゃないの、と政府も思っており、かくて国債乱発で金利が上がり、国債は暴落して、政府は生き残る。国民は食うや食わずの北朝鮮並みになる。以上が私の見通しなのだが、この見通しの外れることを切に願う。有り難いことにこれまでの私の悲観的な見通しはことごとく外れてきた。


 

北朝鮮のデノミネーション [経済]

最近北朝鮮オタクとして気になるニュースが3つあった。一つは「お世継ぎ問題」、次に北朝鮮製のジーンズがスエーデンだかで2万円で売られた、3番目が「デノミネーション」。デノミネーションとは、インフレが亢進して、紙幣の0の数が多くなって煩雑、ということと、対外的にもイメージとしてまずい、の二つの理由があって、日本でもこれまで何度かデノミの話が出ては消えた。

私がデノミが現実の問題として出くわしたのは2000年、ポーランドに旅行したときであった。ポーランド通貨、ズオーティの旧紙幣を100分の1に読み替えて、新紙幣を発行してしばらくは両方とも市場に出回っていた。混乱は起きるか、といえばそれはあまりなく、両方の紙幣が混在していても、0の数がちがうだけでデザインも紙の大きさもまったく同じだから、間違えることはまずない。

北朝鮮も100分の1のデノミを実施したが、このやりかたは私の想像を超えるものであったらしい。どこまで本当かは北朝鮮のことだから保証の限りではないが、デノミ自体はまあいいとして、問題はそのやり方である。たった1週間くらいの間に旧紙幣を新紙幣に交換すること、ただし上限は日本円にして2500円相当くらいまで、というのだ。それ以上もっている旧紙幣は無効になる。もしこれが本当だとすればもうムチャクチャではないか。国民のもっている金を全部召し上げるに等しい。その後どうなったか、続報をご存じの方はお教えいただきたい。

しろうとの経済学 [経済]

 民主党が政権をとって、はじめての来年度概算要求が95兆円だそうである。税収見込みが40兆円だから、家計に置き直してみると、400万円しか年収がないのに、950万円は来年金が必要となる、不足の550万円は金を借りて暮らす、ということになるのだから庶民には理解しがたい。

 でも国民総資産は1400兆円もあるのだから、まだまだ国債は発行できる、と政府は思うからこんな途方もない予算が組める。確かにとりあえずはそれでしのげるのだろうが、こうして先延ばしをしていたら、いずれ国債は売れなくならないまでも金利は上昇し、財政はにっちもさっちもいかなくなることは誰にでも分かる。問題はそれがいつか、そうなったら我々の生活はどうなるのか、ということは誰も明確なシュミレーションを示してくれていない。

 ある学者の試算ではそのXデーは2016年か2017年だろう、という。私は素人だから何も根拠はないが10年くらいは何とかもつのではないか、でもその次の10年となると霞がかかっている、と直感的に思っている。JALが危機状態にあるが、これはまあ政府が何とかするんじゃないの、と誰もが思っている。でもその親方のほうがこんな状態なのだ。

 私は戦後、国の財政が破綻して円がほとんど紙くず状態になったのを経験している。ただあのころはものが全くなかったから途方もないインフレになった。これは理論上理解できる。でも今はものがありあまり、売れなくて困っているからデフレなのだ。だから国が破産してもものがなくなるわけではない。さしあたり国は金がないから公務員に給料が払えない、地方交付税が払えない、くらいしかわたしの悪いアタマは回らないが、どんな世界が待ち受けているのだろうか。

追記: またある学者の説では、日本はアメリカとちがって、外国にはほとんど国債を売っていない(金利が安すぎて売れない)、買っているのは90パーセント日本人なのだから、国債のおかげで、インフラ整備が進み将来の財産となって残るのだから、国債発行額など少々増えても国は破綻しないのだそうだ・・・・。といわれてもやっぱり理解できない。借金は借金ではないか。わずかとはいえ、利息も払わなくてはならないし、なんかのはずみで利息が高くなれば国は払いきれなくなる・・・と私は思うのだが。でもいよいよとなれば立法府は借金をチャラにできる、現代版徳政令を発令することもできる。やっぱり私は国債は買わない。

サブプライム問題(3) [経済]

 アメリカのビッグスリーが存亡の危機にある。それにしてもアメリカ人の楽天主義は見事というほかない。私など少しツメの垢でも煎じてのみたいくらいだが、コケかかっている会社の資金を要請するために政府に掛け合いに行くのに(私企業なのだから本来自己責任であり、政府に何とかしてくれといえる筋合いではないのだが)CEOが自家用ジェット機でのりつける、という神経は私の理解を超える。当然ながらアメリカ議会や世論の反発を食らった。

 私の予測では、ビッグスリーはいずれポシャるであろう(私の予測が外れることを望むが)。これは世の中の流れなのだ。その結果アメリカはもちろん、日本も世界も大混乱に陥る。株価はいまの半分になるかも知れない。もとより我が家の経済も例外ではあり得ない。
 車は、タクシーなどは40万キロくらい持たせるのはあたりまえのようだから、自家用車も年1万キロ乗るとしても単純計算で40年はもつ。実際には車体にサビが来たりしてそうはならないにしても、5年や10年で買い換える必要など本来ないのだ。新幹線の0系でも44年もった。冷蔵庫などはどこの家庭でもこわれるまでは使う。車もいまや実用品となり、新車が自慢の種になどならなくなった(ドイツではとっくの昔からそうなっている)からこれから先、人々はたとえ金があっても車は買わなくなるだろう。冷蔵庫と同じように。

 そもそも資本主義は毎年経済が成長することを前提に成り立っているが、誰が考えても成長が永久に続くなどあり得ない。これは私は昔からそう理解していたが、その限界が思ったより少し早く来たようである。たとえ、アメリカが悪くなくてもいずれはそうなる運命にある。私の世代は終戦後、焼け野原で、全くなにもない時代、常に腹を空かせ、タマに干しバナナの配給があると感激した時代に育ったからあの時代のことを考えれば株価がいまの半分になってもなにほどのことはない。何しろ国民が半強制的に買わされた「弾丸国債」なるものが終戦とともにただの紙くずになったのだから。だからいまだに私は国債を信用せず、買ってもいない(それほどの金がないからでもあるが)。


ふたたびサブプライム問題について [経済]

 先日ブログに書いたばかりなのだが、心配がもう現実化してきた。社保庁も年金運用でかなりなダメージを受けているようである。私は笑ってしまった(実は笑っている場合ではないのだが)。そのダメージの受け方のパーセンテージが我が家のそれとあまりに似ていることが分かって笑ったのだ。これは経済音痴である私が、自分のささやかな退職金などの蓄えを、はからずも社保庁の役人と、全く同じような考え方で資金を運用していたことになる。今回の事件で、その道のプロであるはずの役人たちは、金に関して私より全然利口でもなく、知識も、判断力もほとんどかわらない、つまり金に関しては素人以下ということが露呈してしまったから笑ったのだ。

 私は自慢ではないが経済音痴であり、全くの素人。だが、これは自分の金を自分の判断で運用した結果が惨憺たる結果になっているものの、少なくとも人様には誰にも迷惑はかけていない。あ〜あ、運が悪かった、ですむ問題なのだ。これにひきかえ、社保庁の金はこれは人様から預かっている金である。しかもその額は半端ではない。いったいどうしてくれる、この怒りをどこにぶつけたらいいのだろうか。これはいずれ年金の削減、というはね返りがくるに決まっている。

 ピアニストが素人とかわらない技量で、コンサートをやったら、とても入場料もギャラももらえない。これも当たり前の話だが、素人とはひと味違うピアノを聴かせられるから、世間の人たちからはその技量なりに(必ずしも技量と人気は一致しないものの)認めてもらえるのであろう。まえのブログで書いたが、どこまでリスクをとれるか、というプロなりの判断が、ワシントン以下、経済専門家、と称する誰にも出来なくなっていたのがこの結果なのだ。

 まあしかし嘆いても始まらない。人間の知恵の限界というのはかくのごとくたかが知れたものなのだ。だが、このツケは一番弱者の所に真っ先に来る。オーケストラ、合唱団、といった音楽のプロ集団から寄せられる経済的悩みはこのところ特に深刻で、音楽家などは経済的弱者の最たる者といえる。演奏家連盟などの会議に出席していて昨今痛切に感じることは多い。弱者どうし少しでも助け合っていこう、という趣旨ではじめられたこの連盟だが、自分の無力感におそわれる。

サブプライム問題 [経済]

 私は経済音痴だから、ここで人並みなことを言ってもあまり意味はない。ただ、この問題に関しては、その道のプロ、それも超一級のプロであるはずの証券会社、リーマン・ブラザーズ、古くは、山一証券だってつぶれるのだから、プロといってもそう威張れたものではない。素人ながら分かるのは、この問題をいまや人ごと、と笑ってみていられる人は、もう世界中にほとんどいないであろう、ということだ。規模はちっぽけだが我が家の経済とて例外ではない。年金生活者として気になるのは、社保庁の年金運用だってかなりダメージを受けているはずなのだがそれでも、「社保庁全体の年金資産が2/3の価値に下がりましたから、年金額は来月から2/3に減額します」といわれないだけましなのだ。ただ気になるのは、その損害額をだれが補償する?

 それでも社保庁のこれまでの言動をみれば、社保庁役人のうち、だれもこのことについて夜も心配で眠れないでうつ病やノイローゼになることはないのであろう。私もふくめて人間は勝手なものだから、「自分の年金さえ減らなければいい」とみんな思っているに違いないのだが、誰も言わないけれど、この事態は相当深刻なのではないか。私は最近、生命保険会社とか、その他の企業がどんな風に資金を運用しているか、ということが気になりだした。いくつかの団体、それも何10億、という基金を運用して音楽界にいろいろ貴重な援助をしてくれている財団に評議員とか、理事とかでかかわっていると、何10億とか何100億というフツーの人間からみれば天文学的数字の金をどういう手段で運用し、どのような利益を生み出しているかということは、毎期、決算報告が会議にでるからすこしづつそういう数字にも少しなれてはきた。

 素人ながら分かってきたことは、昨今、個人も、法人も、企業も金の運用の仕方にそう大きな違いはない、ということだ。違いがあるとすれば、その団体なり、個人なりが、どれだけのリスクにたえられるかによる。なにも知らなかったときは、大企業や、財閥はわれわれのあずかり知らぬやりかたで、むちゃくちゃ金を儲ける手段を持っているのだろう、と勝手に想像していたがそういうものでもないみたいだ。どれだけのリスクにたえられるか、という基本的な知識がプロの人間にも誰にも分からなくなってきたのがこのサブプライム問題の本質であろう。そもそも経済の先の見通しについて、テレビにしゃしゃり出てしたり顔で解説する人たちの予想が当たったためしがない。

為替相場のナゾ [経済]

 またもやメルクリンを例に出して恐縮なのだが、8年くらい前のカタログでは「03」は約6万円もしていた。ところが最近はほぼ同じものが2両セットで5万6千円くらいで買えたのだ。(03ばかり3両もあったってしょうがないじゃないか、などというなかれ)当時はユーロは100円はしていなかったと思うが最近は150円以上、つまり円の価値は相対的に3分の2になったから、その間の物価上昇を計算に入れなくても、いまなら「03」を2両買ったら15万円くらいしていてもおかしくない勘定になる。

 これは輸入車の世界も似たようなもので、我が家のゴルフワゴンは5年前、300万円足らずで買ったものだが、昨今ユーロが150円以上もしているから、いまでは450万円でなければならない。その間にモデルチェンジをして立派になったにもかかわらず、いまでも300万円を少し超したくらいの価格設定である。もちろんゴルフが450万円もしたら誰も買わないだろうが、さりとて、為替をそのまま価格に転嫁したら、おそらくヨーロッパ車の輸入元は廃業しなければならないはずだが、日本の経済は下降気味なのに実際はメルセデスなど高級車ばバンバン売れている。

 とすると、当時の輸入業者がボロもうけをしていたか、いまは赤字覚悟で売っているかどちらか、ということになるが、どうやらそのどちらでもないようだ。この世界は分からない。