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耳馴染みのお能 [能・狂言]

爽やかに晴れた土曜日。今日は、久しぶりにがっつりお能
を観ようと大槻能楽堂に出向き「平成30年度第79期第1回
上野松颯会定期能楽会」を拝見。
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今回の番組。先ずは、伊原昇さんの「高砂」。次は仕舞で、
上野雄介さんの「経正」、三浦信夫さんの「羽衣」、赤井
きよ子さんの「邯鄲」。ちょっとひと息、茂山あきらさん
の狂言「因幡堂」。そして、上野朝義さんの「藤戸」。最
後は、人間国宝野村四郎さんの仕舞「老松」でした。
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昨今、聞くことはないんでしょうが、昔、結婚式の定番だ
った"高砂やこの浦船に帆をあげてこの浦船に帆をあげて
月諸共に出で汐の波の淡路の島陰や遠く鳴尾の沖すぎては
や住の江に着きにけり早住の江に着きにけり"でお馴染み
の「高砂」。九州熊本の阿蘇神社の神主友成(現在100代
目の方がいらっしゃるそうです)が、都に向かう途中兵庫
の高砂で老夫婦と出会い、高砂の松と住吉の松が相生の松
であることを教えてもらう。友成一行が船で住吉に渡ると
(この部分で有名な、高砂や・・が謡われます)、住吉明
神が現れ、祝いの舞を舞うと言う話。おでこの広いなんと
なくヌルっとしたような顔で、ぺったりとしたロン毛の住
吉明神が軽やかに舞う姿が印象的でした。

狂言の「因幡堂」は、大酒飲みで家事を一切しない妻に愛
想をつかした夫が、妻が用事で実家に帰ったのを幸いに離
縁状を送りつけ、因幡堂に新しい妻が見つかるようにと願
掛けに行くが、それを知った前妻が怒って、因幡堂に出向
き、うたた寝をしていた夫をだまし、再度妻の座を狙うと
言う話。茂山あきらさん演じる恐妻家の夫がなんともイイ
感じでした。

「藤戸」と言うお能は、岡山のジーンズで有名な児島の話
で、源平合戦での手柄で、藤戸の領主になった佐々木盛綱
が藤戸に赴くと、盛綱に息子を殺されたと言う老女が現れ
恨み言を言う、反省した盛綱が供養をすると殺された息子
の亡霊が現れ切々と舞を舞う。しんみりとしたお能でした。

野村四郎さんの仕舞「老松」は、君が代でも耳馴染みのあ
る"・・千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすま
で・・"の部分を見せてもらい、舞台の上をまるで重量が
無いかのごとく静かに舞われる姿に、短い時間でしたが引
き込まれました。素晴らしかったです。

お能前の腹ごしらえは、空堀商店街にあるうどん屋「饂飩
とお酒 からほり きぬ川」さんで、ちく天きつねうどんと
とろろ飯。
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ツルツルの麺と上品なお出汁にじんわりと染みる甘めのお
揚げさん、めちゃ美味しかったです。

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