佐川美術館 [美術館]
今日は、故平山郁夫氏を偲ぶのと樂吉左衞門氏の
お茶室見学の予約が取れたので、滋賀守山の佐川
美術館に行ってきました♪
水面に浮かぶように建つ大きな切妻屋根が特徴的
な2棟の展示室と2007年に併設された樂吉左衞門
館および茶室からなる凛とした佇まいの美術館です。

先ずは、展示室に入る前に館内を一周してそれぞれ
の建屋の趣を楽しみ、エントランスと平山郁夫館の在
る手前の棟に入って、故平山郁夫氏の追悼展「平山
郁夫-平和の祈り-」を拝見。
楼蘭遺跡三題の“朝”・“夕”・“月”などのシルクロー
ドを題材にした作品や“平和の祈り-サラエボ戦跡”
を中心に、延暦寺などの日本の風景の作品も展示し
てあり見応えありました。
そして、館内を散策したり、佐藤忠良氏のブロンズ像
を堪能したところで時分時なったので、一時からのお
茶室見学に備えて館内のカフェ「SAM」でパストラミサ
ンドで腹ごしらえ。
そして、いよいよ樂吉左衞門氏のお茶室見学(残念な
がら内部の写真は撮れないので、つたない文章と外観
の写真だけの紹介になります。)!

本館から水面にもぐるように階段を下り、千利休の教
え“規矩作法守りつくして 破るとも離るるとても 本を忘
るな”の「守破離」と書かれた入口を入る。自動の扉が
開くと枕木のひかれた薄暗い通路になっていて奥に行
くほど幅を狭め遠近法のトリックが仕掛けてあるとか。
そこを抜けると大きな一枚板の鉄刀木(たがやさん)の
テーブルの置かれた「寄付」で暫し説明を聞いて、次は
見てみたかったコンクリート打ちっぱなしで作られた円
筒形から水が滴る「待合」、微妙に段差を付けた壁から
落ちる水が不規則な水音を響かせ見上げると楕円に
切り取られた青空、息を呑むような空間です。
そして、いよいよ茶室、先ずは地下に在る、三畳半の小
間(盤陀庵)、西からのスリットの光と東からの窓の光が
手すきの和紙と三角柱のアクリルを幻想的に輝かせて
狭い小間の深い精神世界を演出している感じでした。
小間横の階段を上ると湖面に浮かぶような造りで一転
開放的な広間(俯仰軒)へ。畳と岩肌と水面の連続性に
調和と不調和が揺らぐ不思議な広間からは、美術館を
前景に比叡山が霞んでいました。
兎に角、樂吉左衞門氏がこだわり抜いたお茶室は、痺
れるほどに美しく刺激的な場所でした。
お茶室の後は、樂吉左衞門館で行われている「左衞門
X-インドネシアン・プリミティブアート 稲葉京セレクショ
ン」を拝見し、美術館をあとにしました。





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