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お祝いの文楽 [文楽]

爽やかに晴れた日曜日。今日は、文楽鑑賞のお仲間と国立文楽
劇場に「平成二十九年 四月文楽公演(第一部)」を観に行って
きました。
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先ずは、六代豊竹呂太夫(英太夫改め)さんの襲名披露のお祝
いって感じで“寿柱立万歳”。
三輪太夫さん、津國太夫さん、南都太夫さん、咲寿太夫さん、
文字栄太夫さんと三味線の清馗さん、龍爾さん、錦吾さん、清
允さん、團吾さんがずらりと並び掛け合いの浄瑠璃。
舞台には、三河万歳の太夫(紋臣さん)と才三(清五郎さん)
が、江戸に出てきたという設定で、鼓や扇を手に陽気に舞う華
やかで楽しい演目です。

そして次は“菅原伝授手習鑑”から三段目の茶筅酒の段(芳穂太
夫さん、宗助さん)、喧嘩の段(小住太夫さん、清丈さん)、
訴訟の段(靖太夫さん、錦糸さん)、桜丸切腹の段(文字久太
夫さん、藤蔵さん)。
松王丸(玉男さん)、梅王丸(幸助さん)、桜丸(簑助さん)
の父親である白太夫(玉也さん)の70歳の誕生日。それぞれ
の嫁(八重(簑二郎さん)、春(一輔さん)、千代(勘十郎さ
ん))が連れ立って、お祝いに実家を訪れたのに、肝心の3兄
弟が遅れて来た挙句に、松王丸と梅王丸が喧嘩をはじめ大切な
桜の木を折ってしまう(その後の桜丸の運命を暗示)。そして
父親に対して、梅王丸は流された主人菅丞相のもとにいきたい
と言うがたしなめられ、敵方の時平の家来になっている松王丸
は縁を切ってほしいと頼むと受け入れられる。2人が去ってい
くと、そこに桜丸が現れ、主人菅丞相失脚の責任を取って切腹
をするという展開。
菅原伝授手習鑑は次の寺子屋を単独でやることが多いので、あ
んまり観ない段ですが、観るたびに、何?この展開と思ってし
まう場面です。

間に、今回の公演の目玉。豊竹英太夫改め 六代豊竹呂太夫さん
の襲名披露口上。
咲太夫さん、清治さん、勘十郎さんが、それぞれ呂太夫さんの
オモシロネタを披露しながら楽しいお祝いの挨拶を聞かせてく
れました。本当におめでとうございます。

続いて、“菅原伝授手習鑑”の四段目、寺入りの段(呂勢太夫さん、
清治さん)、寺子屋の段(呂太夫(英太夫改め)さん、清介さん、
咲太夫さん、燕三さん)。
松王丸の女房千代(勘十郎さん)が、菅丞相の息子菅秀才(簑之
さん)がかくまわれている寺子屋に自分の子供小太郎(簑太郎さ
ん)をあずけに来る。菅秀才をかくまっていることがバレ、首を
さしだせと要求された寺子屋の主人武部源蔵(和生さん)は、あ
ろうことか今日寺子屋にあずかった小太郎の首をはねて、検分役
の松王丸と春藤玄蕃(文司さん)にさしだすと、菅秀才の顔を知
っているはずの松王丸が小太郎の首を菅秀才だと鑑定し時平のも
とに送る。その後、寺子屋に戻ってきた千代と松王丸は、わが子
小太郎が立派に菅秀才の身代わりになったことを確認し、白装束
のいろは送りで幕となる切ない話です。
この段は歌舞伎も含めて何回観ているかわからない演目ですが、
毎回、何で?と言う不条理感だけが残る話です。自分の体面のた
めに殺させるか?自分の子供を。。。
なにはともあれ、襲名披露のおめでたい文楽を楽しませていただ
きました。諸々感謝です。

文楽鑑賞の後は恒例の食事会。今回は、桜川の中国家庭料理と自
然食の「中国家常菜 楽活(ラオポー)」さんでした。
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料理は、ピリ辛の干し豆腐とトマト、豚しゃぶ、カキフライ風き
のこフライ(言われなかったらカキフライです!)、もちもちの
水餃子、シャキシャキのカイラン菜の炒め、平べったいツルツル
の春雨煮込み、ぷりぷりの海老マヨ、パリパリの湯葉の北京ダッ
ク風、香ばしい極細焼きそば、ちょっとピリ辛でエビの風味がき
いた海鮮焼き飯。
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どの料理も凝ってて味付けもあさっりだけど複雑で深みがあって
めちゃくちゃ美味しかったです!
人の良さそうなお兄ちゃんがひとりで切り盛りしているカフェの
ような風情の中華料理屋さんっぽくない店で、雰囲気もめちゃ良
かったですよ。

文楽とまったく関係無いですが、食事の合間に、ジンメンカメム
シとオオルリアゲハの鑑賞!
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先日、京都に能を観に行った折りに、蝶とカメムシの収集をして
いる御仁に話を聞いて、是非見てみたい言ったのを憶えてらして、
本日、現物を貸してくれてのお披露目となりました。想像以上の
人の顔加減にビックリ!凄いです。

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官能と科学の中之島 [観劇(他)]

今日は、大阪天満宮の近く菅原町(菅原道真にちなんだ地名だそう
です)にあるそろばんの雲州堂の蔵をリノベーションしたイベント
カフェ雲州堂に知り合いのライブ「歌とピアノと夏初月」を聴きに
行ってきました。
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女性ボーカル4人(すぎもとさゆりさん、くみこさん、Merryさん、
Marthaさん)とピアノは茶之木一世さんの演奏。
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先ずは、すぎもとさんが舞台に上がり、軽いご挨拶の後にピアニス
トの茶之木さんをご紹介。しばし茶之木さんの素敵なピアノ演奏の
あって、再び、すぎもとさんが登場し、“ザ・ローズ”、辛島美登里
さんの“ツバメ”、そして、今日はカーペンターズの日だそうで“マス
カレード”の3曲を美しい歌声で聴かせてくれました。

次は、くみこさんで、星野源さんの“恋”、Superflyさんの“黒い雫”、
そして曲名は忘れましたが平井堅さんの曲の3曲をパワフルな歌声
で聴かせてくれました。さすが“恋”って感じで、お母さんのひざの
上で小さな子が恋ダンスを踊ってました!

ちょっと休憩の後、遊佐未森さんのコピーバンドをやっていると言
うMerryさんが登場し、遊佐未森さんの“桃”、KOKIAさんの“愛の
メロディー”、復興支援ソングの“花は咲く”、そして、すぎもとさん
とのデュオでZABADAKさんの“旅の途中”を披露。

最後は、Marthaさん。1曲目は、すぎもとさんがそのまま舞台に残
っておふたりで、松田聖子さんの“瑠璃色の地球”。今日はカーペン
ターズの日でもありますが、アースデイでもあるそうです。
その後一人で、三浦大知さんの“ふれあうだけで Always with you”、
“New York State of Mind”、MISIAさんの“逢いたくていま”をパワ
フルに聴かせてくれました。

タイトルの夏初月は“なつはづき”とよむそうで、ちょうどこの季節、
旧暦の4月のことだそうです。夏には少し早いですが、素敵な歌声と
ピアノで爽やかなひと時を楽しませていただきました。感謝です。

ライブのついでと言ってはなんですが、京阪なにわ橋駅にあるアート
エリアB1でやっている「ニュー“コロニー/アイランド”3 わたしの
かなたへ」を拝見と言うか体験。
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阪大の吉森保教授をコンセプターに、建築ユニットdot architects
さんとアーティストやんツーさんが、アミノ酸、たんぱく質、細胞
をテーマにした仮設と仮想の体内公園と言うアートとサイエンスの
融合した体感型のインスタレーションを展示してらっしゃいました。
作りかけの工事現場?みたいな雰囲気ですが、細胞内は完成品と材
料が混在している世界だそうで、それを表現してるってことでした。
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指向性スピーカーから流れる吉森教授の講義やVRゴーグルを付けて
のシーソーやブランコなどもあって・・・面白い!

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ミュシャの壮大な物語 [美術館]

今日は、御茶ノ水で仕事があったのと、いただき物のチケットが
あったので、国立新美術館で開催している「ミュシャ展」に 行っ
てみました。
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同時開催されていた草間彌生さんの展覧会の長蛇の列を横目に、
そそくさと2階に上がり、今回の目玉!スラブ叙事詩20作を拝見。

会場に入ると、いきなりお目当てのスラブ叙事詩が展示してある
んですが、壁一面を覆った巨大な作品を見上げてビックリ!
そんな作品が20枚展示され、質量ともに圧巻で、順番に見進めて
いくと、なんとも壮大なオペラを見ているようで、どっぷりとミ
ュシャの描く物語の世界に引き込まれました。素晴らしい! 

5作品は、写真撮影可能という太っ腹な国立新美術館に感謝しな
がら、写真をいっぱい撮らせてもらいました。
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スラブ叙事詩以外にも、これぞミュシャって感じで、お馴染みの
アール・ヌーヴォーを代表するポスターなども多数展示してあり、
見ごたえありました。

草間彌生さんも大好きなんですが、今回は、仕事のあいまってこ
ともあって、列に並ぶ時間も無かったので、野外に展示してあっ
た黄色の南瓜と水玉の並木道だけ見せてもらいました 。
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やっぱり見たかったなぁ~~!残念。。。


昼ごはんは、乃木坂駅近くの和食屋「淡々菜」さんで 赤魚の西京
焼き定食をいただきました。 
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上品な味付けでめちゃ美味しかったです。

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千林で東西女流講談 [講談]

今宵は、千林商店街にいある落語カフェに「陽子講談会 其の壱 東西
美女競演」を聴きに行ってきました。
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東の美女は神田陽子さんで、西の美女は旭堂南華さんの二人会。

先ずは、神田陽子さん、東京の方ですが今回は大阪の話で「勘助島
の由来」を語られました。
勘助島と言う島があったわけではなく、島と言うのは堤防のことで、
今も大阪市大正区に碑が立っているそうです。
木津勘助と言う若者が、大金持ちの財布を拾った縁で、そこの娘さん
を嫁にもらい、奥さんが持参金で持ってきた大金で、度々氾濫してい
た淀川に堤防を作ったと言う話。
大阪の話ですが、切れの良い陽子さんの関東弁で語られるといっそ
う粋に感じられました。

次は、旭堂南華さんで、こちらは大阪の方ですがお返しにって感じ
で、大岡越前が登場する江戸の講談「黒雲のお辰」を披露。
大和の貧乏大名の地の正直なお百姓さんが、国で集めたなけなしの
金75両を江戸のお殿様のところに届ける役をおおせつかったが、日
本橋で大事な金をすられ、川で身投げをしようとしたところを、其
の界隈を取り仕切る大泥棒黒雲のお辰に助けられる。助けてもらっ
たお礼にと、国に帰って毎日お辰の無事を祈りながらお経をあげて
いた効果か?捕まって獄門になるはずの黒雲のお辰が、大岡越前の
計らいで尼になり、諸国行脚の末にお百姓さんと再会すると言う話。
江戸の人情話を大阪の南華さんがしっとりと、より人情深く聞かせ
てくれました。

最後は、陽子さんで、珍品と言うかなんと言うか寺山修司作の新作
講談「安保心中 新宿お七」を読み聞かせてくれました。
安保闘争華やかなりし時代、放火で捕まったセーラー服の17才の少
女お七、恋する闘争家吉三を慕ってつけた炎。安保闘争で国会にな
だれ込み機動隊との衝突で血まみれになる吉三のテレビ映像を見な
がら、恋に狂ったお七は新宿の片隅でガソリンに火をつける。。
寺山修司の紡ぎだす言葉によって講談と演劇が融合したような独特
の世界観が繰り広げられ、映像と言うより演劇の舞台が目の前に広
がるような、なんとも不思議で素敵な講談でした。

いゃ~~!面白かったです。

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春の京都で劇的な絵 [美術館]

初夏のような陽気の日曜日。桜もそろそろ終盤の京都に月岡芳年と
海北友松を観に行ってきました。

先ずは、美術館「えき」KYOTOで開催中の「芳年 激動の時代を生
きた鬼才浮世絵師」を拝見。
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江戸末期から維新、明治と言う激動の時代に活躍した浮世絵師月岡
芳年。“最後の浮世絵師”と称されるように、明治に入り斜陽してい
った浮世絵の最後を飾った芳年の初期から最晩年まで、130点ほど
の作品が展示してありました。

12歳の時に歌川国芳に入門して浮世絵を学んだ芳年、早くから頭角
を現し、15歳の時のデビュー作“文治元年平家の一門亡海中落入る
図”や、ちょっと後の“那智山之大滝にて荒行図”など、10代とは思
えないほどの初期の作品からはじまり、次は、芳年の代名詞とも言
える無惨絵の世界!落合芳幾とともに作った“英名二十八衆句”が28
作ずらりと並んで圧巻です!血みどろ!大好き!(苦手な人やお子
様はご遠慮くださいの注意書付き!)
そして、芳年と言えば真っ先にこれが頭に浮かぶ“奥州安達がはらひ
とつ家の図”、エロティックで退廃的な風情を漂わせていました。

江戸の浮世絵では出てこない“西郷隆盛霊幽冥奉書”などの時代を感
じる作品やこの季節にちょうど良い桜の精を妖艶に描いた“新形三十
六怪撰 小町桜の精”などが目を引きました。
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これだけまとめて月岡芳年の作品を見たのは初めてかもしれません。
素晴らしかったです。

次の京都国立博物館への道すがら、行列の後ろに並んで、久々に
「本家 第一旭」さんの特製ラーメンをすすりました。
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濃い目の味付けなので、普段は抜いてもらうネギで、少し緩和させ
ながら、美味しくいただかせてもらいました。

そして、楽しみにしていた京都国立博物館平成知新館で開催がはじ
まった開館120周年記念の特別展覧会「海北友松」展へ。
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海北友松は、狩野永徳や長谷川等伯と同時代の人物で、50代までは
狩野派の絵師として活動し、狩野派を離れた後、60歳を過ぎて大活
躍して、83歳で亡くなるまで精力的に寺院などの襖絵などを描いた
人です。が、残念ながらあまり名前が知られていない。。。
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京都の人や、関西にいて、よく寺めぐりなどをしている人にとっ
ては、海北友松の名前はお馴染みだと思いますが、同時代の永徳
や等伯に比べ、メディアに取り上げられる機会も少なく、知る人
ぞ知るって感じだったのを、今回、京博がググッと押し出そうと
しているみたいです。
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狩野派から離れた頃とおぼしき狩野派の作品風が色濃く残る作品の
展示からはじまり、海北友松と言えば、やはり建仁寺の“雲龍図”っ
て感じで、2頭の龍がうごめく姿が大迫力で生々しく描かれた作品
が、ドォ~ンと飾ってありました!すごい迫力です。

個人的にも龍の印象の強い人でしたが、最晩年、お公家さんとのか
かわりが深まる中で、大和絵調の絵や“飲中八仙人図屏風”の様な穏
やかな作品、妙心寺の“花卉図屏風”のような絢爛豪華な作品も描い
ていて、器用な人だったんだなって印象です。

その中でも“網干図屏風”と言う作品が異彩を放っていて、視点の面
白さやデザイン的なところ、網の乾き具合の描き分けなどの繊細さ
があいまって、心奪われました。素晴らしい!

最後には、やっぱりこの人は龍だな!って感じで、光を落とし雲龍
図屏風などの龍の絵を浮かび上がらせて見せるコーナーが設置され
ていました。幻想的です。

そして、龍とは打って変わってネルソン・アトキンズ美術館から一
時帰国した情感たっぷりの“月下渓流図屏風”で〆と相成りました。

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