斜陽から日なたへ、PHSの奮闘 [ウィルコム]
"ウィルコムの加入者数、過去最高を記録"(ITmedia)
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0601/11/news076.html
先日2005年末時点の契約数がTCAより発表された。それによると、PHS・携帯電話の加入者数の合計は9000万台を超えた。流石に市場は飽和状態といわれながらもう何年も経ち始めているが、未だに携帯電話の契約台数は一ヶ月当たり数十万単位で伸び続けている。
さて、なかでも検討しているのがウィルコムだ。2005年2月にDDIポケットtからウィルコムへと社名変更した月末の加入者数は2,998,200件だったが、2005年末には3,651,000件となった。わずか11ヶ月で20%以上の加入者を増加させている。年間では純減となったボーダフォンを抑えドコモ、KDDIに次ぐ増加数となっている。
斜陽の技術と呼ばれたPHS。1995年7月の開業。それから3年後の1998年7月に3,617,000件を記録したのをピークにじりじりと加入者は横ばい状態と純減状態を続け、2004年2月には2,890,000件にまで落ち込んだ。だがその時期を機にじわじわと加入者を伸ばし、2005年2月にKDDIグループから離れ、同年5月に同社間のPHS通話料金と他社も含めたEメールの送受信が月額2900円で定額になるサービスを開始してからは毎月6万件以上の純増を記録するようになっている。
エリアが狭いという弱点を地道に潰していき、他社にはないサービスを行った結果がようやく実を結んだと言ったところだろう。
だが、今年の後半には携帯電話の番号を変更せずに会社を変更する番号ポータビリティが始まるし、来年から再来年にかけてはソフトバンク、イー・アクセス、アイピーモバイルの3社が新規参入事業者として携帯電話事業を開始する。当然その頃には音声定額は大きなアドバンテージとは言えなくなっているだろう。
これだけ高音質で低電磁波な規格はPHS以外には存在していない。これは第三世代、第四世代の携帯電話になっても大きなアドバンテージとして残るはずだ。とはいえ携帯電話に求められているのは、高機能な端末であったり、ICカードの機能であったりその他のインフラとしての役割も大きくなっている。PHSがそうした携帯電話に求められている機能を無視して事業を続けていくことはかなり難しいだろうと思う。携帯電話の2台持ちはあくまでも過渡期の話であるようにも思う。
契約者数が伸び続けているのは、PHS使いとしては嬉しいことだが、来年も再来年も好調を続けていって欲しいものである。










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