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【#36】 レモンティー [2004♪Happiness♪concert]

 渋谷へ下る坂の途中の自販機で、冷えた檸檬ティー(※これで彼女のsingleアルバムタイトル全てを網羅しました(^^)v)を一缶買った。特別にのどが渇いたわけでもないのだが、二口で飲みほした。

 そして、こんなことを思った。
「そうだ、たまにこんな日は、今までの彼女への感謝をこめて「聖母へのララバイ」もいいではないか。」
 いつも歌ってもらってばかりだ。まぁ、高い声は出ないし、音程は外しすぎ、リズムもハズす、しかもダミ声・・いいところは、何もない(笑) だが、こんな子守歌(ララバイ)でもよければ、返歌にもならんが、たまにはいいだろう。

 別にレモンティ一で酔ったわけではないが、自然とマドンナを口ずさみたくなるような、そんな心地よい気分だった。
「今まで30年間、よくがんばりました。ありがとう!今日までファンでいてほんとうに良かった。今日はゆっくりと休んでください。」そんなことを語るように、彼女の大切なこの歌を、人には聞こえないように喉の奥で口ずさんだ。

 間もなく彼女の誕生日。初めてだが、何か贈ってみるかな。柄にもないことを、この時確かに思った。その時は、差出人からunをとるとしよう。今ありのままの自分を受け入れ、前へ進もう。

 駅前の交差点を渡ると、一度だけ、まだ彼女がいるだろうオーチャードホールの方を振り返った。胸の前で小さく右手でサムアップをする。感謝の気持ちをこめて。

 そして、ゆっくりと、この渋谷の街の雑踏の紛れもない人ごみの一人として、何事もなかったように流されていった。来た時とは異なる風の暖かさを感じていた。
 また今度、会える日まで。A bientot! <完


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