多和田葉子的町田康。 [読書]
気付くのが遅すぎた。
面白すぎる。町田康。
『実録・外道の条件』を呼んでいると、電車でも一人でくすくす笑ってしまう。
心中、どどーん、どどっどどっど、どーどどん。どひゅーん。って感じに成り果てる。
彼がエピソードを語る際に登場人物につける仮名が極めて多和田葉子的だったので、以下に記す。
まず、彼が紐育(ニューヨーク)に行く際に訪れる、現地在住の彼の知人の仮名とその由来。
「(…略…)私(町田康)は紐育在住のある人物に連絡を取った。仮に名前を付けよう。なんでもいい。まああんまり妙な名前にしても悪いから、島田純夫って名前にしようかと思ったけれども、それじゃ普通すぎて面白くないので、万旗長太郎という名前にしよう。なぜそういう名前にしたかというと、彼はマンハッタン島に長く住んでいるからで、つまりマンハッタン長い太郎、ってそんな名前だと思っていただければ幸甚です。敬具。といって名前からも知れると思うが彼は純粋の日本人で仕事の都合で紐育に住んでいるだけで、心の清い人である。そういう意味でも長太郎と名付けた。云々」
長い。
無断転載すみませんでした。
2007-02-13 21:47
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「敬具」の使い方が秀逸。
by アヤコ (2007-02-13 21:49)