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1996年5月6日■読感>浅田次郎『蒼穹の昴』(講談社) [本]

蒼穹の昴(1)

蒼穹の昴(1)


蒼穹の昴(2)

蒼穹の昴(2)

  • 作者: 浅田 次郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/10/15
  • メディア: 文庫


蒼穹の昴(3)

蒼穹の昴(3)

  • 作者: 浅田 次郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/10/15
  • メディア: 文庫

蒼穹の昴(4)

蒼穹の昴(4)

  • 作者: 浅田 次郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/10/15
  • メディア: 文庫


Zennieさんの日記でそのおもしろさは聞き及んでいたのですが、いやいや、まったくすばらしい物語でありました。
史実、とくに中国関係の歴史についてはまったく無知な私ではありますがやはり歴史ものといえばある面で物語が事実にがんじがらめのがちがちにその方向を固定されてしまうようで、長ければ長いほど最後に収束していく先がつらくなっちゃうものなのではありますが>最近よんだのでは「蝦夷地別件」とか。
この『蒼穹の昴』では清朝崩壊の匂い漂う歴史背景のうえ、100%的中率を誇る白太太という占星術師が主人公の行く末を物語の早々と予言しちゃってそれこそ話の先ががちがちにきまっちゃうのかと思いきや。
やってくれます。
いやまったくその仕掛けで主人公春児のストーリーがすとんと突き抜けてしまうのです。前半はその春児の駆け上がっていく立身出世で怒涛のように読み引きずられ、そして後半は、登場人物の多彩さと時の流れの激しさからともすれば、前半あれだけ勢いのあった春児であっても物語に飲み込まれがちではありましたが、言葉にされることにより初めて意味なす「運命」を自らに勝ち得た主人公にはただただ感動であります。


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コメント 8

小太郎

Zennieさんの日記<インタネ黎明期に燦然と輝く伝説の書評系サイト「パラダイスレヴュー」の管理人さんがZennieさんだったのですね。もうあれから9年も経ちますが、ああ、いかがお過ごしなのでしょうか?。当時のことを知る旧fadvのオフメンツの方々が最近、mixiでマイミグされて再集結のご様子、その中にZennieさんは居られないのかなー?、とか。
by 小太郎 (2005-05-07 12:45) 

小太郎

それにしても最近、すっかり浅田次郎の新刊は読まなくなっちまったよー>ヲレ。また『蒼穹の昴』のようなゴリっとした読み応えの大作を読んでみたいものですが、「ぽっぽや」あたりからかしら、当たり障りのないさらっと読める人情噺っての、そういうので量産体制に入っちゃったイメージがあるのなー>浅田次郎
by 小太郎 (2005-05-07 12:45) 

こまつ

「蒼穹の昴」、友達が絶賛してたので読まなきゃと思ったまま、買ってもないです。
こんな前の本だったんですねえ。
by こまつ (2005-05-18 08:55) 

小太郎

そう、思えば9年間なのですなあ。
たしか続編も出たはずなんだが。

ちなみにヲレ的に浅田次郎のお勧めは「プリズンホテル」シリーズなのだ。読んでみそ!>こまつさん
by 小太郎 (2005-05-19 22:08) 

こまつ

ふむふむ、じゃあ、久し振りに古本市場にでも行ってみますかw
by こまつ (2005-05-24 00:29) 

小太郎

おお!9年経って彷徨人どのも読まれているぞ!
by 小太郎 (2005-12-13 14:10) 

彷徨人

新刊ではないけど、今月出た文庫で『沙高樓綺譚』を読了しましたよ。
by 彷徨人 (2005-12-13 23:59) 

Youkimu

http://www.japan-hotels.hippy.com/
by Youkimu (2006-01-13 00:32) 

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「予言」でブログ検索してみました。(日刊カタログ 2005-05-13 12:38)

「 予言 」の検索結果で、「9年前日記 .. 」さんを紹介させていただきました。つながり系サイトです。

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