カナダ人をイタリアの副大臣に指名-実は人違い [欧州]
ゲルフ大学商学部のフランチェスコ・ブラガ教授は、11月28日にイタリアの新聞社サイトを見ていたとき、イタリアのマリオ・モンティ首相が自分を農務副大臣に指名したというニュースを見つけて仰天した。彼は思わず妻を呼んだが、彼女は「それはきっと別の人よ」と笑いながら言った。彼が故郷イタリアを後にしたのは、もう28年も前のことだった。ところが翌朝、イタリア農務省から電子メールが届いた。そこには、すぐに電話するようにと書かれていた。そのころになると、イタリアの新聞社サイトが「ゲルフ大学でアグリビジネスを教えるイタリア系カナダ人」としてブラガ新副大臣の写真と、マリオ・カタニア新農務大臣の「面識はないが、彼の評判については聞いている」というコメントを掲載した。すると膨大な数の電子メールが、いっせいにブラガ教授のもとに送られた。友人たちからも「おめでとう。力になるよ」と励まされた。それから彼は、イタリアのあらゆるメディアのインタビューを受けた。彼はここに至り、入閣要請を受け容れようと思い始めた。
イタリア国籍を持つカナダ市民には、イタリアの参政権があり、過去に2人のカナダ市民がイタリアの議員に当選している。
ところが30日になって、イタリア首相官邸から電話で、入閣の話は間違いだったと告げられた。農務副大臣に指名されたのは、サピエンツァ大学で土木工学を教えるフランコ・ブラガ教授だったのである。
イタリア首相官邸はその後、短い声明を発表した。
「新農務副大臣は、近日中に任命される。全てはあるべきとおりに進行している。」
【参照】 イタリア総選挙でカナダ人当選
http://blog.so-net.ne.jp/canadian_history/2006-04-21
写真:フランチェスコ・ブラガ教授。
王位継承法改正へ、長子優先に [欧州]
オーストラリアのパースで開催されている英連邦首脳会議で10月28日、エリザベス二世を君主とする16の加盟国首脳が、王位継承について男女の格差を撤廃することに合意した。16の加盟国議会が全て同意すれば、今後は性に関係なく王の長子が王位を継承することになる。また加盟国首脳は同時に、王がカトリック教徒と結婚するのを禁止した条文の撤廃にも合意した。
1701年王位継承法は、王の息子のうちで最年長の者が優先的に王位を継承すると定めているが、今回の改正は、今年4月に結婚したケンブリッジ公ウィリアム王子とキャサリン妃の人気が高いことに由来している。現在の継承法では、公夫妻に男子が生まれなかった場合、王位は別の系統に継承されてしまうことから、性に関係なく公夫妻の子に継承させたいという要望を受けたものである。イギリスのキャメロン首相は、英連邦会議開催に先立ち、全ての加盟国首脳に手紙を送り、改正の意図について説明し、支持を求めた。
カナダのハーパー首相は「これらの改正は、女性とカトリックに対する時代遅れの差別を是正するという、全員一致の一般的な合意があった」と語った。また、ハーパー首相に随行したCTVのリチャード・マダンは「54の加盟国中40か国には、いまだ同性愛を刑事犯罪とする規定がある。これも見直されるべきだ」と語った。
1701年王位継承法は、王の息子のうちで最年長の者が優先的に王位を継承すると定めているが、今回の改正は、今年4月に結婚したケンブリッジ公ウィリアム王子とキャサリン妃の人気が高いことに由来している。現在の継承法では、公夫妻に男子が生まれなかった場合、王位は別の系統に継承されてしまうことから、性に関係なく公夫妻の子に継承させたいという要望を受けたものである。イギリスのキャメロン首相は、英連邦会議開催に先立ち、全ての加盟国首脳に手紙を送り、改正の意図について説明し、支持を求めた。
カナダのハーパー首相は「これらの改正は、女性とカトリックに対する時代遅れの差別を是正するという、全員一致の一般的な合意があった」と語った。また、ハーパー首相に随行したCTVのリチャード・マダンは「54の加盟国中40か国には、いまだ同性愛を刑事犯罪とする規定がある。これも見直されるべきだ」と語った。
ジュノー・ビーチの風力発電所建設計画に異議 [欧州]
340名のカナダ兵が戦死した第二次大戦の激戦地、ノルマンディのジュノー・ビーチに、フランス政府が風力発電所を建設する計画を立てている。それは海岸から10キロの位置に、高さ150メートルの巨大なプロペラを100機ほど建設する計画である。
ジュノー・ビーチで戦ったロイ・エディ少佐(87歳)は「それは、戦死した何百人もの兵士たちの聖域をけがすようなものだ」と怒りを隠さない。
計画に反対する市民団体のジャン=ルイ・ビュートレ代表は「政府が風力発電所を建設するならば、そのようなことは尊重していないということだ。それは、フランスが世界に向けて重大な誤りを晒すことになる」と警告した。
しかし、皆がフランスの計画に反対しているというわけではない。92歳の退役軍人、ジュノー・ビーチセンター協会のガース・ウェッブ代表は「私は特に問題ないと思う。今は21世紀で、この種の問題と折り合って行かなければならない」と述べた。
新民主党のピーター・ストファー議員は、計画を実行する前に、フランス政府がカナダ政府や退役軍人団体と相談することを望むと語った。
ジュノー・ビーチで戦ったロイ・エディ少佐(87歳)は「それは、戦死した何百人もの兵士たちの聖域をけがすようなものだ」と怒りを隠さない。
計画に反対する市民団体のジャン=ルイ・ビュートレ代表は「政府が風力発電所を建設するならば、そのようなことは尊重していないということだ。それは、フランスが世界に向けて重大な誤りを晒すことになる」と警告した。
しかし、皆がフランスの計画に反対しているというわけではない。92歳の退役軍人、ジュノー・ビーチセンター協会のガース・ウェッブ代表は「私は特に問題ないと思う。今は21世紀で、この種の問題と折り合って行かなければならない」と述べた。
新民主党のピーター・ストファー議員は、計画を実行する前に、フランス政府がカナダ政府や退役軍人団体と相談することを望むと語った。






