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グールド民主機構大臣、閣僚で初めて出産・産休へ [人権]

 カリナ・グールド民主機構大臣(30歳)は、出産し産休を取る最初の連邦大臣になろうとしている。
 出産予定日は3月上旬で、それまでは政務を続け、出産後は少なくとも5月まで産休を取る予定である。出産後は、スコット・ブライソン予算庁長官が政務を代行する。
 大臣と議員は雇用保険に加入してないため、産休を取得する当然の権利を有しない。病気休暇なら21日まで取得できるが、これを超える休暇は公の制度ではなく、党の裁量の問題である。

 1921年に初めて女性が連邦議会に立候補して以来、1957年にエレン・フェアクロー(進歩保守党)が大臣になるまで女性閣僚は登場しなかった。グールド大臣は2017年1月、29歳で史上最年少の女性閣僚に任じられている(史上最年少の閣僚はジャン・シャレーの28歳)。
 グールド大臣が生まれた1987年、シーラ・コップス下院議員(自由党)は、現職下院議員として初めて出産した。
 ミシェル・ドックリル下院議員(新民主党)は1999年、投票のため下院議場に赤子を連れ込んだ最初の議員になった。
 クリスティン・ムーア下院議員(新民主党)は、2015年総選挙の選挙期間中に出産し、数日後には選挙運動を再開した。
 ニキ・アシュトン下院議員(新民主党)は2017年、連邦政党党首選に立候補した最初の妊婦となった。投票日は10月1日で、11月に双子を出産し、1月に政務に復帰した。
 ケベック州のポリーヌ・マロワ前首相は、1981年州議会選挙に妊娠中に立候補し、投票日の11日後に出産した。彼女は1985年のケベック党党首選にも、妊娠中に立候補している。
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国歌変更に対する国民の意見

 国歌変更に先立ち、多くのカナダ国民がトルドー首相に手紙を送った。そのいくつかは公開され、国歌変更に関する多様な意見を示した。
 首相が「建国150周年の式典では国歌を2か国語バージョンで歌いたい」と述べたのに対し、オンタリオの住民(氏名非公表)はこう訴えた。
「国歌を2か国語バージョンで歌うのは、フランス語を話す国民が一定数いるときだけでいい。そうでなければえこひいきだ。」
 別のオンタリオの住民は、“in all thy sons command”を“in all thy peoples command”に変えるよう提案した。
 数人の人は、“in all thy sons command”を“with all our hearts command”に変えるよう提案した。その理由は、第一に性的に中立であること、第二に次の“With glowing hearts”にうまくつながるからである。
 外国生まれでオンタリオに移住したある人は、従来の歌詞は女性だけでなく移民も除外していると指摘した。
「国歌は“O Canada! our home and native land!”というフレーズで始まる。だが私は外国で生まれ育ったので、私の“native land”は出生国だ。移民たちは同じ問題を抱えていて、現在の歌詞を歌うことは対立を生むことになる。これは、歌詞を“Our home and cherished land”に変えれば解決する。」
 また何人かの人たちは、ロバート・スタンレー・ウィアの原詞の1番ではなく2番を国歌にすれば、あらゆる問題を回避できると提案した。

O Canada! Where pines and maples grow.(おおカナダ、松とカエデが育ち)
Great prairies spread and lordly rivers flow.(平原が広がり気高い川の流れるところ)
How dear to us thy broad domain,(汝が広き領土は何と愛しきことか)
From East to Western Sea,(東から西の海まで)
Thou land of hope for all who toil!(労苦する全ての者の希望の地)
Thou True North, strong and free!(強く自由な真実の北国)
O Canada! O Canada!(おおカナダ、おおカナダ)
O Canada! We stand on guard for thee.(おおカナダ、我らは汝を護るため立つ)
O Canada! We stand on guard for thee.(おおカナダ、我らは汝を護るため立つ)

 2つの世界大戦で祖父やおじたち6人を亡くしたある人は、こう訴えた。
「国家が遺産を踏みつけるのは間違いだ。“in all thy sons command”は軍隊を表しており、それを除去することは、我々のために戦死した人々への敬意がない。」
 マニトバ在住の女性は、国歌はあまりにも長い間女性を除外してきたので“in all of us command”への変更を支持すると述べた。
「カナダ人女性の何人かは、戦争と平和で多大な貢献をした。だから彼女たちは、無視されるべきではない。」
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国歌変更法案が可決

 平昌オリンピック開会を9日後に控えた1月31日、国歌「オー・カナダ」の歌詞を変更するC-210号法案が上院で採決され、保守党議員らがボイコットする中、賛成多数で可決された。法案は近日中に、総督の勅裁を経て成立する。
 これを受けて、歌詞の“in all thy sons command”は“in all of us command”に改められる。これまで歌詞の“sons”を除去する12の法案が連邦議会に提出されたが、その全てが否決されており、歌詞変更は1980年の国歌制定以来初めてとなる。

 C-210号法案は2016年1月、モリル・ベランジェ下院議員(自由党)により提出された。彼は筋萎縮性側索硬化症(ALS/通称ルー・ゲーリッグ病)を患い、法案は6月に下院を通過したものの、8月に死去した。法案はその後、フランセス・ランキン上院議員(無所属)がスポンサーとなったが、保守党は上院で何度も修正案を出して採決を遅らせる戦術をとり、1年半も滞らせた。議会閉会まで吊るせば廃案にできるが、最長であと1年9か月もかかる。歌詞のわずか2語を変更する法案は、短く1ページにも満たないものだったが、その審議は近来まれに見る長いものとなった。
 ランキン議員は30日、審議を打ち切り強行採決する動議を提出したが、保守党は強く反発した。レオ・フーサコス上院議員(保守党)は、次のように語った。
「多数派が審議を打ち切るというなら、民主主義は滅びる。議論を封じるには非常に慎重である必要がある。審議することは我々の基本的な権利であり、それを奪う権利は誰にもない。」
 ラリー・スミス上院幹事長(保守党)も「自称無所属議員たちが、これまで無所属議員に使われたことのない手法を用いて、審議を打ち切ろうとしている」と非難し、保守党は採決をボイコットすると発表した。
 デビッド・ウェルズ上院議員(保守党)は、ポリティカル・コレクトネスに懐疑的な見解を述べた。
「私は、性的に中立な国歌に反対しない。私は、現在の国歌は性的に中立だと考える。それらの歌詞が書かれたとき、当時の基準では妥当だった。」
「これらは、我々の伝統の一部である。我々は、ポリティカル・コレクトネスで全てを漂白することができるが、そのとき我々は、文化が持つ豊かさを失うだろう。」
 またドン・プレット上院議員(保守党)は、国歌を変更するなら国民投票が必要だと主張した。
 2010年に国歌変更法案を提出したナンシー・ルース(注※彼女の姓は「ジャックマン」だが、彼女は姓を名乗らない。「ナンシー」も「ルース」も名前である)元上院議員(保守党)は、このとき本会議場にいた。
「私はわくわくしていました。無所属議員たちはすばらしい。」
 保守党の元同僚たちが採決をボイコットしたことについて問われると、彼女は回答を拒否した。
 ランキン議員は、保守党の妨害を非難した。
「民主的に選ばれた下院議員ならともかく、下院を順当に通過した法案に対しこのような遅延戦術を用いることは、上院の役割ではありません。」
 彼女はまた、保守党はロナ・アンブローズ前党首が、新任裁判官に性的暴行プログラムの履修を義務づける法案の速やかな通過を求めておきながら、死が間近に迫った議員の最後の法案の通過を妨害したことを、偽善的だと斬り捨てた。
 パラリンピック4大会に出場し14個の金メダルを獲得したシャンタル・プチクレール上院議員(無所属/女性)は、平昌オリンピックで性的に中立な国歌を歌える選手たちがうらやましいと語った。
「表彰台に上がる機会は何度もありましたが、私には“In all of us command”と歌う機会は一度もありませんでした。」
 モナ・フォルティエ下院議員(自由党)は、去年からもう新しい歌詞で歌っていたと告白した。
「もし私たちが、手続上のトリックと政治ゲームで遊んでいなかったら、7月1日(の建国記念日)に新しい歌詞を歌えたでしょう。」
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