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建国150周年記念紙幣を発表 [経済]

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 カナダ銀行は4月7日、建国150周年記念の10ドル紙幣4000万枚を、6月1日に発行すると発表した。
 記念紙幣ではカナダ史上初めて、4人の人物の肖像が表の中央に描かれる。それはジョン・マクドナルド(カナダ初代首相)、ジョルジュ=エチエンヌ・カルチェ(元カナダ植民地首相)、アグネス・マクフェイル(初の女性下院議員)、ジェームズ・グラッドストーンまたはアケナムカ(初の先住民上院議員)である。10ドル紙幣には従来マクドナルドが単独で描かれてきたが、記念紙幣ではカナダの多様性を示す4人が代表的に描かれた。カルチェはフレンチ・カナダを、グラッドストーンは先住民を、マクフェイルは女性を象徴する存在としてである。
 1867年にカナダ自治領が成立する前は、アッパーカナダ(後のオンタリオ)とローワーカナダ(後のケベック)が合併した「カナダ植民地」が存在したが、前者「カナダ・ウェスト」と後者「カナダ・イースト」の2地域がそれぞれ首相を輩出し、共同で政権を運営するという制度を採用していた。カルチェはイースト・カナダ代表として、1857年11月から1858年8月2日まで副首相としてカナダ・ウェスト代表のマクドナルド首相に仕え、わずか5日間のグリッツ党=ルージュ党(後の自由党)連立政権が崩壊した後、1858年8月6日から1862年5月まで今度は首相としてマクドナルド副首相とともに政権を担当した。
 今回の記念紙幣では、表面にカナダ人の女性と先住民が描かれる最初となる。ビオラ・デスモンドは、2018年に発行される新10ドル紙幣に描かれる予定で、記念紙幣を除く普通紙幣の肖像では最初の女性となる。また彼女は、紙幣の肖像となる最初の黒人でもある。
 裏面は、カナダの各地の自然を表す5つの風景画が描かれている。左(西)から1番目はブリティッシュコロンビア州のライオンズ・マウンテンズとカピラノ湖、2番目は中西部の小麦、3番目はケベック州のキパワ川、4番目はニューファンドランド&ラブラドル州のボナビスタ岬、5番目はアルバータ州とノースウエスト準州にまたがるウッド・バッファロー国立公園のオーロラである。
 記者会見で、カナダ銀行のスティーブン・ポロズ総裁は「この紙幣は、我々の想像力を虜にし、我々が国家として達成した誇りを注ぎ込むことを意図した」、ジネット・プティパ=テイラー財務政務次官は「カナダの多様性は我々の最も偉大な力である」と自負した。


写真:スティーブン・ポロズ総裁(右)とジネット・プティパ=テイラー財務政務次官(左)。
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