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安楽死幇助法案、下院へ返付:ピンポンゲームは終わるのか [人権]

 安楽死幇助法案(C-14号法案)は、裁判所が要求した6月6日の期限をすでに過ぎたが、先週上院で可決されず、死が予期される患者に限定した条項を削除するなどの修正を加え、14日か15日に下院に返付される。
 下院が上院の修正の全てを承認すれば法案は成立するが、下院が修正の一部を承認しなければ法案は再び上院に送付される。衆議院の優越が明記されている日本と異なり、カナダでは行き詰まりを打開する規定がないため、理論上は、両院が合意するまでいつまでも法案が両院を行き来するピンポンゲームが続くことがありえる。

 期限に間に合わせるため、下院で十分な審議もせず法案を急いで通過させたトルドー首相は、「選挙されない上院は、選挙された下院に従うべきだ」と言うが、事態を甘く見すぎたかもしれない。それでも上院議員たちの中には、終わりのないピンポンゲームにけりをつけるため、この次は下院の決議を尊重しようという動きが見られる。
 無所属自由党のグラント・ミッチェル上院議員は次のように述べ、下院へ歩み寄る意向を示唆した。
「これから何が起こるのか我々には正確にわかっているわけではないが、我々にわかっていることは、上院議員は選ばれていないが下院議員は選ばれているという事実である。」
 無所属自由党のモビナ・ジャッファー上院議員も、下院に敵対するつもりはないと弁明した。
「私はこれを、上院と下院の戦いだとは考えていない。我々は国民のため、ともに働こうと考えている。」
 彼女は、下院は上院の修正を全て却下するとは予想していない。
「私は、非常に思慮深い議論が起こると見ている。」
 無所属自由党のジョゼフ・デイ上院議員は、上院が下院に法案を二度以上返付した最後の例として、2006年の連邦責任法を挙げた。それは当初150個所の修正を受け、そのうち七・八十個所についての同意を得た。
「それには時間がかかる。そこで妥協が必要になる。そこでは、常に。」
 保守党のクロード・カリニャン上院幹事長は、修正された法案が下院にメッセージを送ると述べた。
「私は、下院に送るメッセージは非常に明白だと考える。」

 上院と下院が修正について合意に達しない場合、滅多に召集されることのない両院協議会に持ち込まれることがある。上下両院はこれまで非公式に談合することを好まなかったので、それは1947年以降召集されなかった。
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