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新民主党、ハーパー首相の「犬笛政治」を批判 [2015年下院選]

 新民主党のマルケア党首は9月21日、ハーパー首相の「古株のカナダ人」発言について「対立を生むゲーム」「犬笛政治」と批判した。
 EKOSリサーチ社のフランク・グレイブス氏は、「古株のカナダ人」発言を「いつもの犬笛アプローチ」と評する。それは彼の発する言葉が、大多数の人には相手にされないが、一部の人々には強く反応されるからだという。
 マルケア党首は、ハーパー首相の「犬笛政治」を批判した。
「彼は『古株のカナダ人』と言った。それこそがキーワードだ。彼は、自分が何をしているのかよくわかっている。」
「私は、恐怖と分割の政治は行わない。ハーパー首相は、いつもそれを行っている。彼は、カナダ人を分裂させる理由を見つけたら、それをやるだろう。」
 自由党のトルドー党首も、保守党政権を批判した。
「政府は、個人の権利や自由を制限するとき、理由を明確に説明する必要がある。今の政権はそうせず、分割と恐怖の政治を続けている。それは多様な国カナダにふさわしくない。」
 連邦控訴裁判所は15日、市民権宣誓式におけるニカブ着用の禁止を取り消すという下級審の判決を支持した。だがハーパー首相は、穏健なイスラム教徒と「カナダ人の圧倒的大多数」は政府を支持するだろうと述べた。さらに「可能なあらゆる法的措置を取る」と述べ、上告を示唆するとともに、総選挙で再選されれば100日以内に新たな法を制定すると発表した。

 新民主党が従来多民族なトロントやバンクーバーを基盤にしてきたことを思えば、ニカブ着用の擁護は当然だが、新たな基盤であるケベック州ではライシテ(公共の場での宗教禁止)の支持者が多い。世論調査は、相当な人数が保守党政権のニカブ禁止を支持することを示しているので、新民主党には難しい舵取りが求められている。
 ケベック連合は、ニカブ禁止に反対する新民主党の批判広告を放送している。24日にはフランス語によるテレビ討論が行われるが、ケベック連合は失った支持を取り戻すため、支持を奪った新民主党に的を絞り、ニカブ問題を追及してくることは確実だろう。
 イスラム教民族団体は、ケベック連合の広告について「イスラム教徒とケベック州民を分裂させ、イスラム教徒市民が外国人だという印象を与えようとしている」と評した。
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