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ハーパー首相の「古株のカナダ人」発言が波紋 [2015年下院選]

 9月17日に行われたテレビ討論で、ハーパー首相が「古株のカナダ人」と発言したことが、波紋を呼んでいる。
 ハーパー首相は「我々は、彼らに普通のカナダ人が受けるより良いヘルスケアを提供しない。それこそが、新しい者と既存の者と古株のカナダ人が同意できることだと思う」と述べた。
 ネット上では、この「古株のカナダ人」発言について「うちは3代前からカナダに住んでいるけど、古株なのかしら?」「アルコール濃度の高いビンテージものを飲むカナダ人のことか?」などと冗談交じりに話題にされた。
 ハーパー首相は翌日記者会見でこの件について問われ、移民へのヘルスケア・プログラムに関する定義づけだと釈明した。
「普通のカナダ人が受け取るよりも良いヘルスケアを、明らかに合法的でない人々に与えなければならない理由はない。」
「政策は、自身が移民であるカナダ人と、我々の残り、すなわち一世代以上前に移住した移民の子孫であるカナダ人によって支えられる。」
 首相はこう述べ、「古株のカナダ人」とは「一世代以上前に移住した移民の子孫」を意味すると説明した。
 多くの人々にとってこの「古株のカナダ人」発言は、今話題のシリア難民問題や、市民権宣誓式においてニカブ着用を禁止した規定についてイスラム系移民が告訴した問題にからみ、新参者を排除することを連想させた。
 自由党のトルドー党首は、ハーパー首相の政治姿勢を強く批判した。
「カナダ人がカナダ人であることに疑問を呈し、カナダ人のうちに異なるカテゴリーがあるという問題に、ハーパー首相は再びスポットを当てようとしている。再びカナダ人を分裂させ、恐れを政治に利用しようとしている事実は、彼がカナダの首相に値しないことを意味する。」
 新民主党のマルケア党首も、懸念を表明した。
「我々は皆カナダ人であり、そのように人々を分類するのは好きではない。」
 保守党広報のコリー・テネイック氏は、首相を擁護した。
「総理はその言葉に、侮辱や悪意をこめたわけではない。」
 EKOSリサーチ社の世論調査は、シリア難民の受け容れは無制限かそれとも常識的な数かについて、意見が割れていることを示している。また、市民権宣誓式においてニカブ着用は禁止されるべきかどうかについては、相当な人数が保守党政権の主張する禁止に同調していることを明らかにしている。
 保守系圧力団体「国民連合」でかつてハーパー首相とともに活動したジェリー・ニコルズ氏は、首相が保守党以外の支持者を取り込むため、「我々vs彼ら」のゲームをしていると推測した。


【動画】 https://www.youtube.com/watch?v=k_R0tOpD8aw
ハーパー首相が“ordinary Canadian”と言ったところで異論が出ていることに注意。
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