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「力と民主」、キャスティング・ボートになれるか [ケベック]

 あまり報じられていないが、連邦議会に議席を持つ第6の政党がある。2014年10月に結成された「力と民主(Forces et Démocratie)」である。
 ケベック連合のジャン=フランソワ・フォルタン議員は2014年8月、マリオ・ボリュー党首に反発して離党し、新民主党のジャン=フランソワ・ラローズ議員とともに新党を旗揚げした。2015年8月には、刑事事件で有罪判決を受け新民主党を追放されたマノン・ペロー議員を受け入れ、現職議員3名となった。
 「力と民主」は、すでに党員5000人に達し、候補者40人をケベックのみならずカナダのあらゆる州に立候補させる予定である。
 「力と民主」は、分離主義でもなければ連邦主義でもなく、「地方分権主義」だという。キーストーンXLパイプライン、キンダー・モーガンパイプライン、エナジー・イーストパイプラインのいずれにもに反対で、オイルサンド採掘にも反対する。増税に反対し、炭素税導入にも反対する。上院改革を推進し、その廃止には反対で、自由党のトルドー党首が提唱する「党から独立した専門家を任命する」案に賛成する。イスラム国爆撃には反対する。
 「力と民主」は革新政党であり、政策的にはケベック連合・新民主党・緑の党に近い。議席獲得は非常に困難な情勢だが、もし少数政権が成立すれば、「力と民主」は小所帯でもキャスティング・ボートとなれるという。
 ラローズ議員は前回と同じ選挙区ではなく、モントリオールのラ・ポワント=ド=リル選挙区から立候補した。そこは、独立に対する純度テストを実施しケベック連合を分裂に導いたボリュー前党首も出馬する。「力と民主」候補の参入により最も票を奪われるのは、ケベック連合候補だろう。ボリュー前党首を絶対に当選させないという、強い意志を感じる。
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