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ケベック未来連合のデルテル州議、連邦保守党に転進 [ケベック]

 ケベック未来連合のジェラール・デルテル州議は4月7日、州議を辞職し離党して連邦保守党の予備選に出馬すると発表した。
「私は、保守党のルイ=サン=ローラン選挙区から出馬する。私は、ここロレットビルで生まれ、育った。私はここで家庭を持ち、そしてここで暮らし続ける。ロレットビルが、我々のホームタウンだ。」
 彼はそう言うと、1981年に獲得した進歩保守党の党員証を見せた。
「私は保守である。本物の保守であり、古くからの保守である。」
 デルテル州議はケベック民主行動党から2008年に初当選し、2009年から2012年まで同党最後の党首を務めたが、同党はケベック未来連合に吸収された。

 ケベックはカナダで最も左寄りの州で、保守党は人気がなく、現在5議席しか持っていない。だが、ハーパー首相がイスラム国への強硬な姿勢を見せると、保守党の支持率はケベックでは信じられないほど上昇した。ケベックはフランス語圏ゆえマグレブ系の移民が多いことから、2014年オタワとケベック州サン=ジャン=シュル=リシェリュでイスラム教過激派によるテロが発生して以来、イスラム・テロに敏感になっているようだ。
 かつてケベック党政権が「ケベック価値憲章」を上程し、公共の場でのニカブやブルカの禁止を提唱したとき、ハーパー首相はこれに強く反発した。ところが彼は今、市民権宣誓式でニカブやブルカの容認を訴えた裁判で政府が敗訴すると、控訴する意向を述べた。しかも彼がそう宣言したのは、西部でもオンタリオでもなく、ケベックでであった。
 伝統的に保守が嫌われているケベックで、わざわざ州議を辞職してまで連邦議会選挙に打って出ることには、非常なリスクがある。だがケベック未来連合の未来に展望がない今、上げ潮に乗って連邦政界に転身する絶好の機会と捉えているのかもしれない。
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