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カナダ、TPP交渉入り [経済]

 ハーパー首相は6月19日、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉に参加する意向を表明した。これにより、TPP交渉のメンバーはアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、ベトナム、シンガポール、ブルネイ、チリ、ペルー、メキシコと併せて11か国となった。
 日本よりあとに参加表明したカナダが先に交渉入りできたのは、北米自由貿易協定(NAFTA)でのキャリアが評価されたようだ。一部では、日本の出遅れを懸念する声もあがった。
 ハーパー首相は「新市場の開放や新事業の機会創出は、すべてのカナダ国民にとって雇用、成長、長期的反映につながる」「TPPの合意は、アジア太平洋地域の貿易を強化し、カナダ国民と企業にさらなる経済的機会をもたらす」と述べた。

 カナダは、アジアではどの国とも自由貿易協定を結んでいない。TPPは当初は小さな枠組みだったが、2011年11月の日本の参加表明により、人口5億1000万人・GDP17兆6000億ドルの巨大市場が形成される見込みとなると、カナダもあわてて参加を表明した。だがカナダにとっては、酪農・養鶏業と知的財産権はアキレス腱である。ケベック州の酪農家を中心とするカナダ酪農生産者連盟は、圧力団体として経済力以上の政治力を行使しており、カナダは供給管理制度と関税割当制度を実施してきた。
 交渉入りに当たりハーパー首相は、酪農・養鶏業で譲歩する用意があると示唆したという噂も流れている。彼は記者の、交渉では何を譲歩するのかという質問には答えず、「貿易交渉にあっては、あらゆる産業の利益を保護することを目指しているし、当然ながら、カナダ経済というより大きな立場の利益を促進することを目指している」と語った。
 保守党は歴史的にケベック州で嫌われてきたが、与党である現在もわずか5議席しか有していない。この数字は歴代政権中最低だが、ケベック州に痛みを伴う政策を採っても、ハーパー政権が失う議席は多くないということになる。
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