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党首たちのフランス語 [2011年下院選]

 英仏二ヶ国語による党首討論が終わった。かつてはフランス語を話せない党首が討論をボイコットすることもあったが、現在の主要政党党首たちは、みな流暢に英仏二ヶ国語を話している。

 新民主党のレイトン党首は、モントリオールに生まれた。彼はおそらく、学校で体系的にではなく街でフランス語を学んだと思われる。彼のフランス語は、しばしば文法的に誤っていることがある。また彼のフランス語には、ケベック労働者階級のアクセントがあることがよく知られている。それはマスメディアで放送されるフランス語とは異なっているが、親しみを感じる人も多いようだ。
 保守党のハーパー首相は、トロントに生まれ、アルバータで教育を受けた。少年時代はフランス語とは全く縁がなく、彼がフランス語を学び始めたのは、30代後半になってからである。
 だがケベック州ジョンキエールでフレンチ・イマージョンを経験した彼は、今では正しいフランス語を話すことができる。ハーパー首相が無難にフランス語党首討論をこなす姿は、フランス語の取得に苦しむ多くの国民に希望を与えることだろう。
 デュセップ党首(ケベック連合)、レイトン党首、ハーパー首相がケベックのフランス語を話すのに対し、自由党のイグナティエフ党首のフランス語はいくぶん異なっている。代々外交官を務めたロシア貴族の家に生まれた彼は、幼いころから外交語としてのフランス語に触れていた。
 家柄やハーバード大学教授という経歴から、彼にはどうしてもお高いイメージがつきまとうが、彼のフランス語がよく「パリジャンのフランス語」と言われるのは、誤りである。彼のフランス語には母音やRに英語訛が見られ、フランス人なら彼をフランス人と間違えることはないだろう。
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