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新民主党が予算不信任へ、春の総選挙は必至の情勢 [2011年下院選]

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 新民主党のレイトン党首は3月22日、自党の要求が容れられていない予算案を不信任すると発表した。自由党とケベック連合はすでに不信任を表明しており、早ければ今週にも連邦議会が解散され、総選挙が5月2日か9日に実施される見込みである。
 予算案は23日に審議され、早ければ24日にも最初の信任投票が行われる。ただし政府は、投票日を延期することができる。
 これとは別に、自由党とケベック連合はそれぞれ、23日までに予算の修正案を上程する。この投票は予算関連のため、内閣信任投票と見なされる。ケベック連合の修正案は、24日に投票が行われる。ただしここでも政府は、投票日を延期することができる。
 また自由党内には、相次ぐ閣僚の不祥事に対し内閣不信任案を提出する動きがある。提出する場合は、23日である。そして政府は「野党の日」を設定しなければならず、自由党の「野党の日」は25日なので、ここで内閣不信任される可能性もある。
 なおハーパー首相には、これらの案件とは関係なく、ジョンストン総督に解散・総選挙を奏上することができる。しかし首相は、野党の動向を見守る考えのようである。

 最近の世論調査によれば、政党支持率は保守党38.3%、自由党27.4%、新民主党15.8%、ケベック連合9.8%、緑の党7.6%となった。過半数獲得には35%以上が必要とされるが、保守党の議席シミュレートの結果は149議席(現有143)となり、相次ぐ不祥事にもかかわらず、過半数に迫る議席を得ることになる。
 保守党は、自由党の大票田オンタリオでも支持率1位で、106議席中54議席と過半数を獲得する。また、ダニー・ウィリアムズ首相が「ABCキャンペーン」(Anything But Conservative/保守党以外誰でも)を行ってきたニューファンドランド&ラブラドル州は、前回総選挙で保守党は1議席も取れなかったが、彼の引退により俄然有望な地域に変わり、7議席中2議席を獲得する見込みである。
 いっぽう野党は自由党75議席、新民主党32議席(現有36)、ケベック連合52議席、緑の党0議席(現有0)となる見込みである。想定される議席配分は、現在のものとほとんど変わらない。だが議席配分の変わらない選挙は、必ずしも無駄とばかりは言えない。
 この結果は、自由党と新民主党の党首更迭を惹き起こすだろう。自由党は伝統的に党首には2度のチャンスを与えてきたが、惨敗した前回を下回る敗北から来る責任問題に、イグナティエフ党首は抗しきれなくなるだろう。新民主党のレイトン党首は歴代で最も成功しかつ人気のある党首で、前立腺癌と戦い、最近も腰の手術を終えたばかりの病みあがりだが、選挙運動で全国を駆け巡ったあげく、4議席減でその政治歴を終えることになる。
 自由党の党首が辞任し暫定党首に変われば、野党は倒閣ができなくなるので、与党保守党は怖いものなしとなることだろう。
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