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総督の条件 [総督]

 ハーパー政権は、新しい総督の候補を探している。ところが、条件の一つとしてバイリンガルであることが挙げられている。
 ミカエル・ジャン総督はオリンピック開会宣言を英仏二か国語で行ったが、最も人気の高いリック・ハンセン氏は、フランス語が堪能でないという理由で乗り気ではないという。
 次に人気が高いのが、イヌイット兄弟団のメアリ・サイモン代表である。だが彼女の就任にも、異論がある。第一に、彼女の指名は、ケベック州から2人連続となる。歴史的にアングロ系とフレンチ系が交互に指名されてきた経緯からは、好ましくないとされる。第二に、彼女はケベック州民でありながら、フランス語が堪能ではない。第三に、彼女の指名は、女性が3人連続となる。男女の機会均等の観点から、好ましくないとされる。

 そこで急浮上したのが、バンクーバーのサム・サリバン前市長である。第一に、ブリティッシュコロンビアは一人も総督を輩出していない。第二に彼は、英語・フランス語・イタリア語・北京語・広東語・パンジャブ語を話す。第三に、彼はトリノ・オリンピック閉会式でオリンピック旗を授与され、国際的知名度も高い。
 ところが彼は、政治家出身である。NPA(無党派連合)に属してはいたが、保守党に近いとされている。

 そこでもう一つの条件、政治的中立性が問題となる。当分の間少数政権が続きそうな状況において、内閣不信任はいつ起こるかわからず、今後の総督は歴代総督たちにも増して、高度の政治判断そして何より中立性が強く求められるという意見がある。プレストン・マニング改革党元代表や、保守党内では受けのいいウェイン・グレツキー氏は、この観点からは不適格と言わざるをえない。

 エイドリアン・クラークソン前総督はマーチン首相に指名されたが、2004年の任期切れにあたり、マーチン内閣が不信任の危機に直面していたため、任期を1年延長された前例がある。
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