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内閣改造か解散・総選挙か [保守党]

 ハーパー首相は今週にも、上院の5名の欠員を補充する議員の指名を行うだろう。これにより上院勢力は、カナダ保守党51、自由党49、進歩保守党2、無所属3議席(定数105)となる見込みである。ハーパー政権は発足以来初めて、上院で第一党となる。ただし進歩保守党は常に自由党と行動を共にするので、ハーパー政権が過半数を獲得したとは言えない。
 連邦議会は3月まで停会し、予算案上程は3月4日の予定である。それまでハーパー首相はどうするのだろうか。ハワイで休暇だろうか。
 議会が召集されれば、与党がアフガニスタン捕虜虐待問題で火だるまになるのは火を見るより明らかだ。ピーター・マッケイ国防大臣は進歩保守党元党首で、合併してまだ日の浅いカナダ保守党は、旧カナダ同盟勢力との党内融和のためには、彼を厚遇しなければならないだろう。そこでこの際、マッケイを鬼門の国防大臣からはずし、トラブルメーカーのリサ・レイト天然資源大臣も閣僚からはずし、「クイヤール問題」で辞任した首相側近のマクシム・ベルニエ元外相を再び閣僚に起用するため、内閣改造もありえる。ハーパー首相に忠実に仕えた者で議席のない者は、閣僚ポストを与えて労うために、この際上院議員に指名しておくのもいいだろう。だが内閣改造に踏み切った場合は、解散・総選挙はないと野党に手の内を見透かされることにもなる。
 バンクーバー・オリンピックでカナダが多くのメダルを獲得し、スポーツ関連のニュースが新聞を賑わせるなら、政治関連ニュースは注目されなくなるだろう。愛国ムードが最高潮に達したところで解散・総選挙を仕掛けるケースも、十分考えられる。
 内閣改造はあるのかないのか、オリンピックの成績はどうか。ここが見どころである。
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