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アザラシを食べた総督に賛否両論 [先住民]

 ミカエル・ジャン総督がアザラシの心臓を生で食べたニュースは、内外に大きな反響を呼んだ。
 カナダ国際人道協会(HSI)のレベッカ・オルドワース代表は、「総督のパフォーマンスは、イヌイットが生活のために行う狩猟と、非先住民が毛皮産業として行うアザラシ虐殺を混同する欺瞞である」と語った。
 PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)のブルース・フリードリヒ副代表は、「アザラシ猟はカナダの恥である。カナダ人は今後10年間、政府がこれを保護したことに恐怖を抱き、悲しみ、恥じ入ることになるだろう。総督はこの不快な行動を、これまで公共の場で行ってきたことの中で最も不道徳で愚かなことだと、いつの日か自覚するだろう」と語った。
 国際動物愛護基金(IFAW)のバーバラ・スリーは、「カナダ総督が公共の場でアザラシを食べたことは、ヨーロッパの市民と政治家の考えを変えることはないだろう」と述べた。
 ニューヨークのブロガー「ゴーカー」は、ジャン総督(Governor General)をセーラ・ペイリン知事(Governor)と比較し、皮肉なエントリーを書いた。
 「ペイリン知事はヘリコプターから狼を撃つことや、オフィスを動物の死体で飾るのを好んだが、ジャン総督は明らかにもっと馬鹿で、アザラシを殺し、何百人もの前でその心臓を食べるのを好む。『最も愚かなGovernorは誰か』という賭けがあったら、カナダは楽勝だろう。」
 ピーター・マッケイ国防大臣は、ジャン総督を「カナダの新しいブレイブハート」と賞賛した。

 ジャン総督は、数々の批判に対し反論を行った。
「彼らと距離を置き、参加を拒むことは私にとって不自然であり、彼らにとっては侮辱となろう。」
 総督はまた、自分のふるまいには政治的意図はないと強調した。
「私は、この立場にいる者がどうふるまうべきかを、正確に把握している。しかしアザラシ猟は、我が国の何千もの人々の生活様式の一部である。それは彼らの経済の一部である。それはよく管理されている。それは彼らにとって不可欠である。それは持続可能な方法で行われる。そして私はその問題に無関心ではない。私はそれを尊重する。人々は、現実の多様性を受け入れなければならない。」
 総督はさらに、現代社会において人々は分業化され、食物がどこから来たかを忘れがちだと指摘した。
「私は牛肉を食べるとき、かつて生きていた牛を食べていることを理解している。菜食主義者には、彼らの人生において選択肢がある。私は、その選択をしなかった。私はラムを食べるとき、子羊を食べているということを理解している。それもまた、またかわいい動物である。」
 僻地のスーパーでは、南から輸送される食品はわずかしかない。凍った鶏肉が1羽21ドル、ミルク2リットルが8ドル90セントと高価で、新鮮な肉を食べようと思うイヌイットは、アザラシを狩る。

 北極圏の高校のブライアン・マニング校長は送別会で、総督にこう述べた。「あなたが残した大きな遺産に感謝する。あなたは、南の人々を教育するため多大な貢献をした。あなたは、本物の教育者だ。」
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