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多分最後のトーレスFE08

まつえさん励ましありがとうございます!!
まつえさんからコメントをいただいたので、今日はトーレスレプリカの話題。

今年中にはトーレスFe08のレプリカを仕上げようと日々苦戦している。
なんといってもトーレスの中のトーレスで、これでもかとデコレーションされていて細に入り、
その技術力と根気にはこのモデルを製作するたびに驚かせられる。
本物はただ1台。そのほかに世界ではシンプリシオらの象嵌を製作していたコルという
人物とロマニリョスが製作したレプリカが知られている。
まさかロマニリョスと知遇を得るとは思わなかったが、ロマニリョスの仕事を敬愛していたので
出会う以前に自分で自分の限界を知る為にレプリカを製作してみた。
その後、スペインのシグエンサで彼の講習会に役立たずの通訳で?参加してその翌年に行われた
ロマニリョスの70歳パーティに行われた楽器のエクポジションにそのレプリカを下げて参加した。

「時間もお金もかかっただろう?もう一度FE08レプリカをつくりたいとおもってたんだけど、
マリアン(奥様)とも相談して・・・時間も体力もないからあきらめたんだよ」とロマニリョスが言った。

そのレプリカはスペインに置いてきたけれど、バルセロナから新規に受注が来た。
そして再度レプリカを製作することになり2005年に完成、引渡しに渡西した。
そこで変な成り行きでグランドーナと合流してロマニリョスの工房へ、再び新しいレプリカを携えて
行った。

腰を痛めてしまったロマニリョスには少し嫌味のようだったかな・・・。

でも僕もFe08のレプリカはもうこれで最後にするつもりだ。
今回も製作しながらトーレスの工法をもちろん想像上だけれど学んだ気がする。
トーレスの使っていた鑿(のみ)、精巧なハンドドリルをアルメリアにあるトーレスの工房記念館で
実際触ったことがある。その時はそれほど感慨もなかったのだけれど、当時、当然、手仕事のみで
製作していたのだから苦労も絶えず、あげく税の滞納で破産したトーレスの狂おしいまでの意気込み
が、いまさらに感じられる。

後記
2002年製のロマニリョスを使って村治佳織さんが最新CDでアランフェスを弾いますが、その楽器
の裏板飾りにはFE08やトーレスの代表的なデコレーション「雷紋」飾りが大きくインレイされている。
やっぱりロマニリョスはトーレスが好きなんだろうな。





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コメント 2

kato

ご無沙汰しております。 手の具合はいかがでしょうか?

その節は、大変おせわになり、誠にありがとうございました。
いつも拝見しているだけでしたが、先生のコメントを見て、ご無理を聞いて
いただいた感謝の気持ちを抑えられず、書き込ませていただきました。

一切の妥協が無く、全てを出しつくすという、先生の仕事に対する姿勢を
感じる度に、素晴らしい楽器だけではなく、色々なものをいただいたなぁと
感謝しています。

おかげさまで、大変満足しておりますが、少し調整していただきたい部分
も出てきましたので、またご連絡させていただきたいと思います。

寒い季節も近づいてきましたので、お体ご自愛の上、頑張ってください。
by kato (2007-10-18 00:46) 

まつえ

ファニートさん!「Fe08は最後」なんですか!?
…ということは「Fe1?」とかだったらまだ製作されるんですよね?(笑)

「夢の楽器」トーレスのギター。
いつも真正面から取り組むファニートさんには脱帽し、同世代としてすごく励まされます。
by まつえ (2007-10-26 08:13) 

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