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珍説か?ガウディとギターの怪しい関係

昨年、一週間ほどバルセロナにいたせいか、バルセロナのギター製作史がこの頃
気になる。20紀の前半にエンリケガルシア、シンプリシオが装飾職人コルと組み
作り上げていたギターはそれ以前のギターとは異色なもので、黒、赤、緑、白に
染められたイギリス式のドットパターンの象嵌モザイクをちりばめた楽器を製作した。
少し前にギター界を揺るがせたトーレスの作品は、染めても緑の突き板で(これは現在
のハウザーにも継がれている)他の色はほとんど使っていない。象嵌もどちらかと言えば
ドットパターンを使うものの、スペイン式と呼んでもいい木工的な象嵌でこれは現在の
ロマニリョスに引き継がれるように木を組んでの切りばめ細工、日本では箱根細工で知られ
ている(オリジナルはスペインですよ!!スペインから来ました)。
 なぜ、一つ誤れば趣味の悪い極彩色を使い出したのか?
わたしの突発的な想像では、きっと同時期にバルセロナにいた奇才アントニ・ガウディの
影響はかなり大きかったと思う。ガルシアとシンプリシオの後期の作はトーレスのデザイン
センスをベースにして連続する極彩色のモザイクをそこにちり嵌めていくのだ。
視点を倒錯すればグエル公園、カサミラ、カサバトリョからは彼等のギターが感じられる。
ガルシア、シンプリシオ登場以降の楽器とそれ以前の楽器を比べてみて欲しい。
私の意見もわかっていただけると思う。

ガルシアたちの楽器は大西洋を渡り、景気の良かった新大陸で花開き、未だにホセ・ヤコピ工房
はアルゼンチンでガルシアのデザインをコピーして作っている。
流行と商売に敏感なマドリード系の工房も極彩色を取り入れ、スペイン以外で(日本も)製作される楽器もそれらの流れから様々な色とイギリス式の象嵌で製作される楽器がほとんどになった。

ガルシア、シンプリシオにもはやインタビューすることはできないが、ガウディに影響を受けたのはおそらく間違ってはいないだろう。カタルーニャ賛歌!

ということで『現在のギターはガウディに影響されている』と言っていいでしょうか?

奇才たちが同時期にいたなんて・・・。
羨ましい限りだ。
仮に私がその時、バルセロナにいたらクワトロガッツに通い、様々なアーティストの話に
聞き耳をたてていた事でしょう。
その後のスペイン内戦は御免ですが・・・・。










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コメント 2

kohji

Kohjiです。お久しぶりです。ガウディの影響のデザインのギター。いいですねえ。実物をぜひ拝見したいものです。
by kohji (2006-10-04 15:59) 

どひ

おひさしぶりです。
FGtはじめて数ヶ月。はぁはぁいいながらがんばってます。
Y師匠に「心がここにないですねぇノリにむらがあります」
などと楽しく弾いてます(汗)。
ワタクシの1996年式の愛器は、何系なんでしょうかねぇ。
ふと、考えてしまいました。サウンドホールの象嵌のデザインは意味があるのかなぁ?
さて、冬がきますね。今年はぬかりなく加湿器フル回転で破壊されないように管理します。それと、いい日本酒が入ればお持ちしますね~
by どひ (2006-10-07 08:48) 

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