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中出阪蔵1953年作

中出阪蔵さんの1953年の楽器を修理をしている。
この楽器が不思議で、内部を見ると53年製ながら『ブーシェシステム』と呼んでいる
駒下付近でバスバーを横方向に束ねる力木が取り付けてある。
ブーシェが、この構造を採用したのが56年からなのでそれ以前に阪蔵さんが使用していた事に
なる。楽器のスタイルはハウザ−風な曲線で、裏横はメイプル、ネックは黒く着色されている。
スケールサイズは647cm。ロセッタ飾りはパノルモ風に単純なリングを束ねたものだけれど、
緑に着色されたツキ板を使っている。一見、19世紀ギターの様だけれどサイズはトーレスの
やや大きめサイズの表面積と容量だ。
セゴビアは1959年に初来日なので、それ以前でもある。
良く似た楽器でハウザーがトーレスを元にして製作したメイプルの楽器の写真を見た事があるが、
ロセッタ以外は印象として似ている。

つまり事実としてこの楽器が存在するので、ブーシェシステムと呼ばれる以前にこのバスバーパターンはあったのだが、阪蔵さんが独自に編み出したのか?ハウザー等、他の製作家で既にこのパタ−ンで製作していてたまたま阪蔵さんがそれを手本としたのか?(阪蔵さんの楽器をブーシェが見た可能性も0%とは言い切れない?)
同時期に同じ事を考えたのか?

どなたか答えを教えて下さい。

中出阪蔵さんは偉人です。





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ゆか

最近、暖かくなって来ました。初夏ですね~。ねっとさーふぃんでウロウロ…。で面白いページ見つけました~。(>y<)
http://kat.cc/26d3
by ゆか (2006-05-18 17:30) 

kohji

更新楽しみにしてました。
ロマニリョス本では、ハウザー1世とリョベートがかなり親しかったとか、リョベートの持っていたトーレスのコピーを作ったとかいう話は出ていましたね。それにしても、その頃に駒下バスバーですか。驚きです。
by kohji (2006-05-20 19:26) 

kohji

リースケのCDを聴いていて、はたと思ったのですが、
もしかして、フリアンゴメスラミレスがその構造を試していた??とか。
仮にそうだとすると、ブーシェが中出を見たのよりも、中出坂藏さんが日本に入ってきたフリアンゴメスを見たという可能性の方が...考えすぎ?
by kohji (2006-05-23 22:51) 

A,I

幻しのギター

中出ギターを買ったのは私が18歳のときで1953年で間違いありません。
当時愛媛県の田舎に住んでいました。ギターの事はまったく智識がなく30000円位いでと注文しました。新作の中出と古いスペインのギターがきました。
1回り小型で暗い茶色のかなり古いもので、1930年以前の物だとおもわれます。中出より良い音でしたが、30分位いしか時間が無く新作の中出に決めました。ラミレス。ハウザー。まさかトーレスは無いと思いますが。遠い幻です
by A,I (2006-05-30 12:12) 

ギターレガ

 セゴヴィアの初来日は1959年となっていますが、正確には1929年です。
この時にマヌエル、ラミレス作と言われているサントス、エルナンデスとヘルマン、ハウザーを持ってきたそうです。多分その時にこの楽器を宮本金八氏の弟子であった中出阪蔵氏が見ているのではないでしょうか?
 
by ギターレガ (2006-06-08 17:00) 

ギターレガ

 日本でギターを始めて作った製作家は、宮本金八氏と言う事になっていますが実際に作ったのは、中出阪蔵氏で、ラベルが宮本金八作となっている物も
中出阪蔵氏の作で、宮本金八氏はギターは作ったことは無いそうです。
この事は、私の師である故、溝渕浩五郎先生に聞いた事があります。
後日、友人が中出阪蔵氏に楽器を注文した折に、中出氏本人からも聞きましたので事実だと思います。
by ギターレガ (2006-06-11 15:39) 

ゆかちゃん

今年、私の娘が大学に入り、クラシックギターを始めました。すると私の実家の母が古いギターケースをだし、「これを使う?」と感激で泣きながら出してきたギターがありました。それは宮本金八とラベルの付いたやや小ぶりのクラシックギターで、母が若いころ習った先生から結婚祝いにプレゼントされたものだということです。
宮本金八さんは明らかにギターを作られています。
by ゆかちゃん (2011-05-26 17:48) 

ゆかちゃん

先ほどの宮本金八さんのギター、いまさら使えるのでしょうか。
修理などはどういうところでご相談すればよいのでしょうか…
娘は上手になったら使ってみたいといっているので…
by ゆかちゃん (2011-05-26 18:28) 

ゆかちゃん

しつこい様で申し訳ありません。
ギターレガさんのコメントを何度か見直しているうちにうちのも偽物かなあ、
と思うようになり、今日実家に行きましたので
母のギターをじっくり見てきました。
穴は丸く開いておらずMKをデザイン化した透かし彫り、
その穴の中のラベルには
Kinpachi Miyamoto
Tokio 1925
と筆記体で書かれていました。
娘が先週買ってきた初心者用のギターに比べると厚みは薄く、
真横から見ると何となくバイオリン的な姿にも見えなくはありません。
素人のためギターのどこを見て語ればよいのかわかりませんが、
ファニート様、ギターレガ様、どのように思われますか?
下手に修理に持って言って「贋作」笑われるだけでは恥ずかしいですし…

by ゆかちゃん (2011-05-31 18:08) 

ギターレガ

ゆかちゃん様  宮本金八1925年製作のギターのコメント大変興味
深く拝見致しました。この時宮本氏47歳中出氏19歳です。
この時代は楽器職人になるには、丁稚奉公の様な形で内弟子に入る
のが普通のようですから師匠の指示によって中出氏が製作したのでは
ないかと思います。コメントの内容から推測するとお母様のお持ちの
楽器はトーレスを祖とする現代ギターではなく、パノルモや、ラコートに
代表される19世紀ギターではないかと思われます。
誰が作ったにしても、本邦の楽器製作史上大変な資料です。
腕の確かな修理人に修理の必要性の診断を受ける事をお勧め
致します。  私事ですが、最近まで入院生活を送っていましたので、
遅くなりました。

by ギターレガ (2011-08-06 18:27) 

ギターレガ

 以前に本邦で初めてギターを作ったのは中出阪蔵氏と、
コメント致しましたが今年、現代ギター社から発行された
「ギターに魅せられて」 荒井史郎 著によりますと、鈴木
バイオリン工房を立ち上げた鈴木政吉氏の弟子の、
水野正次郎と云う人が1910年(明治43年)にラコートを
手本として作ったのが初めという事が書いてあります。
鈴木政吉氏も、1920年代にラコート型の楽器を作っている
と、書かれています。 私はこのことを知らず、大変驚いて
います。 情報の少ない時代によく製作したものだと思って
います。 また、1929年(昭和4年)に来日したセゴビアが
持ってきたマヌエル、ラミレスのコピーを中出阪蔵氏がとり
宮本金八氏の命によってギターを作ったと書かれています。
この事から、トーレス型の現代ギターをつくったのは、中出氏
が最初だとおもいます。


by ギターレガ (2011-08-06 23:11) 

ゆかちゃん

久しぶりにPCを立ち上げ、こちらにお邪魔いたしました。
ご体調はいかがでしょうか。
こちらでギターの専門家の貴重なお話を伺い、知らない言葉を検索しながら知識を増やしたいと思いつつ、なかなか記憶力がついていけません(;_;)
形については何種類かの系列があるのですね。
件の宮本金八氏のギターは母の記憶によると宮本氏と親交のあった武井守成氏を経由し、武井氏から母のギターの先生の手に渡ったのだそうです。ある方の話では、宮本氏が余技で作られたものかも…と。

当時の様子をご存知の方はもういらっしゃらないのでしょうか。
ご紹介の本をぜひ読んでみたいと思っております。
by ゆかちゃん (2011-09-21 18:55) 

ギターレガ

ゆかちゃん様 、 お見舞いのお言葉有難う御座います。今のところ体調
は悪いなりに安定しております。
 武井守成男爵を経由してとなると、件の宮本金八氏の楽器は、宮本氏
本人が作ったもののように思います。 以下は、あくまでも私の推測ですが、武井男爵はロンドンの楽器商から多くの楽器を買い付けてをり、
自身でオルケストラ、シンフォニカ、タケイと云うマンドリン、オーケストラ
を主宰していました。一方宮本氏はチェロ、ヴィオラ、バイオリン等の
製作者で、ギターには余り精通していなかったと思いますが、日本でも
ギターが作れる製作者が欲しいと考えた武井男爵が、試みに自身のもっているギターを見本として製作して欲しいと注文したのではないかと、、、
これは私の想像ですが案外当たっているかも、、、、
当時の事を知っていると思われる方、小倉俊、中野二郎、小原安正、
溝渕浩五郎、各先生方も鬼籍に入られましたましたのでもう知っている
方はいないと思います。余談ですが私の恩師、溝渕浩五郎先生も
武井男爵から譲り受けたテルツ、ギターを所有していました。
by ギターレガ (2011-09-25 17:28) 

ギターレガ

 前記の、武井守成男爵は、ギター曲も多数作曲してをり
「黎明期の日本ギター曲集」と云うタイトルで、山下和仁の演奏でCDも
2枚発売されてをり、一聴の価値があります。
古臭いと云えば、それまでの話ですが、ある種の郷愁を感じます。
武井男爵がギター独奏のリサイタルを開催したときに、同じところに
くるとひっかかり、何度か弾き直した結果、今日はギターの機嫌が悪い
と言って、一礼して舞台を下りてしまったというエピソードを聞いたことが
あります。 何とも長閑な時代だったのですね。  
by ギターレガ (2011-09-29 17:13) 

関口益照

小生のHPに亡父に対する宮本金八氏の生前の厚情を載せたのが切っ掛けで、ゆかちゃん様から個人的メールで、お問い合わせがありましたので、生前の氏の人柄を知る者として、敢えてこの場で、私なりの判断を申し述べさせていただきます。
① 父が氏に始めてお会いしたのは、1930年、22歳の時でしたが、その頃、氏は、ご子息と少なくとも一名の弟子に適宜手伝わせていたようです。ヤマハから独立していわば宮本工房を立ち上げていたと言うことです。ですから、その頃までの作品にはご子息やお弟子さんの工作が多かれ少なかれ加わっていてもおかしくありません。ストバリバリウスの多くが工房の昨品だったのと同じでしょう。お弟子さんの名は遂に聞く機会がありませんでしたが、当然、中出版蔵氏も居たことでしょうから、宮本金八製のギターが有ってもおかしくありません。
② 父が戦後、氏と再会したころは既に一人息子を亡くされ、弟子も採らずに只管、クレモナ・トーンの追求に精進されていたようです。それに、宮本氏には、息子さんや弟子達にはない、第六感のようなものがあったようです。それは、父が始めてお会いした時、氏から直説聞いたと、父の遺稿 "A Mysterious Episode of Violin" に書かれています。
③ 私自身が母と一緒に、氏や奥様にお会いしたのは、父が他界した翌年の昭和43年(1968)で、すでに90歳を超えられ、たまたま私が勤務していた会社が武蔵中原の工場に付設した富士通川崎病院に入院中の病室ででした。
④ バイオリンに関しては、まだ書きたいことは沢山ありますが、ここは、ギターの愛好家のサイトですのでこれくらいにしておきます。そういいながら、敢えて投稿したのは、氏や友人達の人柄から、間に第三者が介在しない限り、ゆかちゃん様のお母様のギターが偽者であるなどと言うことはありえないということを申しあげたかったからです。
父の遺稿 "A Mysterious Episode of Violin" を読めば読むほどいかに宮本氏が気高い精神の持ち主だったかと言うことが分かります。
by 関口益照 (2011-10-09 19:13) 

ギターレガ

 私のコメントから誤解が生まれているようなので申し上げます。
もっと早い時期に書くべき事柄だったと思いますが、私は宮本金八氏の楽器を贋作だとは決して思っておりません。弟子の中出阪蔵氏が作った
としても宮本工房で仕事をしたのならば、そこには師匠の製作に対する
方向性や精神性等が反映されていると思いますので、ラベルは宮本金八作とするのが普通の事です。 現代でも、今活躍されている製作家も
独立して工房を持つ迄は師匠の工房のラベルで仕事をしています。
此の事はギター製作の本場スペインに於いても同様のようです。
現在スペインで活躍している製作家の殆どの人が有名なホセ、ラミレス工房で、ホセ、ラミレスのラベルで仕事をしています。ごく稀に何等かの事情で独立できない製作家が、師匠の工房で自分のラベルで製作する
という例があるようです。 このような事柄からも宮本金八1925年作の
楽器を贋作とは思っておりません。誤解を招いたことは謝罪致します。
by ギターレガ (2011-10-12 17:26) 

ゆかちゃん

寒くなってまいりました。
古い話題にたびたび引き戻すようで恐縮でございます。
件のギターですが、前出の関口様にも見ず知らずの私に温かいご助言をいただいてまいりました。関口様から頂いた情報を手掛かりに何人かの方にお尋ねした結果、先月東京九段下の科学技術館にて開催された弦楽器フェアにまいりまして、そこで出会ったあるギター製作者の方に図々しくも修理をお願いする運びとなりました。大変温厚な方でご親切にしていただいております。

遅ればせながら、いろいろとご助言くださったギターレガ様に心より感謝し、深く御礼申し上げます。

ギターレガ様がどのような御方なのか、とても趣のある方と想像しております。

向寒の砌、御身お大切にお過ごしくださいませ。


PS母が屋根裏のボロボロになった段ボール箱からかび臭くなった戦後間もないパンフレットや写真を見つけたという中に、溝渕浩五郎氏のお名前のあるコンサートパンフレットも混じっていました。その時はどこかで見たお名前だなあ、と思っておりましたが、ギターレガ様の御先生でいらしたんですね!
by ゆかちゃん (2011-12-11 17:23) 

ゆかちゃん

ところで・・・
いまさらですが…
ファニート様とギターレガ様・・・
同一人物ですか?別人ですか?
別人だとすると、わたくしはファニート様のブログをお借りしてギターレガ様とやり取りをしていたのでしょうか…(;_;)

・・・と先ほどのコメントを送ってからどぎまぎとしてしまっております…

何か失礼がありましたら、どうかお許しくださいませ…


by ゆかちゃん (2011-12-11 17:33) 

ギターレガ

 ゆかちゃん様、 宮本金八1925年作の楽器、修理の運びの予定が
付いて良かったですね。
 お尋ねの件ですが、私とファニートさんとは別人です。私ギターレガは、
ファニートさんの製作する作品を一見してから、その素晴らしさに魅入られた一人です。 その高い製作技術から、きっと将来語り継がれる日本の名工になる方だと思っています。 どの様な作品が生まれるか楽しみ
なのと同時に、大いなる興味を持っています。
 向寒の折からお体大切に、良い年をお迎え下さい。
by ギターレガ (2011-12-15 17:26) 

ゆかちゃん

・・・(ToT)・・・
ファニート様、ギターレガ様・・・本当に本当に失礼をいたしました。
穴があったら入りたいような心境です。

遅くなりましたが・・・
あけましておめでとうございます。

ファニート様、ギターレガ様、どのようなお方なのか、想像するだけでますますワクワクしております。きっといつかどこかで「!!」という出会いがあることを信じております(^_^)/

4月からギターを始めた娘のサークルの定期演奏会がクリスマスにあり、
その上達ぶりに目を丸くいたしました。・・・親バカなのでしょうかねえ。



by ゆかちゃん (2012-01-06 18:41) 

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����΂�(�����˓� 2006-05-21 16:26)

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�����̂��m�点(��肿���̓� 2006-05-20 17:40)

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