《KING KONG》ある映画少年の夢 [COOL MOVIE]
**KING KONG** 評価★★★★★
2005年 ユニバーサルピクチャー提供
ウィングナット・フィルムズ・プロダクション制作

その少年こそ、あの空前のヒットシリーズ『ロード・オブ・ザ・リング3部作』の
ピータージャクソン監督その人だ。

ジャクソン監督は9歳の時にTVで観た1933年版『キングコング』がきっかけで、
映画監督を目指そうと思ったらしい。12歳の時には、シーツにNYの背景画を書き、
段ボールでエンパイアステイトビルを作り、ワイヤーとフォームラバー出作った人形に
母親の古くなった毛皮を貼り付けて既にリメイク作品を作っていたと言う。
35年後の今、本格的な映画を作れるようになった事を彼は、こう表現している。
”An Incredible Dream Come True”彼にとっても信じられないような夢が実現したと。
《ロード・オブ・ザ・リング3部作》で歴史的な大成功を収め、
(同作品〜王の帰還〜ではアカデミー賞11部門獲得)名実ともに、世界トップの
映画製作者となった彼が、まさに満を持して製作した意欲作、絶対に手を抜くはずがない!
《ロード・オブ・・・》で見せたスペクタクルに当然と期待が高まったが、その期待通り、
いや、期待以上の出来で応えてくれたと言っていいだろう。
ジャクソン監督のこだわりは尋常ではない事はよく知られている。《ロード・オブ・・・》では、
主人公達の住居に風合いを出すために建築後、1年間風雪にさらして撮影に臨んだと
言うように、今回のこだわりも微細に至った。
圧巻その1。**ジャングルの遠景**

ドクロ島と言う架空の島だが、CG合成とは言え、完璧な風景。
滝から立ち上る霧のマイナスイオンまで感じる事が出来た。
また、自在に空中を移動するカメラアイのダイナミックは、島の自然の雄大さを
感じさせてくれた。
そして、圧巻その2は、**NYの実景**

なんとCG建物をマンハッタンに9万棟も作ったらしい。しかもディテールまでも克明に
ドアや階段といった建物に付随するものや何千もの建物から立ち上る煙などなど・・・。
金と労働力をこれでもかッ!と使いまくっての大盤振る舞いは、もう、気持ちいいッ!!
舞台となった1933年当時のNYが完璧に再現されていた。
ジャクソン監督の面目躍如だ。
ストリートを行き交う人々の雑踏、そして、クライマックスのあの空中戦と、
究極のリアリティに唯々我々は、ごめんなさいと屈服させられてしまう。
キャストは、キングコング絶叫女優の3代目を襲名したのが、
ナオミ・ワッツさん。

彼女を有名にしたのは、
日本では『ザ・リング1&2』(ホラーが嫌いなので観てない。)
マニアックには、デヴィッド・リンチ監督作品『マルホランド・ドライブ』だけど、
何と言っても僕が絶賛するのは『21グラム』での彼女の迫真の演技だ。
今回もいい。何がって、やはり、キレイ。演技も良いけど、
やっぱ、単純にキレイなおねーさん好きです。
男優陣は、主人公とも呼べる映画監督役のジャック・ブラックさん。

『スクール・オブ・ロック』のクレージーな演技が採用の切っ掛けですって。
彼は、私生活も結構ロックンロールしているので、ちょっと心配だったが、
まじめな振りして、十二分にロックン・ロールしていて、やはり笑えた。
そいでもって、映画脚本家役を演じるのが、エイドリアン・ブロディさん。

『戦場のピアニスト』での繊細な演技?そのままでのやさ男ぶりは健在。
なので、母性本能を発揮したい女性は、必見です♡
そして、何と言っても主役の、キング・コングさん。

コングちゃんと呼びたいくらいカワイイでしょ?
そうなのだ。この映画で一番スゴイのは、キング・コングの表情の豊かさだ。
怒るのは大得意だけど、ちょっと悲しげだったり、嬉しかったり、
その微妙なニュアンスまでも表現できてしまっている!
ナオミ・ワッツさんとの関係が変化するんだけど、それにつれて、コングの表情にも変化が・・・。
単なるモンスター映画の枠を大きく超える、第一級のエンタテイメントだと断言しよう!
レンタルではなく、是非映画館で観よう! この作品、NOBU の★5つだ!
【注:著作権保護のために全ての写真に透かしを入れています。】
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この美しさ。チャン・ツィイーさん最高でした。チャン・イーモウ監督作品『初恋のきた道』('00)から、5年。大人の女性に成長しましたわ。アン・リー監督の『グリーン・デスティニー』('00)以降の彼女の活躍は万人の知るところだけど、(最近は日本のTVCMにも出演、知名度を更に上げた)彼女のGEISYA姿(舞台は京都なので、正確には”芸子”姿)には、ホレボレとした。
さて、この作品の主なキャストとスタッフは、以下の通り。
*キャスト*

*スタッフ*
製作 スティーブン・スピルバーグ/ダグラス・ウィック/ルーシー・フィッシャー
監督 ロブ・マーシャル('02『シカゴ』のアカデミー賞6部門獲得)
音楽 ジョン・ウィリアムズ
編集 ピエトロ・スカリア,ACE
撮影監督 ディオン・ビーブ,ACS,ASC
プロダクション・デザイナー ジョン・マイヤー
衣装デザイン コリーン・アトウッド
音楽は、ルーカス、スピルバーグ映画でおなじみのマエストロ。ジョン・ウィリアムズ氏。そして、チェロ奏者には、ヨーヨー・マ氏。二人は妖しげな雰囲気を醸しだした。また、プロダクション・デザイナーは、前回『シカゴ』のアカデミー美術賞受賞のジョン・マイヤー氏の続投で、昭和初期の京都花柳街を再現した。
『ラストサムライ』『バットマン・ビギンズ』に次ぐ出演で、もはやハリウッド俳優としてのスタンスを固めた渡辺謙さんと、大注目の大後寿々花ちゃんは、『北の零年』('04)に続いての共演で、息もぴったり。

桃井かおりさんは、ミシェル・ヨーさんを英語のセリフの先生として特訓してもらったとか。(徹子の部屋で言ってた。)その甲斐あって、本番の撮影では、二人があたかも旧知の仲のような自然な演技が出来たそうだ。
あの気だるい感じがとうとう《置屋のおかあさん》を演じる時のリアリティに繋がるとは誰が想像できたであろうか?!

工藤夕貴さんもジム・ジャームッシュ監督作品『ミステリー・トレイン』('89)に18歳で出演以来、ハリウッドを始め世界中で大活躍、英語の流ちょうさだけでなく、そのニュアンスを正確に伝える演技が随所に光っていた。

意外だったのは、役所広司さんの好演。(失礼しましたっ!)顔と心に傷を負った複雑な役どころで、日本での軽薄なプレイボーイ役からは大きく離れて、男の切実な恋を情熱的に演じていた。終始、役名の"のぶさん、のぶさん"と言う声がかかり、なんか他人事ではありませんでした・・・。(^_^;)

とまあ、さすがに総製作費1億ドル(120億円)とも言われるこの作品。これでもか!と言うほどの豪華絢爛なセットも、チャン・ツィイーさんのこの艶やかさには、かなわないでしょう。

・・・と絶賛するこの作品だが、気になるのはやはり、監督を始めとするハリウッドの連中がどこまで日本文化に敬意を払っているかだろう。愛情なくしては到底、過酷な映画づくりなど出来ないだろうが、そこはそれ、文化の違いもあるから、いつも以上にシビアに観てしまう。
やはり、いくつかが気になった。まずは、昭和初期の物語で昔を強調したかったかも知れないが、街を汚しすぎ。街が塵だらけで、薄汚れている。ハッキリ言って、小粋な旦那衆が遊びに行けたものではない!”こ綺麗でこざっぱり”と言う、この重要な日本人の感性を学習できなかったらしい。
また、アメリカ人が好きな”東洋の神秘”を強調するためのライティング。神秘さを通り越しておどろおどろしい。華やかな京の春の晴れ舞台《都をどり》が、なにやら妖しげなストリップ劇場かと見紛うばかりで、その過剰演出には正直ガッカリした。
そして、またしてもと言うか、ありえないのが、幼き《SAYURI》がゲタを履いたままお茶屋の二階に上がってしまうシーン。その撮影現場に日本人はいなかったのか?残念!
まあ、気になりだしたら、当然、日本人なら誰しも気がつく《変な日本》はあるが、その汚点を補って有り余る程の素晴らしさがこの作品にはある。
それは、花柳界で生きる事を定めとしながらも一縷の夢を諦めない気丈さを、儚さの中に表現する《SAYURI》の繊細な演技だ。チャン・ツィイー、貴女は美しい・・・・!
*ニッポン無責任BLOG予告*
来週は、ピーター・ジャクソン監督作品『KING KONG』のレヴューです!(^o^)
Good Old Days ~三丁目の夕日~ [COOL MOVIE]
ファンタスティック!!!!!!!

目にしみる〜、きれいな夕日。富士山がすそ野まで見える。昭和33年当時、東京でもこんなに優しい夕日が見られたのだろう。豆腐屋さんのラッパの音が聞こえてきそうだ。山崎貴監督、会心の傑作!!ルーカス・チャイルドの彼は、特殊効果への造詣は深いが、それを効果と感じさせない演出が全編に光った。ファーストシーンから、観客は47年前にタイムスリップしてしまう。脚本演出の上手さはこの上ないが、この作品はやはり、キャスティングの勝利であろう。
主人公の吉岡秀隆さんのトホホぶりと感動の演技は期待通り、堤真一さんは、冒頭の唐突感も次第に板についてくる熱演を披露、新境地を開拓した。感動は何と言っても、小雪さんの深みのある演技。薄幸な女のかすかな希望を湧き上がる情感で見事に表現、それは、《ラストサムライ》より、はるかに上手いのだ。演出・撮影・照明の三位一体もさる事ながら、彼女の奥ゆかしい演技は、日本人にしかできない!・・・・そういった意味では、《SAYURI》は期待できるのだろうか?チャン・ツィイーは大好きだから見てるだけで良いっちゃー良いけど・・・。

本作の大注目は、新人の堀北真希さん17歳。この人は、表情のコントロールがめちゃめちゃ上手い。絶妙な演技は大器の片鱗を見せた!今後、彼女から目が離せない!!!

今年の公開作品の中で、間違いなくベスト3に入る1本だ!
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12/13 浅草東宝で、2回目の観賞。やはり、同じところでまた
泣いてしまいました。(トホホホホホ・・・・。)
浅草は、昭和が色濃く残る街なので映画館をでても全然違和感がありませんでした。
ラッキ〜!(^.^)
ダイアゴン横丁のPUB『漏れ鍋』 [COOL MOVIE]
STARWARS Episode Ⅲ DVD -Disc2- [COOL MOVIE]
シーン158〜ムスタファーの決闘〜

メモ:著作権に配慮して、モニターに写した画像をカメラで接写してあります。
【 わずか1分足らずのシーンのために 】
26のショットからなる1,185フレーム(映画の場合1秒間24フレームだから約50秒)
のこのシーンの撮影には、次の数字を要したそうだ。
*参加アーティスト 910人
*延べ作業時間 70,441時間
これを計算すると、ユニオンの関係で彼らは基本的に1日実働7時間だとすると、1人あたり
11日間労働した事になる。意味不明な計算結果となったが、アーティストとは言っているが、
おそらく、資材を届けに来た運搬人の30分のアルバイト仕事から、1年近く編集室にこもっていた
編集マンに至るまでの総合計なのだろう。とにかく、50秒足らずのシーンを作るための、
前代未聞の膨大な仕事量である事に間違いはない。
スターウォーズ・エピソード3は、ハリウッド映画製作の集大成だ。
しかし、これは単なる1本の映画づくりの枠を遥に超えて、SWシリーズの製作自体が
1つの産業と言える。また、この産業に関わる時、どんな些細な仕事でも、この映画に関わる事が
出来る事のプライドが彼らをやる気にさせる・・・・・・。これぞ、理想的な企業運営ではないか?
ジョージ・ルーカス。
この男が1977年に提示したある一つの《 夢 》が、910人の才能を集結させ、
不平不満を言う事なく、70,441時間もの仕事を完遂させた。彼は、間違いなく、
鉄鋼王カーネギーや自動車王フォードらと共にアメリカ産業興隆の功労者の一人、
アメリカン・ドリームを実現した映画王として、後世にまで語り継がれて行くに違いない!!










